人気の理由はコレだった! 20代が働きたい企業ランキング2017

あなたはもし、今すぐ転職できるとしたらどの企業で働きたいですか? 何を基準にその企業を選ぶのでしょうか?

人気の理由はコレだった! 20代が働きたい企業ランキング2017

あなたはもし、今すぐ転職できるとしたらどの企業で働きたいですか? 何を基準にその企業を選ぶのでしょうか?

今回のはたらき世論調査では20代が働きたい!と思う企業を、5,000人のビジネスパーソンの中から20代をピックアップし、総合、そして男女別にランキングにしました。それぞれ企業を選んだ理由についても迫ります。

人気の企業はそれぞれどんな魅力があって、20代のビジネスパーソンを惹きつけるのか、一緒にのぞいてみませんか?

もっと詳しく「転職成功者が選ぶ人気企業のデータ」が知りたい方はDODA転職人気企業ランキング2017をご覧ください。

20代全体で人気の企業はココ!

 


総合ランキングの結果を見ると、20代はオリエンタルランドや明治、資生堂など、身近なサービスや商材を扱っている企業が10位以内に入っているのが特徴的なことが分かります。自分自身と普段から接点が近いからこそ、そのブランド力や商品の良さを知り、「ここで働いてみたい」「商品開発に携わってみたい」20代はそんな思いを喚起させるのかもしれません。

そして1位と2位は不動の人気を誇るトヨタ自動車とグーグル。両社とも世界の最先端をいく企業であり、働き方改革にも力を入れています。

トヨタ自動車は昨年8月にほぼ全ての総合職に対し在宅勤務を導入し、大きな話題を呼びました。また組織体制を見直したりと、全社一丸となって独自の「仕事の進め方改革」を行っています。会社の規模もさることながら、このように変化をよしとする社風があることが支持される理由なのではないでしょうか。

また、グーグルは自社で開発した“究極の最速仕事術”と呼ばれる「スプリント」や、マインドフルネスプログラムを取り入れるなど、グーグル流の効率的な仕事術を敷いた上で成果を挙げています。

それぞれの会社が上位に選ばれた理由として「世界的な企業だから」や「世界をリードしている」、「働きやすそう」というような声が多く挙がっていました。

全体的にワークライフバランスが重要視されている今、安定性があって充実した福利厚生と整った設備で働ける環境、そして勤務形態の自由度が大きい企業が選ばれているようです。

20代男性はIT系やメーカーが人気

 


20代男性が選ぶ人気企業ランキングのトップ3は総合ランキングと相違はありませんでした。女性とのランキングで大きく違うところはヤフー、日本マイクロソフトなどの大手IT企業と、Apple Japanやコニカミノルタ、任天堂、本田技研工業(HONDA)などものづくりに力を注ぐメーカーの上位ランクインが目立つところ。

Apple Japanが選ばれているのは「社内のリソーシングがうまく、生産性の高い仕事を実現する手段を進めているので」「ユーザー視点で物事を考える最上級の会社だと思うから。社員も生き生きとしている」「突き詰めたものづくりができそう」など、今は亡き奇才、スティーブ・ジョブズが残したものづくりへの飽くなき探究心や情熱が現在も企業文化として根付いていることが魅力のよう。

注目したいのは「ホワイト企業」としてその名を広める未来工業。1965年創業の建築用資材メーカーですが、近年ユニークな経営で多数のメディアに取り上げられています。「休みがしっかりと取れるのに業績を上げているから」「スキルアップのための勉強をするときに補助が出るなど、ホワイト企業として有名だから」という意見が挙がっているように、社員を優先して考えられた企業文化が「働いてみたい」という思いを喚起させているのでしょう。

確固たる経営理念と最先端技術の中でものづくりができる環境があること。スキルを習得したい、自分自身を成長させたい、世の中を変えてみたい。そんな思いから選ばれた企業が多いように感じられました。

20代女性はライフステージに合わせて会社を選ぶ

 


20代女性が選んだ人気企業ランキングを見てみると、総合や20代男性とはまた少し違った結果となりました。オリエンタルランドがトップ3に入り、スターバックスコーヒージャパンやサンリオ、サントリーなどこのランキングでランクインした企業も目立ちます。

オリエンタルランドを選んだ理由として「ディズニーが好き」「お客様を喜ばせたい」そんな声が多く挙がり、徹底したおもてなしの精神や人を感動させること、完璧な世界観が女性の心をつかんでいるといえるでしょう。また、サイバーエージェントやスターバックスコーヒーなど、若者に人気のあるサービスやブランドも20代女性から人気を集めていることが分かります。

上位にグーグルや資生堂などの企業が選ばれているのは、何と言っても「女性にとっての働きやすさ」があること。資生堂は育児休暇や時短勤務などをいち早く取り入れた企業で、女性に優しい会社としても知られています。特に女性はライフステージが変わるとともに、働き方もそれに伴って柔軟に変化させなくてはなりません。子育てなどに対して会社の理解があることは、育児と仕事のバランスを保つことの実現につながるため、転職を検討する際の大きな基準となるのではないでしょうか。

まとめ


国全体を挙げて労働時間や雇用形態、ワークスタイルの見直しを進めるなど、働く環境が大きく変革しつつある現在。そんな中で20代の多くが企業に求めているのは、自分らしく働ける環境があること。そして仕事へのやりがいが見いだせること。

あなたは今、自分が働きたい場所で働けていますか?


<調査概要>
対象者:22?59歳までのホワイトカラー系職種の男女

雇用形態:正社員

調査手法:ネットリサート会社を利用したインターネット調査

調査期間:2017年3月25日~2017年3月29日

調査方法:投票者が転職を希望する企業を自由形式で1位から3位まで記入し、持ち点10ポイントの中からそれぞれの企業の志望度合いに応じて自由にポイントを振り分け。ランキングは振り分けられたポイントの合算値が多い順に作成。

回答数:5,031件

総得票数:9,888件

※上記から22~29歳までの回答をピックアップしてランキングを選定しています。



※この記事は2017/06/05にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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