初めての相手に“デキる!”と思わせる飲み会マナー -キャラクター別対策編-

前回はコミュニケーション専門家の植田愛美さんに、歓迎会の1次会序盤から2次会までの時間ごとに正しい立ち居振る舞いについて教えてもらいました。

初めての相手に“デキる!”と思わせる飲み会マナー -キャラクター別対策編-

前回はコミュニケーション専門家の植田愛美さんに、歓迎会の1次会序盤から2次会までの時間ごとに正しい立ち居振る舞いについて教えてもらいました。

今回は視点を変えて、上司のキャラクターごとに適切な会話アプローチを伝授! これを覚えれば、今度の飲み会で「デキる新人」という印象を抱いてもらうことができるかもしれせんよ!

上司のキャラクター別会話ポイント

~よく喋る社交的な男性上司~


例外なく、人は「話したい欲求」をもっています。それを引き出すため、とにかく相手に対して質問することです。そこで過去の功績を話すような上司はとりわけ「話したい欲求」が強い人です。相手の自尊心をくすぐるような質問が効果的です。

~寡黙で、仕事は仕事とわきまえてこなす上司~


規律を重んじるタイプなので、節度がない人や“無礼講”する人に嫌悪感を覚えます。また必要以上に話しかけられたり、ノリを押し付けられたりすることにも抵抗があるので、このタイプの上司には、頭を下げて「仕事についていろいろ教えてください」というような礼儀をわきまえた態度で臨んでいけば、好かれることは間違いありません。

~あなたより年下で、その部署に長くいる上司~


能力主義の「上から目線タイプ」の年下上司には、年齢に関係なく立てるよう振る舞う方が得策です。逆に「謙虚な年下タイプ」には節度をわきまえつつ、苦労をたたえるような会話を展開したり、「○○ですよね~。実は私も……」と共感のトークと自己開示をして、心を許してもらうようにするといいでしょう。

他の社員に差を付ける「デキる自分」の見せ方は?


以上が歓迎会、そして飲み会全般における簡単なマナーですが、どんな場面でも言えることは「先回りした行動や発言ができる」人は評価されるということです。歓迎会を自己アピールの場だと捉えて、事前に準備をしておく人はそういません。「もし、自分があの人の立場だったら…」そう考えて、行動をシミュレーションしておく。ビジネスマンの大事な交流の場である飲み会で、そうした「かゆいところに手が届く」行動ができるのが、優秀なビジネスマンのひとつの要素です。

慣れないうちはなかなか気配りが行き届かないことなどがあるかもしれません。しかし、これまで説明したことを何気なく実行できるようになれば、社会人としてかなりのレベルに達している証拠です。本記事を参考に、この春の歓迎会を乗り切ってみてくださいね。

(識者プロフィール)
植田愛美(うえだ・まなみ)/株式会社Willコミュニケーション代表取締役。教育系大学卒業後、小学校教諭として奉職。その後ライター、司会、営業、接客等、幅広く社会経験を積む。「どんな仕事に従事していてもコミュニケーション力こそすべて」と痛感し、コミュニケーション心理学と呼ばれる米国(TM)NLPをはじめ、各種心理系資格を取得。企業研修やセミナーなど幅広く活動している。HP:http://will-communication.com/index.html


※この記事は2014/04/10にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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