『自分らしいライフスタイルを送るために、何が必要なのか』
この度、HOME'S PRESSを運営する株式会社ネクストと共同で、「都会」と「地方」ではたらく男女1000名に、仕事と住まいに関するアンケートを実施。その結果から、世の中の『働き方』や『暮らし方』の実際が見えてきました。
今回は“ひとり暮らしの人の残業時間と部屋の広さの関係”について、迫っていきたいと思います!
残業時間と部屋の広さには相関関係があった!
今回実施したアンケートの回答を分析したところ、判明した事実があります。ひとりでアパート・マンションに住んでいる人たちの場合、残業時間が長い人ほど部屋の間取りがこぢんまりしていたり、平米数が狭い物件を選んでいたのです。
「…そりゃあ、残業時間が長ければ部屋にいる時間が少なくなるわけだし、当たり前では?」と思ったあなた、ここでページを閉じるのはちょっと気が早いですよ。記事の最後まで、ぜひお付き合いください。実際の数字を見ていくことで、新しい発見があるかもしれないからです!
残業時間が長い人ほど間取りはコンパクト!
ひとり暮らしをしている人たちを、『ひと月の残業が20時間以上の人たち』と『ひと月の残業が20時間未満の人たち』に分けて、まず部屋の間取りを調べてみました。その結果『ひと月の残業が20時間以上の人たち』のなかで、ワンルーム・1K・1DKに住んでいる人の割合は65%でした。それに対して『ひと月の残業が20時間未満の人たち』のなかで、ワンルーム・1K・1DKに住んでいる人たちの割合は57%です。その差は8ポイント!多いか少ないかは別にして、やはり残業時間が長い人ほどコンパクトな間取りの部屋を選ぶ傾向にあるようです。
ちなみに、例えば『ひと月の残業が0時間』の場合と『ひと月の残業が40時間』の場合で、部屋にいられる時間(仕事をしている以外の時間)を比較してみると…。
『ひと月の残業が0時間』の場合は560時間(※計算式は参照1)、『ひと月の残業が20時間』の場合は520時間(※計算式は参照2)です。これに通勤時間が加わるので、家にいられる時間はさらに短くなります。
※参照1:ひと月の勤務日数が20日間、勤務時間を8時間で想定した場合、20日×8時間=160時間。 ひと月(30日間の場合)×24時間=720時間。 720時間-160時間=560時間 ※参照2:ひと月の勤務日数が20日間、勤務時間を8時間で想定し、残業を20時間した場合、20日×8時間+40時間=200時間。 ひと月(30日間の場合)×24時間=720時間。 720時間-200時間=520時間
そして部屋の広さは…
残業時間が長い人ほど、コンパクトな間取りを選ぶ傾向があることは分かりました。一方で、部屋の広さ自体は変わるのでしょうか? 『ひと月の残業が20時間以上の人たち』と『ひと月の残業が20時間未満の人たち』それぞれの回答から、部屋の広さを調べました。
ワンルームタイプの部屋の場合、広さは20平米未満が一般的です。そこで部屋の広さが20平米未満と回答した人たちの割合を比べて見ると、『ひと月の残業が20時間以上の人たち』は27%。一方、『ひと月の残業が20時間未満の人たち』は23%です。
ということは、やはり残業時間が長い人ほど、部屋が狭くなるという傾向は当てはまるようです。
キャリアコンパスが追加調査したところ、「家なんて仕事が終わった後、寝るために帰る場所ですよ(28歳・男性)」「残業無しで帰れた時も、飲みにいくことが多いですね。だから部屋は狭くて充分です(26歳・男性)」など、自分の部屋に対する意見を持っている人もいました。
部屋に対する満足度は変わるのか?
最後に、自分の部屋に対して満足しているかどうかをアンケート結果から調べて見ました。まず自分の部屋に対して“満足している”と答えた『ひと月の残業が20時間以上の人たち』は61%。一方、自分の部屋に対して“満足している”と答えた『ひと月の残業が20時間未満の人たち』は64%でした。しかし、不満と回答した人は『ひと月の残業が20時間以上の人たち』も『ひと月の残業が20時間未満の人たち』もどちらも11%です。
“満足している”ことへの回答には、3ポイントの差がつきましたが、不満と答えた人の割合は同じです。「そもそも部屋にいないので、部屋に対してあんまり不満ってないですね(28歳・男性」)」といった意見もあり、このことからも部屋にいる時間と、部屋に対する満足度は比例するようです。
働き方に合わせて住み方も選びたい
今回のアンケート結果から、ひとり暮らしで残業時間が長い人ほど部屋の間取りはコンパクトになり、狭くなりやすい傾向が分かりました。世の中の人たちの多くは、自分の働き方に合わせて部屋を選んでいるようです。もしもあなたが、残業時間が長いのに広い部屋に住んでいるのなら、あらためて見直しても良いかもしれませんね。部屋の間取りは狭くなっても、同じ家賃でもっと会社の近くに住めたり、繁華街に近い場所に部屋を借りられるなどのメリットを得られるかもしれないからです。
以上、この記事が、あなたらしいライフスタイルを見つける手掛かりになれば嬉しいです!
■今回実施したアンケートについて
調査実施期間:2015年8月14日~2015年8月15日
調査対象者:20代~40代までの有職者
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1000サンプル
※この記事は016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています
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