5人に1人が「副業経験アリ」! -20代の副業の実態-

働き方や雇用形態が多様化している昨今、「副業」という選択肢が、昔より身近なものになっているのかもしれません。

5人に1人が「副業経験アリ」! -20代の副業の実態-

働き方や雇用形態が多様化している昨今、「副業」という選択肢が、昔より身近なものになっているのかもしれません。

20代の働く男女2,500人に調査した結果、全体の18%もの人が「副業経験アリ」と回答していることが分かりました。具体的に年収別の副業経験を聞いてみると、下記のような結果に……。

<年収別:「副業経験アリ」の割合>
200万円未満……25%
200~300万円未満……24%
300~400 万円未満……18%
400~500万円未満………11%
500~600万円未満………16%
600万円以上……13%

全体の傾向として、年収が低い人ほど副業をするということが分かりました。全体的に「生活の糧」として副業をしている人が多いといえそうです。一方で、本来は副業が必要ではなさそうな年収600万円以上の人も13%が副業を経験しており、副業の目的が多様化していることもうかがえます。では、どのような職種に就いている人が副業をしているのかをアンケート結果から割り出してみたところ……。

<年収別:「副業経験アリ」の割合>
クリエイティブ系……29%
事務アシスタント……26%
販売サービス……23%
建築系……21%
企画管理……20%
営業……18%
金融系……17%
モノづくりエンジニア……14%
ITエンジニア……14%
化学・食品・医薬系……12%

副業経験者は「クリエイティブ系」が最も多く29%でした。「クリエイティブ系」の人は、Webサイト制作やイラストデザインなど本業で培ったスキルを生かせる仕事が、ネット上などで個人的に請けやすいことや、休日や夜中など好きな時間にできることが背景にあると考えられそうです。他にも「事務アシスタント」「販売サービス」の職種で副業をする人が多いこともわかりました。これらの職業に就いている人は、残業が少なく、終業時間が決まっていることが多いため、副業の時間を確保しやすいという理由が考えられそうです。

逆に副業をしている人が最も少なかったのが、「化学・食品・医薬系」の人で、全体のわずか12%。次いで「ITエンジニア」「モノづくりエンジニア」系の人で全体の14%でした。これらの職種に就いている人は年収が平均的に高めであることや、社則によって副業が禁止されている企業が多いということも理由として考えられそうです。

ちなみに副業の内容としては、「イベントスタッフ」や「ポスティング」などの定番短期アルバイトに加えて、「アンケートモニター」や「オークション」、「ブログの執筆」などの、時間の融通が利くネット系の副業が多くみられました。

終身雇用の神話が崩壊しつつある昨今、会社のお給料=収入という時代は終わりを告げ、個人でさまざまな収入源を確保することがリスクヘッジにつながっていくのかもしれません。みなさんは副業をするとしたら、どんなお仕事を選びますか?

↓↓↓調査結果はこちら




※この記事は2013/09/17にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

page top