ニートが社会に革命をもたらす!? “NEET株式会社(仮称)”って知ってる?

15~34歳の若者で、定職に就かず、学校にも行っていない国民・いわゆるニートの数は、全国で63万人とされています。そんな中、全国のニートが取締役員になり、年内に会社を立ち上げるプロジェクトが進行中なのだとか!

ニートが社会に革命をもたらす!? “NEET株式会社(仮称)”って知ってる?

15~34歳の若者で、定職に就かず、学校にも行っていない国民・いわゆるニートの数は、全国で63万人とされています。そんな中、全国のニートが取締役員になり、年内に会社を立ち上げるプロジェクトが進行中なのだとか!

そこで、プロジェクトの仕掛人であるNPO法人「ヒトコトネット」代表の安田佳生さんにお話を聞いてみました。そもそも企画が誕生した経緯とは一体?

「基本的にニートは世間から“社会的弱者”とか、“働く気がない人”というイメージを抱かれています。しかし、逆を言えば、彼らはアラブの石油王と同じように、働かなくても生きていける豊かな環境にいる人たちでもあるのです。そのことから、『ニートは働く気がない人たちではない。気が合う仲間と自分にマッチする働き方があれば、想像以上の成果を出せるかもしれない』という仮説を立てたんです。

私自身、企業の社長をしており、雇用する・雇用されるという会社の仕組みや、社長や株主が労働者より優先的に高い報酬や配当を得て、汗をかいて働く労働者が最も弱い立場であるということに懐疑的な部分がありました。そこで今回、新たな働き方を社会に提示する意味も込めて、NEET株式会社(仮称)の設立を企画したのです」

現時点で決定しているNEET株式会社(仮称)の方針は“全員が取締役”で“出資者は内部のメンバーに限る”、“何もしない人がいてもOK(給与はなし)”、そして“やりたいことだけをやる”ということの4つのみで、「それ以外は現在議論中」だそうです。

「6月に開いた説明会では、会場に約80人のニートが来場し、ネット中継では全国3,000人が参加するほど盛況でした。当初は時間とともに人数が70人くらいに絞られるかと思いましたが、現在は年内の立ち上げに向けて300人のメンバーが議論を重ねています。9月10日(火)に行われた事業方針を決めるプレゼン大会も白熱し、国内外問わずメディア関係者も会議を見に来てくれました」

やはり法人設立前から大きな注目を集めているのですね。ちなみに、メンバーにはどのような人が集まっているのでしょうか?

「社会人経験ゼロの人や引きこもりだった人もいますが、元弁護士やTOEIC満点保持者、会計士の資格を持つ人など個性豊かなメンバーが集まっています。価値観が全く違うメンバー300人のコンセンサスを築くのは、決して簡単なことではありませんし、当然時間もかかります。しかし効率重視でないからこそ、これまでの社会にはない働き方や組織をつくることができると信じています。基本的には彼らの議論には一切口出ししませんが、彼らにアドバイスを求められたとき、適切な解決策を提供できるようにほかの『ヒトコトネット』のメンバーとともに温かく見守っていきたいです」

全国63万人のニート、そしてこれからの働き方に悩みを抱える20代に示唆を与えうる組織になっていくのか……。NEET株式会社(仮称)の勇気ある「革命」の動向に注目したいですね!


(関連リンク)
内閣府「平成25年版 子ども・若者白書」第4章 第2節
NEET株式会社(仮称)公式HP
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※この記事は2013/09/13にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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