我が家はもともと通販への依存度がやたらと高く、平常時でも週に5日はAmazonや楽天、ヨドバシの荷物が届いていたわけです。
そこに加えてこの外出自粛要請だから、通販の利用頻度も「週5」から「週7」へシフトアップしております。物流業の皆さま、この大変な時期に本当にありがとうございます。感謝しかありません。
ということで毎日確実にダンボールを開梱する作業が発生しているんですが……皆さんまさか、この開梱作業を手近なハサミやカッターナイフでやってませんか? 手で無理矢理バリバリ?……うそ……原始時代の人なの?
ダンボールの端は意外に鋭いため、無理に手で開梱しようとするとうっかり切り傷ができてた、なんてのはよくある話。爪を伸ばしてる人は爪が割れる危険性もあるし。なので、開梱作業に道具を使うというのが、文明人の知恵と言えるでしょう。
せっかく世の中にはダンボールを開ける専用のオープナーと呼ばれるものがあるんですから、それを使えばいいんですよ。
コンパクトでも荷物を安全確実最速ノートラブルで開梱!
ダンボール用のオープナーって、あまり耳馴染みないジャンルかもしれませんが、ここ数年の通販需要の高まりで、じわじわと注目されているツールなんです。
その中でも特にオススメしたいのが、ミドリの「ダンボールカッター」です。
サイズも見た目も「コインかな?」ぐらいの小さなものですが、これがやたら使い勝手が良くて便利。使う際は、まず中央からパカッと割るように開きます。すると中からサメの歯のような白い三角のセラミック刃が現れます。こんな小さな刃で開梱できるのかと思われるかもですが、大丈夫。この小ささが最大のポイントなんです。
開梱をするときは、ダンボール箱の閉じ部を貼り合わせた梱包テープを切ります。つまり、ダンボールそのものではなく、薄いテープさえ切れればそれで充分ってことで。サクッサクッとテープを切ればあっという間に開梱完了です。
むしろカッターナイフやハサミの長い刃はオーバーキル。刃が鋭すぎるせいで、テープだけでなく、ダンボールそのものを切ってしまうので、結果的に開けづらい。
さらにはうっかり中の荷物まで切ってしまう大トラブルを招く危険性すらあるんです。(実家から届いた米の袋を切ってしまい、ダンボールの中にお米が溢れて大惨事……!なんてケースも)
「ダンボールカッター」の刃は高さ約4㎜。一般的なダンボールの厚みがだいたい3㎜前後なので、これなら中の荷物を切ってしまうことはまずありません。
かといって刃が小さすぎると、ダンボールの合わせ目に沿ってテープを切っているうちに刃が逸れて切りズレをおこすことも。4㎜というのは、荷物を傷つけることなく、切りズレも起こさないベストな長さなんです。
わざわざ専用のツールを使う意味は、こういう部分にあるってわけで。
もうひとつ、これはちょっとした裏技なんですが……DVDやゲームをパッケージしている薄いフィルムを切るにも便利なんです。
あのフィルムって、切り口が見つからないとなかなか開封できなくてイライラしますよね。そんなときは、ケースの上面に「ダンボールカッター」の刃を軽く(本当に軽く、ちょっとだけ)当ててスーッと引いてやればOK。簡単に切り開くことができます。
ただしラベル面に刃を当てると、ラベルまで切れてしまうこともあります。当たり前ですが、そこは自己責任かつ切る場所を見極めて使ってください。
小さいツールは紛失させないのが運用のコツ
さらに便利なのは、本体にマグネットを内蔵しているところ。届いた荷物をどこで開けるかですが、例えばダイニングやキッチン前であれば冷蔵庫に、玄関ならば玄関ドアに、マグネットでペタッと貼っておけるんです。
こういう小さいツールって、わりと気さくに紛失しがち。ですが、使った後はマグネットで定位置に貼る、と決めておけばなくしにくい。ストラップホールも開いてるので、ヒモをつけてひっかけておくのもありでしょう。
とにかく「使用後に戻す定位置をあらかじめ決めておく」のが、小さいツールを運用する上で大事なルールと言えます。
最も重要なのは、ダンボールをいつも開ける場所からすぐ手が届く場所に設置しておく。使ったら確実に戻して紛失させない。の2点。
なので、設置しやすく紛失しにくいという要素があると、使いやすいわけです。
うまく運用すれば、もう「面倒くさいから手で開けちゃえーバリバリー」みたいな原始時代に逆戻りせずに済むんですよ。なにより、一度使ってしまえば、あまりの快適さに戻る気も失せてるはずだし。
通販をヘビーに使う人ほど手放せなくなる快適オープナー、ぜひお試しを。
【商品情報】
ダンボールカッター/ミドリ
文=きだてたく
編集=五十嵐大+TAPE
【関連記事】
書類の文字が「読みやすく」なる!驚く書き味の最新ボールペン【はたらくを楽しくする文房具 #1】
最新ページがパッと開ける! 忙しいときでも焦らない高機能メモ【はたらくを楽しくする文房具#2】
リモートワークの必須アイテム!場所を選ばずどこでも仕事ができる “携帯型オフィス”【はたらくを楽しくする文房具 #3】
まるで英語の先生が隣にいるみたい?すごすぎる最新型電子辞書【はたらくを楽しくする文房具 #5】
どこにいても集中力アップ! 残り時間が「目に見える」タイマー【はたらくを楽しくする文房具 #6】
「どこにいったの!?」を防ぐ! 机上がスッキリ片付くふせんスタンド【はたらくを楽しくする文房具 #7】
withコロナ時代に使うべき、除菌がサッとできるペンケース【はたらくを楽しくする文房具 #8】
書類の裏写りも防ぐ!インクのない新世代の蛍光マーカー【はたらくを楽しくする文房具 #9】
あなたの本当の年収がわかる!?
わずか3分であなたの適正年収を診断します