南国「沖縄」で働きたい…を夢で終わらせない方法

一般的に働きざかりとされる20代。でも「温暖な南の島でのんびりと働きたい!」と憧れを抱いた経験ありませんか?

南国「沖縄」で働きたい…を夢で終わらせない方法

一般的に働きざかりとされる20代。でも「温暖な南の島でのんびりと働きたい!」と憧れを抱いた経験ありませんか?

転職サービスDODAの「転職理由調査2013年下半期」によると、都会から地方に移り、定住して働く「Iターン」を選択するケースが増えているのだそう。
従来、地方に転職する場合、「農業」や「漁業」などの第一次産業に働き口を求めるケースや、その都道府県内で規模の大きい企業に働き口を求めるケース、また自身の経験や興味を生かして「起業」や店舗の「開業」などが一般的とされていました。

IT業界の「サテライトオフィス」で働くという新たな選択肢


しかし、最近ではIT業界を中心に地方にサテライトオフィスを持つ企業も増えてきました。実際に沖縄県では、国内外の情報通信関連産業の一大拠点になることを目指し「沖縄IT津梁パーク」を開設。同拠点は、将来的に8,000人の新規雇用の創出を目指して企業を誘致しているそうです。

このように南国・沖縄でも働くためのインフラが整いつつあるようなのです。

「Iターン」を選択した場合のメリット・デメリット


こうした潮流の中、ERPパッケージ(統合業務パッケージ)ソフトの世界的ベンダーから、沖縄に拠点を置くIT企業・株式会社レキサスに転職した常盤木(ときわぎ)さんは「国内IT業界の人材の大多数が東京にいる現状があるため、地方からもITを盛り上げ、世界を見据えた挑戦をしたかった」と「Iターン」への決意と志を持って転職したと言います。

では、常盤木さんは沖縄で働く魅力をどんなところに感じているのでしょうか?

沖縄が持つ「助け合いの精神」が社風にも影響を


「沖縄には、助け合いという意味を持つ『ゆいまーる』の精神があることが魅力ですね。私が転職した企業でも、役職に関係なく完全にフラットに意見を言い合えるカルチャーがあり、まるで家族みたいな環境で働くことができています。また、沖縄ならではの豊かな自然環境も都会で仕事をしていた方には新鮮に映ると思います。オフィスから数分でマングローブの森があったり、休みの日はコバルトブルーの海を眺めてリラックスしたり、そんなONとOFFの切り替えもしやすいのが沖縄の魅力ではないでしょうか」(同)

一方の地方で働くデメリットや難しさは何かあるのでしょうか?

オン・オフ問わず地域コミュニティーの付き合いを大切に



「車がないと生活には不便ですね。私の場合、東京や他の地方を行ったり来たりしているので、オフィスから近いゲストハウスに部屋を借り、空港への移動はタクシーを利用しています。また、地方=のんびりという印象もありますが、慣れない土地での生活は意外と多忙に感じるかもしれません。例えば、お祭りなど地方自治体の取り組みへの参加や近所付き合いも都会より多くありますし、そういった付き合いを楽しめる心の余裕があるといいですね。まずは、旅行やインターンとしてこちらに来てみて実際の雰囲気を体感してみるのもおすすめです」(同)


なるほど。このように、実際に地方で働くメリット・デメリットをきちんと考慮すれば、自分らしいライフスタイルを実現する選択肢の一つとして、南国・沖縄などへのIターンもアリといえるかもしれませんね。


関連リンク
DODA:「転職理由調査2013年下半期」
琉球新報:人口150万人目標 県が増加計画策定
DODA:株式会社レキサス
DODA:沖縄IT津梁パーク


※この記事は2014/02/24にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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