会社概要
名称:株式会社ユーグレナ
所在地:東京都文京区
社員数:45名(2013年5月9日時点)
設立:2005年8月9日
平均年齢:32.0歳
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)を中心とした微細藻類に関する研究開発及び商品開発、販売などを事業の柱とする。創業社長である出雲充氏が世界の食料問題、環境問題の新たな解決法として、ミドリムシの可能性に着目。世界初のミドリムシの屋外大量培養に成功し、2005年の創業後、2012年に東証マザーズに上場。東大発バイオベンチャーの雄として、各方面から注目されている。
ユーグレナのココがスゴい!
1) 社員がみな、地球を救うために働いている!
2) クールに見えて、実は熱い志を持っている!!
3) ビジョンを実現するため、一歩一歩着実に!
理系男子の働きスタイルを徹底リサーチ!
氏名
朝山雄太
職種
研究開発部リーダー
略歴
1985年生まれ。神奈川県出身。東京薬科大学生命科学部環境生命化学科、及び東京薬科大学大学院生命科学研究科で藻類の研究を行い、卒業後、新卒で株式会社ユーグレナに入社。現在は研究開発部に所属。
大学時代から藻類の研究を行い、まだ創業から間もなかった時期に新卒でユーグレナに入社されたという朝山さん。朝山さんへのインタビューを通して、ユーグレナの働きスタイルに迫ります!
黎明期のユーグレナってどんな感じだったの?
---入社のきっかけは?
「大学院時代に藻類の研究をしていました。藻類は他の植物と異なる点がたくさんあり、もっと藻類の可能性を追求したいと思い、研究を続けたいなと思っていました。そんな中で、当社で働いていた先輩に『遊びに来なよ』と誘われたのがきっかけです。」
---2009年入社ということは、まだ上場していない時期ですよね? 今と違うところはありましたか?
「だいぶ違いましたね! 当時はまだ社員数も20名程度でした。入社式で『このままいくと(会社が)危ない』と言われたことは忘れられません。ベンチャーってそういうものと分かってはいたのですが、いざ自分の身になってみるとえらい道を選んでしまったなと。しかも新卒一社目ですからね(笑)。日本全体がリーマン・ショックの影響で苦しい時代だったのですが、その入社式で『この苦しい時代に入社できた君たちは逆にラッキーだ。社会人最初の大事な時期に苦労ができる』と言われたのが記憶に残っています。」
---今や理系ベンチャーを代表する企業ですが、変わったことは?
「中で働いているとあまり自覚はないのですが、知人からテレビで観たよとか言われるようになりました。はじめは社員20名ほどで本当に上場できるのかなぁと漠然と思っていたら、結果的にはできてしまっていたという状況で……。」
---どういったモチベーションで入社する人が多いですか?
「当社の特徴は、とてもビジョンに夢があることだと思っています。ユーグレナのビジョンに、なんらかの形で貢献したいと、みんな思っていて。研究の人間は開発をすることで、営業の人間は自分が売ることで研究費を稼ぎ、ビジョンに貢献しようとしています。」
広報ご担当者さんに聞きました
ユーグレナさんの社員は一見おとなしそうに見えて、ユーグレナのビジョンと同じ志を熱く持っている、そしてそれを自分の言葉でしっかりと語れるという人が多いそうです。
朝山さんのある一日のタイムスケジュール
7:30:アイロン掛け
一日のスタートにYシャツのアイロン掛け。
昨日の振り返りと今日の予定を頭のなかで整理しながら。
9:30:出社
メールチェックをして一日の時間の使い方をイメージします。
研究職でもお客様や共同研究先、社内他部署と多くのやり取りや打ち合わせがあります。
10:00:共同研究先との打ち合わせ
研究の進捗確認と懸案への対策、今後の方針について打ち合わせます。
懸案への対策にどれだけアイデアを出し、実行していけるかが勝負です。
12:00:ランチ
研究所にいるときは、部署のメンバーで外へランチに行きます。
業務時間中は仕事に集中しているので、ランチの時間にコミュニケーションを深めています。
13:00:品質管理書類の作成と確認
当社製品の品質を守るのも研究開発部の仕事です。
決められた品質を保持できているか、検査・確認をしていきます。
また、それらの品質に関してお客様にご紹介する規格書なども作成します。
15:00:新製品についての打ち合わせ
新製品の開発にも携わります。
製品のコンセプトや配合する副原料、生産方法から工場、製造上の課題や押さえるべき品質要件の洗い出しなど業務は多岐に渡ります。
17:00:研究計画の作成
新たな研究テーマについて構想を練り計画を作成します。
場合によっては助成事業などに応募するテーマもあります。
20:00:飲み
過去にインターンをしていた会社の先輩と飲みに。
自分の世界を広げるため、社内もですが社外の方と接する機会を作るよう心がけています。
同じベンチャー企業同士のつながりや取引先とのつながりを大切にしつつ、自己研鑚しています。
---どのような研究をなさってるのですか?
研究所内の朝山さんのデスク
「僕の場合、研究もしますが、開発や品質管理に近い仕事が多いので、共同研究先とのやりとりや計画書を作ったりと、デスクでパソコンに向かっていることが多いですね」
---ランチは部署のみなさんで食べに行くのですか?
「業務時間中のコミュニケーションはあまりないので、その分他愛のない話や、プライベートのことを話してます。技術の話になることもありますね。お昼食べながら、そういう会話をするところは、いかにも理系っぽいと思います。」
朝山さんのお気に入りアイテム
---これはペンですか?
「家族の転勤で退職した社員のお別れ会で貰った、ネギの形をしたペンです。」
---みなさん仲が良いんですね。
「同世代が多いというのもあるのですが、とてもまじめで、性格の良い人が多いからだと思います。ユーグレナの掲げる夢は、社会的にとても価値があることだと思っているのですが、そのために自分がベンチャー企業に入社して、リスクをとってまでやろうと思う人って、あまり多くないのかなと思っていて。世の中を良くしようという精神を持った人が集まっているから、ユーグレナには良い人が多いのかなと、思います。」
---こちらは?
「ユーグレナの代表的な商品で、一番古くからあるサプリメントです。入社したばかりの頃に、研修で営業をやって、この商品を売りに回っていたので、思い入れのあるものです。」
---まだ会社の知名度があまり高くない中での営業は大変だったんじゃないですか?
「そうですね。テレアポで『ユーグレナです』と言っても、まずユーグレナという単語を聞き取れない。聞き慣れない言葉なので『はい?夕暮れ?』みたいな。良い商品だということは分かっていたので、1日50件から100件回って条件にあったところを探していました。」
広報ご担当者さんに聞きました
理系ベンチャーということで、研究者だらけのイメージがありますが、全社員45名中研究者は10名強。一番多いのは営業部隊だそうです。研究の成果をきちんと売上に還元させることが、地球を救う研究に繋がっていくのですね。
今回インタビューに応じていただいた朝山さん、そして広報ご担当者さんが共通でおっしゃっていただのが「まだ成功という地点ではない、これからだ」ということ。
上場を果たし、さぞかしバブリーなのでは!?なんて思ってしまいがちなのですが、中で働いている方々は、世界の食料問題や環境問題の解決に寄与するべく、一歩一歩着実に歩みを進めているという印象でした。
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最後に、今回の取材で伺ったお話を元に、あなたのユーグレナへの適性度を図る診断表を、編集部が(あくまで勝手に!)作らせていただきました!!
勝手にユーグレナ適性診断!
□地球を救うために、働きたいと思う!
□自らの意見を持ち、また周りと協同しながら責任を持って実行に移せる。
□心の中に、熱い志を隠し持っている。
□浮かれることなく、目標に向かって努力し続けることができる。
□バイオテクノロジーの分野に興味がある。
診断結果はコチラ!!
0~1個
残念!! ユーグレナ適性度 20%
2~3個
あと少し!! ユーグレナ適性度 60%
4~5個
もしかしてあなたはユーグレナの方ですか? ユーグレナ適性度 100%
※この記事は2013/06/17にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
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