上司・参加者から褒められる幹事力。10個のポイントを押さえれば、忘年会・新年会も怖くない!

多くの社会人にとって慌ただしい季節、12月。「師走」という言葉のように、社内を慌ただしく動き回っている人も多くいることでしょう。

上司・参加者から褒められる幹事力。10個のポイントを押さえれば、忘年会・新年会も怖くない!

多くの社会人にとって慌ただしい季節、12月。「師走」という言葉のように、社内を慌ただしく動き回っている人も多くいることでしょう。

なるべく年内の仕事は年内に終わらせたいところですが、20代の社会人は仕事以外にも、ある行事の準備を進めていけなければなりません。

ある行事とは、そう忘年会・新年会です。

みなさんは、幹事力という言葉を知っているでしょうか?「幹事力」とは読んで字の如く、飲み会の幹事としてのスキルです。「なぜ突然そんなことを?」と思ったかもしれませんが、社会人にとって「幹事力」はとても大切なスキル。

一般的に、「幹事ができるやつは仕事ができる」と言われており、幹事として力を発揮すると、上司からの信頼を得たり、もしかすると今後の出世にも影響を与えるかもしれないのです。

とはいえ、幹事力を見せるためには、一体どこに気をつければいいのでしょうか?お店選び?席順?それとも催し物? 意外と知らない人が多いと思います。

そこで、幹事で悩めるみなさんに向けて、どこに気をつければいいのか、問題が起こりそうなシーンを元に、考えていきたいと思います。

何から始めればいい?~前日までの準備編~

 

シーン1「おいおい、どこまで歩かせるんだよ!」

 


忘年会では会社の上司など、目上の方のことも考えなければなりません。さらに、忘年会ともなれば気温は低いので、駅から遠い居酒屋は到着する前に嫌になってしまいがち。

駅から近い居酒屋が良いことは誰もが知っていると思いますが、徒歩何分以内が適切なの?と思いませんか。30代のビジネスパーソンに聞いてみたところ、目安は駅から3分以内とのこと。

ただし、徒歩3分以内の居酒屋はすぐに予約で埋まってしまいがち。お店を抑えるためには、かなり前から準備することが必須です。

シーン2「忘年会だよ!?もっと特別にしなくちゃ!」

 


実際に駅から3分以内で居酒屋を検索してみると、チェーン店が多く引っかかるかと思います。ですが、チェーン店は値段がリーズナブルな点を除いては、メリットがあるとは言い難いです。

ここで幹事力を見せるには、特別感のある居酒屋を選ぶこと。特別感があれば、多少駅から遠くても「こいつ、よく調べているな」と感じてもらえるでしょう。
例えば、冬にあえての屋形船など。せっかくの忘年会ですから、いつでも行けるチェーン店ではない場所を予約すると、あなたの幹事力を見せることができるでしょう。

シーン3「え、こんなもん?下見はしたのか!?」

 


居酒屋で一番重要なところと言えば、美味しいご飯とお酒、雰囲気ではないでしょうか?ここが残念な結果になってしまっては、いくら駅から近くて特別感があっても、参加者からの評価は最悪です。

そのためにも、そのお店のことを多少の下調べをしておくことが大切。料理とお酒の数が少ないと、「なんか物足りないなー」と感じさせてしまいかねません。

できれば、調べるだけでなく、下見に行くことをお勧めします。

シーン4 「この開始時間じゃ、間に合わないよ!」

 


忘年会は会社で行う行事のため、普段は話さない他の部署の人とも連絡を取る必要があると同時に、多数の人と連絡を取り、日程から時間までを調整しなければなりません。

ここで注意しておきたいのは、開始時間。自分の部署のことだけであれば、何時くらいに業務を終了することができるのか、おおよそ判断できるかと思います。しかし、他の部署はどうでしょうか?きちんと情報を集め、開始時間を決定しなければ、部署丸ごと来ないなんてことになりかねません。

開始時間はそれぞれの部署を考慮して、慎重に決めなければならないでしょう。

シーン5「そんなに持ってきてないよ・・・」

 


忘年会が一次会では終了しないというのは、鉄板のお約束。二次会が予定されているにもかかわらず、一次会の会費が少し高くなってしまうと、二次会にまでお金を回すことができなくなってしまいます。その結果、行きたがらない人が続出……なんて事態も考えられます。

そこで多くの人が来やすくなる、すなわち、その後の二次会にも参加できるような金額設定を心がけましょう。まずは、人が来てくれないと話になりません。

幹事としての腕の見せ所~当日編~

 

シーン6「後ろが詰まっているのに、座る場所が・・・」

 


忘年会は、普段飲みに行くメンバーとは異なり、上司に気を使わなければなりません。特に居酒屋の席順は、「どこに座るのか?」「あの人の隣には誰がいいのか?」といったように、席に座るまでに時間を要していては、せっかくいいお店を予約しても、台無しになってしまいかねません。

もちろんお店の入り口に立ち、来る人に挨拶することも大切ですが、席順に悩んでいることを感じたら、進んで席を指定できるのが優秀な幹事と言えるでしょう。もしくは、事前に席順を決めてしまいましょう!

シーン7「今日は無礼講だから、楽しく飲もうよ!」

 


忘年会が始まると、上司から「今日は無礼講だから楽しく飲もうよ!」と声をかけられるでしょう。上司のふいな一言に幹事としての役割を忘れ、お酒を飲むことに没頭してしまうかもしれませんが、それでは幹事失格!

幹事たるもの、場がスムーズに進行することを第一に考えなくてはなりません。自分が飲むのではなく、周りの人たちに飲んでもらう。そのためにも、空いたグラスは片し、料理・飲み物が足りていない場合は注文を行うようにしましょう。

こういう細かい部分に気が配れてこそ、幹事力が高いというものです。

シーン8「まだトイレ空かないの?」

 


大人数で飲み会をしている時に、ぜひとも気をつけておきたいのは、トイレの数。トイレの数が足りてないと、列をなし、女性の場合は、いつまでたってもトイレに入ることができない事態に陥ってしまいます。

これでは、化粧直しをする女性社員からは「配慮が足りない」と思われても仕方がないでしょう。トイレの数も、きちんと押さえておきたいポイント。

シーン9「この後どうします?」

 


シーン4でもお伝えしたように、忘年会で二次会は必須です。そうです、一次会が終わっても、幹事の仕事は終わりではありません。。

そこで、一次会が終わりそうなときに、一人でに二次会のことを調べておきましょう。また、その時の流れを読むことも大切であり、やみくもにお店を決めてはいけません。

飲み会の会費は先に貰っておき、滞りなく会計をする。そして、二次会のお店にも目星をつけておけば、あなたの幹事力は相当高く見えるでしょう。

特別編

 

シーン10「ちなみに・・・何から始まるの?」

 


忘年会とは会社での年内最後の締め会であり、参加しなければならない雰囲気が漂っているのではないでしょうか?ですが、中には参加したくない人も当然います。参加を促すことは簡単ですが、ここではいかに断りやすくしてあげられるかが問題になります。

忘年会を誘った時に、「ちなみに・・・」と相手が話し始めたら「ああ、行きたくないんだな」と汲み取ってあげ、しつこく誘うのはしないようにしましょう。

この断りやすくしてあげることは、非常に難しく、これがうまくできれば、幹事をしても怖いことは無くなるのでは?

幹事力は身につけておいて損はない


幹事をするということは、人を楽しませたり、当日スムーズに始めさせたり、様々ことに気を使いながら進行しなければなりません。これは、会社に置き換えると、お客様を満足させることや、期限までにきちんと終わらせることではないでしょうか?

だからこそ、何となく幹事をしてしまっては、仕事も頼られなくなってしまうでしょう。忘年会は年に一度しか行われないもの。しっかりと準備し、幹事力を見せつけてみてはいかがでしょうか?


※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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