アベノミクスが20代のお財布に与えた影響は? -20代の平均貯蓄額の推移-

景気回復を前面に打ち出した成長戦略・通称「アベノミクス」が話題になってはや半年以上が過ぎました。「恩恵を受けているのは大企業だけ」などと揶揄されることも多いですが、「アベノミクス」は20代のお財布事情にどのような影響を与えているのでしょうか?

アベノミクスが20代のお財布に与えた影響は? -20代の平均貯蓄額の推移-

景気回復を前面に打ち出した成長戦略・通称「アベノミクス」が話題になってはや半年以上が過ぎました。「恩恵を受けているのは大企業だけ」などと揶揄されることも多いですが、「アベノミクス」は20代のお財布事情にどのような影響を与えているのでしょうか?

昨年からの貯蓄額の増減について、20代の働く男女2,500人にアンケートを実施しました!

Q.昨年と比較して、貯蓄額はどれくらい増減しましたか?

101万円以上増加 ……15%
51~100万円増加……17%
1~50万円増加……26%
全く変わらない……28%
1~50万円減少……8%
51~100万円減少……3%
101万円以上減少 ……3%

昨年と比較すると貯蓄額が増えている人の割合は58%で、過半数を超える結果になりました! 逆に、貯蓄額が減少している人の割合は、わずか14%にとどまっています。

増加の理由としては、「アベノミクスの影響でボーナスの支給額が上がった」と答える人や「円安が進んだことで株や為替での利ざやで増えた」と回答する人、「将来への不安から節約や毎月一定額貯金しているから」といった声があげられていました。逆に、貯蓄額が減少した人の理由としては、新居やクルマの購入、結婚・子供の成長などライフステージの変化による避けられない出費が主な理由で、「景気が悪くなって切り崩さざるを得なくなったから」と回答した人はほとんどいませんでした。

今回のアンケート結果から、短期的には「アベノミクス」で景気が好転したと考える人が多いこと、その一方で儲かったお金を消費に充てるというよりは、将来のために貯めている人が多い傾向も浮き彫りになりました。また「アベノミクス」効果はありがたいが、一時的なものと考えていたり、「いつ景気が悪くなるか分からないから」と不安視している人が多いことも同様に分かりました。

皆さんの貯蓄額は、昨年と比べてどのくらい増えましたか?

↓↓↓調査結果はこちら


※この記事は2013/08/27にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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