嗅覚をフル活用して仕事の効率をアップ!集中力を高めるおすすめアロマ

姿、音、におい、手触り、味。

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姿、音、におい、手触り、味。

わたしたちは常に“五感”に頼りながら、わたしたちを取り巻く環境から情報を得ています。カリフォルニア大学リバーサイド校のローゼンブラム教授(Dr. Lawrence D. Rosenblum)の研究によれば、それぞれの五感から得られる情報の割り合いはこのようになっています。

視覚83%
聴覚11%
嗅覚3.5%
触覚1.5%
味覚1%

いかに目と耳に頼って情報収集しているかが、よくわかりますね。

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これによれば、嗅覚によってもたらされる情報の割り合いはわずか3.5%。しかし、おもしろいことに、五感の中で嗅覚だけが脳の辺縁系という、感情を司る部分に直結しているそうです。

そのため、鼻で嗅ぎ取ったにおいは必ずといっていいほど感情的に判断され、“よい”匂いか、“いやな”臭いに分類されます。そして、脳とダイレクトにつながっている分、嗅覚から得る記憶は薄れにくいとも言われているのです。

ということは、嗅覚を使って脳を効果的に刺激する方法を学べば、“よい”匂いで沈みがちな気分を上向きにしたり、リラックスしたり、集中力を高めたり…といろいろ役立てることができそうですね。

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アロマでオフィスライフをもっと快適に



嗅覚を使って脳を刺激する代表的な方法が「アロマテラピー」。

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。

公益社団法人日本アロマ環境協会 ホームページより引用
(https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/) 2018年10月11日アクセス



アロマと聞くと、リラックス効果ばかりをイメージしてしまいがちですが、健康や美容に役立たせることもできるのですね。オフィスで有効活用すれば、仕事の効率を上げたり、仕事環境をより快適なものにできそうです。

では、具体的にはどのように使えばいいのでしょうか。

東京都内で整体サロンを経営している千葉紘子さんは、整体とは別にアロマオイル愛好家という顔も持ち、ふだんから生活の様々なシーンにおいてアロマを取り入れています。そんな千葉さんにアロマの効能や、ちょっと小技の効いた使い方を聞いてみました。

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集中力アップ!が期待できるアロマ6選

 

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眠気や倦怠感を感じ、なんだか頭がスッキリしない…という場合は、「柑橘系やペパーミントのアロマがおすすめ」だそう。

逆に、エネルギーがありすぎて注意が散漫になってしまったり、気が散ったり、いろいろな考え事が矢継ぎ早に浮かぶような場合は、交感神経が優位になっていて興奮状態になっていることが多いのだとか。
そんな時には、草木の香りで森林浴をしているかのように少し頭を落ち着かせながらも、リラックスしすぎないユーカリやローズマリーがおすすめです。

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オフィスでの効果的な使い方



職場でアロマを使うときは、まずまわりの人への配慮が第一です。香りはどうしても広がってしまうもの。アロマが好きではない人や、使う香りの好みが合わない人が近くにいる場合は、“スメルハラスメント”にもなりかねないので細心の注意が必要です。

デスクで香りを炊きづらい場合は、ハンカチや厚手の紙にアロマオイルを1~2滴垂らして、鼻の下で仰ぐというやり方も。その際、オイルを直接肌に触れさせたり、多量のオイルを含ませたりすると、作用が大きすぎて逆に調子が狂ってしまう恐れもあります。鼻には近づけすぎず、ほのかな香りを楽しみましょう。また、ハンカチにはシミがついてしまうかもしれないのでご注意を。

ここで、千葉さんの達人テクもご紹介しましょう。お好みのエッセンシャルオイルを少し多め(2~4滴)に厚手の紙に垂らし、小分け袋に口を閉めないまま入れてハンカチの間に挟んでおきます。そうすることで、会社に着くころには香りがハンカチに移って、持続する香りを楽しめるそうです。

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また、専門店などで販売しているアロマペンダントを使うのもおすすめです。肌が乾燥するこれからの季節には、好きなオイルが香るハンドクリームを使うだけで、気分が華やいで元気が出そうですね。

アドバイザー情報


千葉紘子

合同会社CHAIB(チャイブ)代表。営業、一般事務、子供向け英語教室講師などを経て、社会へ「おもてなし」がしたい、日本が誇る「おもてなし」ができる人を育てたいという想いから、2014年に同社を設立。自身の経験をふまえ、身体の健康が全ての土台という考えのもと、整体サロンのフランチャイズ経営をスタート。地域の方々の健康をサポートしながら、スタッフの育成に力を入れている。
https://www.chaib.co.jp/index.html

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