異業種交流会の作法!豊かな人脈の作リ方とは?

ビジネスシーンによく登場する「何を知っているかではなく、誰を知っているか」という格言。この言葉が物語るように、仕事において人脈によって形成される部分はとても大きなものがあります。

異業種交流会の作法!豊かな人脈の作リ方とは?

ビジネスシーンによく登場する「何を知っているかではなく、誰を知っているか」という格言。この言葉が物語るように、仕事において人脈によって形成される部分はとても大きなものがあります。

本屋に行けば、必ずと言っていいほど「人脈の作り方」系の書籍が棚に並んでいますし、ネットで「人脈」と検索すればたくさんの記事がヒットします。また、巷では人脈の作り方セミナーも多数開催されているほど……。

しかし、仕事中に外にでることがほとんどないので人脈を広げるチャンスがないと思っている方や、人脈を形成するまでには発展しないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで、誰でも手軽に実践できる人脈の作り方をご紹介します。

豊かな人脈を作り出す交流会3つの掟

 



「人脈作り」と聞いて最初に思い浮かぶのは異業種交流会のようなイベント。さまざまな業種、業態の人が集まる異業種交流会は、人脈作りには欠かせないもの。しかし、人脈の作り方がわからない人ほど「異業種交流会に参加しておけばなんとかなる」と考えている傾向があります。

さまざまな人と出会える場に出かけるのは大切ですが、むやみやたらに参加すればいいというものでもありません。人脈の作り方は、まず「どのような人と出会いたいのか、そのためにはどのような会に参加するべきなのか」ということを考えることから始まります。

1.目的に合った会を選ぼう!



世の中には「交流会」と呼ばれるものがたくさんあります。異業種交流会はその中のひとつで、ある意味、目的が最も曖昧なため、参加しやすいという側面も。しかし、目的が曖昧であるからこそ、人脈といえるほどのつながりを作るには、かなりの時間と労力が必要です。

そのため、人脈作りを進めるには、例えばお互いのベストプラクティスを語り合う会などの明確な目的がある会に参加した方が効率的といえるでしょう。まずは、自分が作りたい人脈をイメージして、その業界の勉強会やセミナー、パーティーなどに参加してみるといいかもしれません。そこにいる人は同じ目的を持って参加しているので、共通の会話を見つけやすいという利点もあります。

2.少人数制の会で「共感性」を生み出す!



「共感」は人と人との信頼関係を支える重要な要素。人脈作りにおいても、キーポイントとなる信頼関係の醸成には、共感が必要不可欠。しかし、大勢が参加する交流会では、共感を生み出すような深い話をしにくいかもしれません。

共感の種となるのは、仕事やプライベートでの失敗談や悩み、不安などといった、ちょっと深い話。大勢のパーティーではなかなか話せない深い話も、少人数でじっくりお酒を交わすことで、「ぶっちゃけてみようかな」という気持ちにもなるはず。そのため、たくさんの人と気軽に話せる会よりも、少人数でじっくりと話せる会の方が、豊かな人脈につながる信頼関係を生み出しやすいでしょう。

3.相手を利用しようとは思わないこと



人脈作りで注意しなければならないのは、目の前の人をすぐに仕事に結びつけようとしないということです。どんな人でも「利用されている」という実感は気持ちのいいものではありません。人脈が仕事につながるのは、あくまで結果であって、それが全面に出過ぎると誰もあなたと仲良くしたいとは思わないでしょう。

特に少人数の会やコミュニティーでは、ビジネスを全面に出すと敬遠されてしまいます。付き合いを続けるうちに「困ったときに頼ってみよう」と、自然にそう思えるような関係こそが本当の豊かな人脈といえます。

まとめ

 



異業種交流会などの人脈を作る場で大切なのは「どんな人と出会いたいのか?」を明確にして、その人たちが集まりそうなパーティー、交流会、セミナーに参加。できるだけ少人数制の会に参加して、信頼関係を深めるということ。そして、相手を利用しようとは思わずに、自然に頼り頼られるような関係を結ぶというのが正しい人脈の作り方です。

以上が豊かな人脈につながる異業種交流会3つの掟。人脈作りに苦労している人は、これまでの人脈の作り方を見直して、よりよい関係を築いていきましょう。

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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