年収の理想と現実の差はどれくらい? ギャップが大きい職種と小さい職種ランキング

突然ですが、皆さんは自分の年収に満足していますか? 今の自分の年収と理想の年収にギャップはありますか?

年収の理想と現実の差はどれくらい? ギャップが大きい職種と小さい職種ランキング

突然ですが、皆さんは自分の年収に満足していますか? 今の自分の年収と理想の年収にギャップはありますか?

キャリアコンパスでは実際の年収と理想の年収とのギャップの調査を、20代ビジネスパーソン648人に調査を実施。理想と現実に大きなギャップがあったのはどの職業なのか。逆にギャップが小さい(現実が理想に近い)職業はどのような職業なのか。
調査から浮き彫りになった結果を分析してみました!      

【調査概要】


対象:20代のビジネスパーソン648人
質問事項:あなたの年収と、理想の年収を教えてください。
回答選択肢:200万円未満/200~299万円/300~399万円/400~499万円/500~599万円/600~699万円/700~799万円/800~899万円/900~999万円/1000万円以上

まずは、理想と現実のギャップが大きい職業の結果から!

大卒などや社会人経験などのハードルが低い職業はギャップが高い!?



【理想の年収と現実の年収の値の差が大きい業種ランキング】

(順位/職種/ギャップ合計*1)
1位:農林漁業 150.0
2位:教育関連 133.3
3位:事務/アシスタント系 120.0
3位:士業系専門職 120.0
5位:技術系(建築/土木) 114.3
*1 ギャップ算出式
現実(割合) - 理想(割合) = ギャップ(絶対値)
ランキングは、各年収レンジのギャップ(絶対値)の合計を業種で分けて算出

理想と現実の年収ギャップが最も大きいのが、農林漁業関連の職種という結果に。今回のアンケートで、実際の年収で最も多かった層が200万~299万円という結果からも、年収面で厳しい状況が浮き彫りになりました。一次産業に携わる人口が減ったといわれますが、年収面で厳しいという部分は少なからず影響があるかもしれません。
2位となったのは、塾の運営などを行う教育関連(公務員は除く)の職種。3位は事務/アシスタント系の職種。以前の世論調査のアンケート(えっ、もしかして残業しすぎ? 業種・職種別の残業時間ランキング)でも明らかにされているように、事務職は残業が少ない仕事なので年収も上がりにくい、という部分があるかもしません。またアシスタント職は、独り立ちという目的に到達するまで、なかなか年収が上がりにくいことが現実問題としてあるようです。

さて、それでは理想と現実にズレがない人。つまり理想に近い金額をもらっている職業とは?

【理想の年収と現実の年収の値の差が小さい業種ランキング】

1位:企画/管理系 71.1
2位:技術系(電気/電子/機械) 79.2
3位:営業系 80.0
4位:技術系(IT・通信) 83.5
5位:医療系専門職 88.9

医療や技術など、高度な専門スキルは年収も高い傾向あり!



1位はコンサルタント職や、セールスサポート職などが含まれる企画/管理系の職種という結果に。3位には、営業系の職種がランクイン。個人の成果が給料に直結されやすいという特徴があるからかもしれません。
注目すべきは2位、4位、5位に高度な専門性が求められる仕事がランクインしたこと。働くために身に付けておくべき専門知識が高い仕事であればあるほど、それだけ企業からの需要が多く、高い給料が支払われるということのあらわれといえるかもしれません。
一般的なイメージで高給取りとされる医療系の職業より、電気/電子/機械などの技術職のほうが現在の年収に対する満足度が高いという結果は意外かもしれません。

いかがでしたでしょうか。年収の高さがそのまま人生の満足度に結びつくとはいえませんが、理想とあまりに乖離がある現実を過ごすのは精神的にも負担の大きいもの。皆さんも、自分の現実の年収と理想の年収をの差を比べてみて、理想に近づくためにはどうすればいいか、一度棚卸ししてみてはいかがでしょうか?

結果詳細はこちら↓↓
【現実の年収】


【理想の年収】

オレンジがギャップ小・黄色がギャップ大


※この記事は2015/04/09にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

page top