あなたは今のオフィス環境にどれだけ満足していますか?
「よし!今日もがんばるぞー!」とやる気が湧いてくるようなデスクであればいいのですが、窓から遠くて時間の経過が感じられなかったり、モノトーンと直線づくめで無機質すぎたり、乾燥しすぎていたり…そのような環境では、自分の持っている力を存分に発揮できていないかもしれません。
そんな場合、デスクにほんのちょっとでも観葉植物を置いてみるだけで、気分も空間もガラリと変えられるのでオススメです。
観葉植物は、ひときわ美しい亜熱帯の植物たちをヨーロッパ人が持ち帰って繁殖させたものがはじまりですが、いまではコケ類、サボテン、エアープランツなど、様々な自然環境で育まれた個性豊かな顔ぶれが魅力です。
共通しているのは、1年中緑を楽しめることと、それぞれ異なった生育環境を好むこと。そして、マイナスイオン濃度を上げてくれたり、湿度を調整してくれたり、有害物質を取り込んで空気をきれいにしてくれたりと、生きている植物ならではの効果を期待できることです。
あなたにピッタリの植物を選んで、オフィスで気軽にグリーンライフを始めてみませんか。その際、賢く選ぶコツをいくつかご紹介します。
オフィスでもへこたれない、タフな植物を選ぶ
一般的に言って、オフィスビルの室内は空気が乾燥しがちで、通気性が低め。植物にとってはなかなか手強い環境です。ですから、なるべく頑丈な植物を選ぶのが最大のポイントでしょう。
多肉植物、サボテンや、サンスベリアなら、葉に厚みがあって水分をたっぷり蓄えられるので、オフィス環境との相性は抜群。フォルム、色、大きさがバリエーション豊富なので、あなたのお気に入りを見つけてみてください。
席が窓辺から遠ければ、なるべく緑の濃い植物を選びましょう。濃い色は葉緑素をたくさん含んでいる証拠。比較的少ない光でも成長できます。
反対に、「斑入り」と言って、葉に白や黄色などの明るい模様が入っている植物は、明るい場所が大好きなので避けたほうが無難です。
お金をかけない
小さな植物から始めましょう。最初から立派な鉢植えを買っても、枯らしてしまってはモチベーションが下がるだけ。
まずは100円ショップなどで気に入った植物を探してみるのがオススメです。
かわいい植物を見つけたら、家にあるものに植え替えてみるのも愛着が湧くポイント。
たとえば、使っていないマグカップや、欠けてしまった湯飲み、頂き物のガラス容器など、相性のいいものに植え替えてあげてみてください。ビビッドな配色なものを選べば、テンションも上がります。
ハイドロカルチャー(水耕栽培)がオススメな理由
土を盛った器をデスクに置くのには抵抗がある…という方にオススメなのが、ハイドロカルチャー。ハイドロカルチャーとは、簡単にいえば本物の土ではなく、その代わりとなるものを使用して植物を育てる方法のことです。
人工で作られた粒上の土であるセラミスや、ハイドロコーン、超吸収性ポリマーなど、本物の土の代わりにいろいろな素材を使えるのがセンスの見せどころです。
土を使わないので虫が湧くこともありませんし、水やりの頻度が高くなく、お手入れが簡単なのも魅力的です。
植え替えの手順はこのとおり。吸水性の優れた素材(この場合はセラミス)、水耕栽培用の苗と、お気に入りの鉢(底が空いていないもの)を用意します。
セラミスで鉢に八分目まで満たし、その上に苗の根をやさしくほぐしながら置きます。最後に、上からセラミスを足して安定させます。
これで出来上がり!全体がしっとりするぐらいの水を与え、霧吹きで表面を湿らせます。
絶対に役立つ秘密道具
植物を育てるうえで役に立つのが霧吹きとピンセット。霧吹きは、乾燥しがちな室内で水を補ってあげるのに最適です。
シュシュッと水のヴェールをかけてあげるだけで、葉が生き生きとして輝きが増しますし、こちらの気分もリフレッシュできること間違いなし。ピンセットは、枯れた葉や小さなゴミを取り除くのに重宝するので、持っておくと便利です。
光、水、空気の3点セットをそろえてあげる
室内で植物を育てるために重要なのは光と水と通気性です。案外水をあげ過ぎてしまうことが多いので、植物の状態を時々チェックして、表面の土が乾いているようならたっぷり水をあげましょう。
暗めのデスクでは充分に光合成できないかもしれませんが、どうしても…という場合は植物ライトを照らしてあげるのもミソ。
植物は動いていないように見えても、毎日ちょっとずつ変化しています。その着実な変化を感じつつ一緒に成長していけたら、オフィスライフもぐんと楽しくなりそうですね。
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