30代で悩む人生あるある「都心で働くか、地元で働くか」

30代にもなると仕事にはだいぶ慣れ、考えるのはキャリアプランや働き方。「このままこの会社にいていいの?」なんてことを思うこともあるかもしれません。

30代で悩む人生あるある「都心で働くか、地元で働くか」

30代にもなると仕事にはだいぶ慣れ、考えるのはキャリアプランや働き方。「このままこの会社にいていいの?」なんてことを思うこともあるかもしれません。

また、人生の悩みも現実味を帯びてきます。たとえば親の定年退職や結婚など……。そういった考えから、転職するにあたって「どこで働くか」が選択基準のウエイトを占めるようになってきている人も少なくないはずです。実際、都会と地元でそれぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

都心で働くメリットとデメリットとは?


<メリット>

・ビジネスチャンスの豊富さ

やはり都心は仕事が豊富。つまり働き方の選択肢もバラエティに富んでおり、好きな仕事をするチャンスには地方よりも圧倒的に恵まれやすい環境です。また、生粋の“東京人”ではなくあらゆる土地から人が集まるため、キャリアアップを目指せば、自然と同じように仕事に意欲的な人々に囲まれます。第一線でバリバリと働きたければ、刺激的な都心の環境に身をおく方がよいでしょう。

・仕事終わりの「アフター5」の充実

都心の最大のメリットといえば、交通の便の良さ。仕事終わりでも外食や買い物、習い事をしやすく、車がなくとも便利に暮らすことができます。また、流行のスポットの豊富さでは東京都心はもはや世界レベル。仕事のみならず、刺激的なプライベートを求める人は都心暮らしにこしたことはありません。

<デメリット>

・毎日の通勤ラッシュ

都心であれば、どこに住んでいても大抵悩まされるのが「通勤ラッシュ」。通勤時間が短いとしても、電車に押し込まれるストレスはかなりのものです。たとえ自動車通勤だったとしても、渋滞のストレスが付きまといます。

・人や環境のストレス

人や情報にあふれる都心では、気づかぬうちに溜まっていくストレスがあります。緑豊かな自然も少なく、気軽なリフレッシュにもひと苦労? また一人暮らしの方は、ネックになるのは家賃の高さ。人気エリアや一等地であれば、便利に暮らせるぶん、同じ間取りだとしても、地方に比べて倍以上の金額になることも。これは都心に暮らす以上避けられないものです。

地元で働くメリットとデメリットとは?


<メリット>

・地元の人間関係の継続

生まれ育った地元の濃く深~い交友関係は何よりの財産。地元を離れてしまうと疎遠になりがちなそれまでの関係も、そのまま地元で働けば継続できます。また急激な変化も少ない分、人や情報に惑わされることも少なく、時間も心も余裕のある暮らしができます。

・お金が貯まる

都心に比べ家賃が安く、物価もやや控えめな地方での暮らしは自然と節約ができそう。実家で暮らせばさらに、お金は貯まります。将来のため、やりたいことのため、貯金をするのには絶好の環境と言えるでしょう。

<デメリット>

・新しい出会いの少なさ

昔からの人間関係や環境にそのまま身を置くということは、反面、変化が少ないということ。都心に比べ、さまざまな機会も減りがち…になるのは否めません。それは人との出会いにも言えること。人脈が予想外に広がる、そんな可能性も都心に比べると低いのかもしれません。

・仕事や遊びの選択肢が少ない

都心に比べると仕事のバリエーションや働き方が制限されるのは否めません。また24時間営業のスポットがザラにある都心と違って、地元は基本的に“夜が早い”。都心ほど交通網が充実していなかったりと、遊び歩くのもちょっぴり不便が生じそう。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、最近ではそれぞれのメリットを享受できる「都心近郊、郊外」での暮らしを選択する人も増えています。また、親が暮らす地元と都心の中間地点に暮らすような人も少なくありません。都心に本社があり地元に支社や支店があるような場合は、そちらで働くという選択肢もあります。

また、最近では「ノマドワーク」「リモートワーク」など、場所を選ばない自由な働き方も注目されています。さまざまな働き方、働く場所を選べる今、「働くことの付加価値を、自分はどこに求めるのか」ということを、転職を機に考えてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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