伸びしろに期待!? 使い道が気になる20代の2017年夏のボーナス事情!

6月は5月と違って祝日がなく、どんよりした梅雨の天気も相まって「なかなかモチベーションが上がらない…」と、落ち込んでしまいがち。

伸びしろに期待!? 使い道が気になる20代の2017年夏のボーナス事情!

6月は5月と違って祝日がなく、どんよりした梅雨の天気も相まって「なかなかモチベーションが上がらない…」と、落ち込んでしまいがち。

そんな中、私たちの希望ともいえるのがなんといっても夏のボーナス! 旅行や買い物など、使い道を考えて今か今かと待ち構えているビジネスパーソンも多いはず。

気になってくるのが、今年度もらえるボーナスの額だけでなく、同年代のビジネスパーソンたちの支給額や使い道。そこで今回、キャリアコンパスでは全国の20代のビジネスパーソン男女300人を対象にボーナスに関する調査を実施しました。 みんなのボーナスに関するさまざまな声を聞いてみましょう!

昨年の支給額平均は約21万円! 使い道の半数は“貯金”に


まず、みんなの昨年の夏のボーナス支給額はどれぐらいだったのでしょうか。


2016年夏の支給額平均は全体で約21万円でした。女性平均は約18万円だったのに対し、男性は約24万円と、男女でおよそ7万円も支給額に差が出ています。

最も多かった回答は「ボーナスはない」で3割以上(36%)。ボーナスをもらえた人の場合は「20万円?30万円」が最も多い回答になっています。

ボーナスの平均支給額は基本給の2~3カ月ぐらいのケースが多いようですが、20代ではまだそこまで届かないことがほとんどのよう。また、勤めている企業によってはボーナス制度そのものがないことも。そう考えると少額でももらえるなら!と前向きに考えたいものです。

20代の平均年収自体は354万円と、わずかではあるもののアップの傾向にあるので、今年のボーナスは去年より少しでも期待したいところです!

では、支給があったビジネスパーソンたちの、気になるボーナスの使い道は?


男女ともに半数以上は「使わずに貯金」と答えています。夏休みを目前とし、ワクワクうれしいボーナスをもらえたとしても、20代の財布のヒモは固い傾向にあるようです。「将来が不安」と答える若者が多い今、ボーナス全額を堅実に貯金や定期預金に回す現実的なビジネスパーソンが多いことが分かります。

貯金以外では、女性は「旅行やレジャー」、男性は「服やPC機器など欲しかったものを買った」という使い道がそれぞれ最も多い回答となりました。女性は服などには普段から気を配りつつ、ボーナス時は「自分へのご褒美」として旅行にお金をかけるのに対し、男性は貯金に充てた残りのボーナスで、普段では手を出しにくい大きな買い物を楽しむ傾向があるのかもしれませんね。

気になる2017年夏のボーナス。でも期待は低め?


それでは、2017年夏ボーナス事情について迫っていきましょう。


夏のボーナスが「出る予定」と答えた人は女性では約7割(68%)、男性では約9割(88%)。男女で比較した場合、男性のほうがボーナスをもらえる割合が約2割も高いことが明らかになりました。今回の調査では「派遣・契約社員」の女性回答者が男性よりも若干多く、そのためこの結果になったと考えられます。同じ会社に勤めていても、雇用形態の違いで金額の差は大きく開きそうですね。

また、今夏の理想ボーナス支給額の平均は男女ともに34万円程度と答えています。2016年夏のボーナス平均支給額が約21万なので、理想の額は約1.5倍。現実は理想の支給額にはまだ遠く、20代のビジネスパーソンが満足するには足りない印象です。多くの20代にとっては今後のボーナスの伸びしろに期待、というところでしょうか。


今年の夏、ボーナスが出る予定と答えた224人のうち、「使う予定がある」と答えたのは男女ともに約5割ほど。「どれくらい使いたい?」という質問では女性の理想は約11万円、男性は約13万円という回答になりました。

実際の支給額に関しては「昨年とさほど変わらない」と答えた人が男女ともに約3割。昨年と同じか昨年以上の金額をもらえると見込んでいるビジネスパーソンが多いようです。

「ボーナスに期待していない」「そもそもボーナスがでない」と答えた人の割合は男女ともに半数近く、全体として今年のボーナスへの期待値はあまり高くないようです。年間を通しての仕事に対するモチベーションを左右しうるボーナスですが、今年はビジネスパーソンの多くがボーナスへの希望が薄いという結果に。

現状に不満あり!? 特に女性は転職先にボーナスを期待


全体的に今の会社へのボーナスの期待値は低めであることが分かりましたが、もし転職を考えたとき、ボーナスの有無はどれぐらい重要視されるのでしょうか?


この質問では、「とても重視する」「まあ重視する」と答えた人が約6割。半数以上にとって、ボーナスが働く上でのモチベーションになるようです。ボーナスは自分の頑張りが評価されたもの、そう考えるとその気持ちも納得ですよね。

「あまり重要視しない・まったく重要視しない」と答えた人は全体で2割未満。金銭的な成果は二の次で、やりがいや経験、自己成長をかなえることを転職の主軸に置いた20代ならではの意見が感じ取れます。

最近の傾向として、副業やダブルワークを解禁する企業が少しずつ増えてきています。もし転職によってボーナス分の収入がダウンしても、副業によってそれを補填(ほてん)するような働き方にもトライできることが「やりがい」重視の転職を後押しすることにつながっているのかも。

まとめ


本来なら待ち遠しくてたまらないボーナス。どうしても堅実にならざるをえない現状ですが、これからステップアップを目指し自分たちのボーナスに期待するビジネスパーソンが多いようです。 では、今年のみんなのボーナスの使い道は? ボーナスをもらえない方の本音は? 20代のリアルな本音をお届けするべく、「今年の夏のボーナスに対し、言いたいひとこと」をご紹介します。


<調査概要>
【対象者】20歳~29歳のホワイトカラー系職種の男女
【回答人数】300名
【雇用形態】有職者(個人事業主、自営業、パート・アルバイト、学生、主婦、無職は除く)
【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
【調査期間】2017年4月19日~2017年4月21日
※記事中の割合データは、複数回答・四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。


※この記事は2017/06/01にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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