「残業をしない人」になるために必要な5つのテクニックとは?

終電間際の電車に一人しらふで揺られていると、「なんでこんなに毎日、残業しているんだろう?」と、ふと切なくなってしまうこと、ありませんか?

「残業をしない人」になるために必要な5つのテクニックとは?

終電間際の電車に一人しらふで揺られていると、「なんでこんなに毎日、残業しているんだろう?」と、ふと切なくなってしまうこと、ありませんか?

気が付けば、社内には残業をよく押し付けられている人とは対照的に、残業をほとんどしない人の、「二派」に分類されているという残念な現実も。でも、それって一体なぜなんでしょう?

そこで、残業をしない(=残業しなくても許されている)人の言動をよく観察してみると、実は意外な共通点が! そんな彼らの「仕事を定時で終わらせる」行動パターンをいくつか挙げてみましょう。

1:常日頃から「プライベート充実派」のキャラクターを確立させている


まず、重要なのは社内での自身の“キャラ付け”です。 普段から、あまりプライベートの予定がないと認識されている人は、上司が気軽に残業を頼みやすくなってしまいます。そのため「アフター5や週末は遊びで予定がぎっしり!」というプライベート充実派キャラを確立させることで、プライベート“非”充実派は、残業は減る傾向にあります。

“キャラ作り”のためには、常日頃からプライベートであった出来事などを周りの同僚や上司に多く話しておくことで、自然とプライベート充実派のイメージが浸透していきます。

2:結果的に損をする「YESマン」にならない


仕事をするうえで「なんでもオールOK!」のスタンスをとっている人は、相手の都合に振り回され、次第に無理難題でも断れないポジションへと転落しがち。残業もまたしかり!

基本的に、頼まれた仕事は黙々とこなし、別プランを提案するなど、上司に“デキる人”だと印象付けておく。時に、周囲の人の仕事までフォローできるようなら、なお良し。仕事の現場で常に必要とされ、自分の意見をきちんと言える「デキる人」ポジションを確保しましょう。そうしたポジショニングがしっかりとできていれば、「今日は残業ができない」という主張も、自然と周囲は受け入れてくれます。

つまり“八方美人”的で一見便利な「YESマン」よりも、自分ルールを持っている「デキる人」は格上。無茶な残業を押し付けられる「残念なポジション」からは除外されるというわけです。

3:上司よりも早く出社する


基本的に上司よりも早く出社し、始業前には既に「仕事全開モード」でスタンバイ。そんな人は、いち早く帰っていたとしても「仕事をやっていない」人には見られませんよね?

それに上司の立場としては、自分より早く来て頑張っている(風に見える)部下には残業は頼みづらいもの。自己評価も下げず、頼みにくい雰囲気をつくる。←ココ、重要です!

このように、残業をしない人の行動パターンから、社内での“キャラ付け”や“ポジション取り”がいかに重要性なのかが分かります。つまり、「何が何でも残業を断る!」という一方的な自己主張は、組織で浮くだけ。たとえ一時的に残業は減ったとしても、自分の存在価値も失ってしまうのです。

最後は、番外編として即効性のあるテクニックをご紹介。いくら常日頃から「残業をしない」ための準備をしていても、どうしても帰りたいときに万一頼まれてしまったら、……? 断れない雰囲気ってありますよね。 そんな時に保険として、打っておきたい裏ワザがこちら。

番外編


上司に聞こえる距離で「明日早く帰らなければならない事情」を話す

当日ではなく前日から情報のすり込みをしておくことがキモ。理由は、「明日、父親の還暦祝いなんだよね」など、上司の心に刺さりそうな用事(もちろんウソでも可)がよいでしょう。ただし、間接的に(しかもわざとらしくなく)聞かせる意外に高等な会話テクがいるので、最終手段として…

朝から体調悪い素振りを見せる

朝からマスク姿で咳をゴホゴホ…。しかめっ面でこめかみを押さえて頭痛ポーズをしてアピール。「大丈夫か?」と、上司から心配して声をかけてもらうようにするのがポイントです。ただし、翌朝出社した時も「体調悪い」体裁を取り繕うのをお忘れなく!

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

page top