Rettyの熱き20代社員が語る! 仕事との向き合い方と、僕らが考える未来のグルメサービス

月間利用者数が2200万人を突破し、価値あるグルメ情報を得られるサービスとして認知が広がっている実名投稿型グルメサイト「Retty」。

Rettyの熱き20代社員が語る! 仕事との向き合い方と、僕らが考える未来のグルメサービス

月間利用者数が2200万人を突破し、価値あるグルメ情報を得られるサービスとして認知が広がっている実名投稿型グルメサイト「Retty」。

同サービスを運営するRetty株式会社は2010年11月に創業し、サービスの成長とともに会社の規模も拡大、現在は80名もの従業員を抱えています。

今回は、Rettyで活躍している20代の若手社員3名に直撃インタビューを実施! 読者の皆さんと同世代である3名は今どのように仕事と向き合っていて、どのように業界の未来を見据えているのでしょうか? 本音や等身大のエピソードがたくさん飛び出しました。

若手でもリーダーを任せられる環境だからこそ、明確な目標が持てる

 

左から外崎さん、藪さん、野口さん左から外崎さん、藪さん、野口さん



まずは、皆さんの自己紹介からお願いします。

藪さん(以下、敬称略):僕は新卒で入社し、今年で3年目を迎えました。現在は「お店発見プロジェクト」のリーダーを担当しています。私たちのプロジェクトの使命は「良いレストランを他のどのサービスよりも早く見つけられるようにすること」。そのためにどうすればいいかを日々、試行錯誤しています。

外崎さん(以下、敬称略):僕はもともと、新卒でヤフー株式会社に入社して2年間デザイナーとして勤務していたのですが、より本質的にプロダクトに関わりたいと思い、Rettyに転職しました。現在は入社して約半年で、プロジェクトマネージャーとデザイナーを兼任しています。

具体的には、「トップユーザー」と呼ばれるRettyのなかでも、特にグルメな人たちに関わるプロジェクトのリーダーを担当していて「人を軸にレストランを探すサービス」を加速させることがミッションです。

野口さん(以下、敬称略):僕も転職組で、社歴は1年半になります。以前は、ITベンチャーやチケット関係のスタートアップでディレクター職を務めていたのですが、もともと知り合いだった藪に誘われてRettyに転職したんです。現在はプランナーと採用を担当し、ユーザーを増やすためのSEO対策など、4つのプロジェクトのリーダーを務めています。

―皆さんのような若手の方でも、リーダーとして活躍されているのですね。今、仕事で目標にしていることは何でしょうか?

外崎:3カ月前からリーダーを任せてもらえるようになったので、まずは担当プロジェクトを成功させることが一番の目標です。メンバー全員が結果を出せるような枠組みを作れたらと、試行錯誤しています。

野口:将来的に世の中の課題を解決できるような事業を自分で起こしたいので、そのためにも今は数字を残せる仕事がしたいですね。競合の分析をするなど数字を伸ばすための成功要因を見つけて、そこにアプローチするような。あとは、僕よりも若いインターン生やアルバイトたちのキャリアを伸ばす手助けができればと思っています。

藪:僕は仕事をするにあたり、「人類の進化に携わりたい」という明確な動機を持っています。将来的には僕も起業を視野に入れていますが、現時点での目標は「より便利なレストラン探し」を実現するサービスを作ること。そして、Rettyが海外進出や新たな領域に挑戦するタイミングで、良い役割が担えればと考えています。

 

Rettyに入社したことで新たな視点が加わり、強い責任感が芽生えた


―Rettyの一員として働くなかで、一番のモチベーションになっているのはどんなことですか?

外崎:やっぱり「ユーザーさんの顔が見えること」ですね。トップユーザーさんとは直接会ってお話しさせてもらう機会もありますし。以前勤めていた会社でもたくさんの方にサービスを使ってもらっていたのですが、ユーザーさんの顔が見えづらくて……。そうなると誰のために仕事をしているのかが、分からなくなってしまうんですよね。

藪:それは僕も同感。入社した当時は月間利用者数が30万人程度だったのに、今は2200万人を超えるまでに成長して、友達も使ってくれているし、電車のなかでも利用者を見かけるようになった。そうやって価値を感じてくれている人が身近にいることは、純粋にモチベーションになります。

野口:僕は学生時代にサッカーをやっていたので、チームで目標達成をして勝つことが好きなんです。ユーザーさんも含めた大勢のチームメンバーと共に一つのチームとして結果を出して、それをみんなで喜べる環境にやりがいを感じています。

―Rettyに入社してから「成長した」と感じる部分をお聞きしたいです。

藪:学生のときは自分を過大評価しがちだったのですが、Rettyに入社して優秀な人たちと接するなかで、等身大の自分を認識できるようになりました。自分に対して素直になれたというか。あとは、リーダーを任されたことで、たくさんの人の人生の一部を担っているんだという責任感が芽生えましたね。

野口さん:前職に比べて関わる人が圧倒的に増えたことにより、自分の強み・弱みをより客観視できるようになったり、新たな視点を得られたかなと。藪と同じく、多くの人に使ってもらっているサービスだからこそ、「小さなミスも許されない」という責任感も湧いてきました。

外崎:僕も、仕事をする上で今までになかった視点が加わりました。前職ではデザインの領域のことしか考えていませんでしたが、リーダーを担当するようになってからは、プロジェクトとして結果を出すためにどうすればいいかを考えるようになって。さらに採用面接を任せてもらうようになったことで、「組織の成長のため」という視点も生まれましたね。

 

ITを駆使してさらなる価値提供を。世界に誇れる「Retty」を目指して


―フードにまつわるサービスが次々と誕生しているなかで、Rettyでつくりたいサービスや、あれば便利だと思うサービスって何かありますか?

外崎:常々思っているのですが、グルメサイトに投稿するハードルってめちゃくちゃ高くないですか? いちいち写真を撮ったり、味を言葉で表現したりするのって結構難しいし、おっくうだなと。そもそも食べ物の写真を撮ること自体が、ちょっと女子っぽくてはずかしいし(笑)。そういった手間を省いて、シンプルに伝えられる仕組みを作れたらいいなと。

藪:確かに味の描写は難しいから、食べたときのリアクションが見れたらいいかも。それがコンテンツになれば描写が必要なくなるし。より便利なレストラン探しをかなえるには、よりリアルに近い形のコミュニケーションで検索ができるような仕組みを作らなきゃいけないと思っています。たとえば対話形式で検索するとか。

野口:うんうん、5年後には、1人1台ペッパーくんを持ってるみたいな時代になるかもしれないしね。お店探しだけじゃなくて、リアルタイムで混雑状況も教えてくれたり。今って混雑状況は検索しても出てこないから。

外崎:先日、トップユーザーの方とお話ししていたときも「すいている店をレコメンドしたい」って言っていたな。システムを導入するとなると難しそうですが、混雑状況が把握できるようになるといいですね。

藪:検索者の意図に合ったお店探しの延長で、「その人が今食べたいであろうもの」を予測して、情報を提供することもできるかなと。「今日はサッパリしたものが食べたい」とか、頭のなかに食べたいものがフワッと浮かぶ瞬間があると思うんですが、それって外部からの影響や体調面が大きく関わるはずじゃないかって思うんです。SNSでカツ丼の写真を見て自分も食べたくなったとか、風邪気味で今日は体に優しいもの食べたい、とか。そういう情報をメディア間で共有できれば、もしかしたらかなえられるかもしれない。

野口:たとえば、グーグルグラスみたいなメガネで食べ物を記録すると、「昨日はカロリーを摂りすぎたから、今日はカロリーを抑えた野菜中心のメニューがオススメですよ」みたいな情報が自動で送られてくるとかね。人間が意思決定だけすればいい状態になったら楽ですよね。

外崎:うん。グルメな人ってわりと健康にも関心が高いから、外食だけでも健康でいられるようなサービスがあったらいいかもしれない。

野口:あと、日頃経営陣もよく言っていますが、食糧問題の解決にもチャレンジしたいですね。形が悪いけど食べられる野菜や、賞味期限が切れていてもまだ食べられるものを売るとか。フランスでは、昨年5月にスーパーで賞味期限が切れた食品の廃棄が法的に禁止され、廃棄されるはずだった食品はフードバンク(※)などの援助機関に回されています。そういった活動もアリかなと。

※食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供するシステム


―最後に、今後Rettyで挑戦したいことを教えてください。

藪:Rettyを成長させるためには、もっともっと人材が必要です。これまでにいなかったようなユニークな価値感を持つ人、われわれとカルチャーが合う人を仲間に迎え入れ、さらにサービスの領域を広げたい。そしてそこに貢献していきたいですね。

外崎:「Rettyといえばトップユーザー」といわれるぐらいに、ブランド価値を高めることに注力したいと思っています。世の中のグルメな人たちの登竜門になるような。たとえば、グルメ関係の専門家のなかに、「Rettyのトップユーザー出身です」という人がたくさん出てくるようになるとうれしいですね。

野口:Rettyをグローバルカンパニーにしたいです。そのためにあらゆる国から異なる価値観を持った人材を揃えて、より大きな挑戦をして、より大きな価値をユーザーに届けたい。優秀な人たちに「Rettyに入りたい」「Rettyってイケてるよね」って言ってもらえる会社を目指して、がんばります。

 

まとめ


「食分野で新しい未来を創り、世界中の人々を幸せにしたい」、そんな強い意志を持って、目まぐるしいスピードで急成長するRetty。同社で働く20代の社員たちは、10年先20年先を見据えた明確な目標を掲げ、チャレンジングな日々を送っているようです。

可能性が無限大の若手だからこそ、あえて広いフィールドで勝負させる。3名のインタビューから、そんな社風を感じました。今後Rettyがどんな挑戦を私たちに見せてくれるのか、ますます目が離せませんね!


※この記事は2016/12/19にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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