他人に目標をたててもらうワークショップ“「タニモク」100人会”を開催 参加者全員が「満足」と回答

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」を100人で行う “「タニモク」100人会”を、2019年1月17日(木)に開催しました。

他人に目標をたててもらうワークショップ“「タニモク」100人会”を開催 参加者全員が「満足」と回答

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、他人に目標をたててもらうワークショップ「タニモク」を100人で行う “「タニモク」100人会”を、2019年1月17日(木)に開催しました。

“「タニモク」100人会”とは?


「タニモク」とは、多様な生き方やキャリア、はたらき方を考える機会として、利害関係のない人(=他人)同士が4人1組でお互いに目標をたてあう“ライフキュレーション”ワークショップです。



“「タニモク」100人会”では、スペシャルゲストの羽田圭介さん(芥川賞受賞作家)をはじめとする、多様な分野で活躍するゲストたちと一般参加者が一堂に会し、総勢100人で「タニモク」を体験。参加者のアンケートでは、100%が「満足」と回答しました。

また、羽田さんと「タニモク」プロジェクトリーダーの三石原士氏による対談では、羽田さんが「目標をたてる上で意識していること」や「決めたことをやり遂げる為のコツ」について語りました。

 

スペシャルゲスト対談:羽田圭介さんの言葉


―小説家になるために、どういう計画を立ててきましたか?
漫然と読書をしていて小説家に憧れてはいたのですが、2つ上の人が17歳で小説家デビューしたことに衝撃を受け、僕も高校2年から実際に書き始めました。

高3で新人賞を受賞しデビューした時点で、終の職業は小説家と思っていましたが、まずは一般企業に就職しようと。

その後専業作家へ転身したものの、経済的な不安から公務員に就職することなども考えましたが、公務員の友人からの「収益なく原稿だけ書く作家になるのか、執筆を諦めて公務員になるかどっちかしかない」というアドバイスをきっかけに「だったら安定よりも、自分がやりたい執筆をやろう」と、他の仕事に逃げるという退路を断ちました。

―決めたことをやり遂げる、成し遂げるために心がけていることは?
文章を書くのは昔から得意で、漫然と続けることで、自然と成長していったと思います。だからこそ、最初から才能があった執筆と比べて、進歩の仕方が遅かったりだとか、不得意なことも自分でわかるわけです。

そういった不得意なことに関しては、論理的に効率よくやらないと上達しないなと思っていて、TODOリストを作成、いつ何をやるか明確にして取り組んでいます。

―上達のコツは?
モチベーションを維持できるのは、結局のところ好きなことだけです。好きなことはスランプがあっても無理なく継続できるため、いずれ上達します。

―羽田さんが目標を考える上で大事に考えていることは?
夢のような目標を掲げてしまうと叶えにくくなってしまうので、ハードルを上げすぎないよう、ひどく具体的な個別の目標にまで落としこみます。

また、計画性を持ちつつも、ある程度見切り発車で行動するのも重要で、バランスを考えながら丁度良い目標を具体的に、たえず更新し続けています。

“「タニモク」100人会” 参加者の声


【スペシャルゲスト 芥川賞受賞作家 羽田圭介さん】


私がたてた目標は、「リアルタイムでの創作&発表」です。昨年までは、読書人口を増やそうとYouTubeで自分の小説を朗読している動画を公開したり、最近になって作曲教室に通い始めましたが、やりたいこと全てに取り組むと、時間が本当に足りなかったんです。

そこで今年は、今までのように推敲を重ねて作り上げる執筆活動のようなものとは別に、制作途中の段階や制作している段階から作品を発表していくような、リアルタイムでの創作活動を行うなど、いろいろと企画していきたいと思います。

【ゲスト 角野賢一さん(株式会社伊藤園 広告宣伝部 デジタルコミュニケーション室)】
私は、自分のやりたいことや目標が結構見えているので、「他人が(目標などを)決められるものなら決めてみろ!」という気持ちで参加しましたが、自分では思いつかないようなビジネス提案をもらったりして面白かったです。

「タニモク」に一緒に参加したメンバーでLINEのグループも作りました。半年後にまた会って振り返りを行いたいと思います。

【ゲスト 松葉信彦さん(ライフハッカー[日本版]編集長)】
今回参加して、自分の目標がすごく明確になりました。「タニモク」を一緒に体験したメンバー方々の言葉を通じて、仕事上で自分をさらけ出してないということに気づき、今年は自分をもっとさらけ出していきたいと思いました。

編集部のみんなにも、もっと自分をさらけ出してもらえるような環境を作れば、いろいろなことが解決していきそうだと感じました。

一緒のテーブルにいた人達はそれぞれバックボーンが違っていて、真剣に僕のことを考えてくれたのが印象的でした。

自分より年齢が上の人と普段あまり話すことがないので、とても良い機会になりました。

【一般参加者】
・会社でも目標設定はやっていたが、全く知らない人から面白い意見や気づきを得たいと思って参加しました。今の仕事に飽きてきて違うことやりたいなと思っていましたが、「タニモク」で自分の頭の中にもあった転職や副業の話が出たので、早速ちょっとやってみようかなと思いました。今やることとして副業サイトに登録してみようと思います。(30代男性)

利害関係のない人達が自由に話す場っていいなと思いました。肩書きなど関係なく、さまざまな人達が「タニモク」のように自由に話せるような居酒屋やバーを作りたいという目標が出てきました。もやっと考えていたことが、「タニモク」を通じてカタチになり、背中を押された感じがすごく良かったです。(50代男性)

・新しい自分を発見でき、普段かかわることのない他の参加者のことをよく知れそうで、面白そうと思って参加しました。会社でもやってみたいと思います!(20代女性)

・嬉しい!自分がこんなことしたいと思ってたことを提案してもらえて背中を押された!人のことも、自分のことのように考えることができてアイディアがどんどん出てきた!(30代女性)

自分の頭と他人の頭がかけ合わさる感覚が面白かった。また、仕事以外での目標設定をすることがあまりなく、それを共有するというのも新しい感覚だった。(30代女性)

・やらなきゃと分かりつつも躊躇していたことを、ズバッとやれと言われたので、覚悟が決まりました!(40代女性)

※「タニモク」についての詳細はこちら

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