政党別のLINE「友達」数ランキング! ネット選挙解禁による各政党のデジタル戦略まとめ

今回の選挙では自民公明の連立政権側の議席が過半数を確保できるかが注目を集めていますが、もうひとつの関心事が、今回から解禁されたネット上での選挙活動=「ネット選挙」。

政党別のLINE「友達」数ランキング! ネット選挙解禁による各政党のデジタル戦略まとめ

7月4日に公示された参院選。

今回の選挙では自民公明の連立政権側の議席が過半数を確保できるかが注目を集めていますが、もうひとつの関心事が、今回から解禁されたネット上での選挙活動=「ネット選挙」。各党とも自分の政党・候補者に少しでも興味を持ってもらえるように、積極的に展開しているようです。

もっとも盛んに行われているのが、FacebookやTwitter、LINEなどのSNS上での宣伝活動。選挙政策の情報や党首の遊説日程が更新されているようです。ちなみにネット選挙解禁の流れを受けて、各党一斉に開設したLINEアカウントの友達登録数を見てみると…

LINE「友達」数
1位 公明党…110367人
2位 自民党…93548人
3位 日本維新の会…72814人
4位 民主党…51682人
5位 みんなの党…42522人
6位 日本共産党…38035人
7位 生活の党…30455人
8位 社民党…29084人
9位 みどりの党…27611人

※2013年7月15日現在

となっていました! 9位のみどりの党でさえ2万人以上のフォロワーがいるということもネット選挙解禁の注目度の高さが伺い知れますね。そして今回の候補者の中でTwitterのつぶやかれ数のランキングを見ると…

1位 山本太郎(無所属/選挙区・東京)…8427回
2位 三宅洋平(みどりの党/比例区) …4365回
3位 鈴木寛(民主党/選挙区・東京)…1413回

※2013年7月15日現在

となっており、元々有名な俳優・ミュージシャンであった2人やセンセーショナルな発言をした鈴木寛さんに注目が集まっていることが分かります。

そしてネット選挙解禁の勢いはSNSだけに留まらず、政党公式のアプリもいくつかリリースされているようです。主立ったアプリは以下の通り。

■自民党
・「あべぴょん」(iOS/Android)
自民党総裁の『あべちゃん』を操作して、空の彼方を目指すゲーム。

・「自民党生声チャネル」(iOS/Android)
自民党に対する支援や意見、質問などを声のメッセージとして自民党に送れるアプリ。

・「自民NEWS」(iOS/Android)
最新の公式情報と候補予定者のプロフィールやSNS情報をまとめて確認することができるアプリ。

・「自民党電子パンフレット」(iOS/Android)
参議院議員選挙の自民党候補予定者全員のパンフレットと、都道府県別政策集をチェックできる。

■民主党
・「民主党ポスターアプリ」(iOS/Android)
参院選候補者とのツーショットポスターを作成・共有可能。

■社民党
・「reAR+」(iOS/Android)
街頭ポスターにカメラを向けると、代表の動画メッセージが見られる。

これらのアプリの中でも、「自民党電子パンフレット」の評価が高く、カスタマーレビューでは「新聞だと自分の選挙区以外分からないので、(政策を)比較できるのは良い」、「これからのインターネット選挙の使い方としてはグーです!」といった意見が寄せられているほか、単純なゲームアプリである「あべぴょん」のレイティング評価がAndroidカスタマーサイトiTunesサイトともに高い人気を獲得していました。

投票率が低い20代に身近なSNSやアプリを通じて、アピールしていこうという各党の前向きな姿勢が伝わる今回の総選挙。これらのツールを利用して、参議院選挙への関心や知識を高めたいですね。

……ちなみに、各政党が発信する情報を簡単にチェックできる『ポケット政治 ? ネット選挙まとめ』や、自分が住んでいる選挙区の候補者が一覧できる『選挙! ?2013年夏・参議院選挙?』といった無料アプリもリリースされているので、今回の選挙活動の流れに乗り遅れてしまったと感じる人は、今からでもチェックしておいてみてはいかがですか?


※この記事は2013/07/19にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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