【ビジネススキル一覧】身につけたいスキルとは?鍛え方も分かりやすく解説

ビジネススキルは、あらゆる仕事において欠かせない能力であり、生涯学び続けなければいけないものです。本記事では、さまざまなビジネススキルを紹介しながら、習得に向けたポイントを分かりやすく解説します。

積極的にビジネススキルを身につけようとする若手社員

日々の仕事に取り組むうえでは、さまざまなビジネススキルが求められます。共通して求められるスキルもあれば、業種や職種に特化したスキルもあります。ビジネスパーソンとして一歩先を行くには、常に新しい知識やスキルを身に付ける必要がありますが、具体的にはどうしたらいいのでしょうか。

本記事では、ビジネススキルの概要や習得について経営学者でビジネススクールを運営する中川功一さんに伺った内容をもとに、分かりやすく解説します。

そもそもビジネススキルとは

ビジネススキルを身につけて成長するイメージ

ビジネススキルとは、一般的に業務を行ううえで必要になる能力、技術のことです。スキルの多寡については、「どのような仕事(what)をどのようにできるか(How)」によって決められます。さらに、「なぜその仕事をするのか(why)」という理解も含まれるでしょう。

ビジネススキルというものは、生まれ持った才能で決まるわけではなく、さまざまな訓練によって身につけることができる、後天的な性質を備えたものです。それでは、スキルを身につけたときのメリットや習得方法などを詳しく解説します。

ビジネススキルを身につけるメリット

コミュニケーション能力の高い人のイメージ

ここでは、ビジネススキルを身につけるメリットについて解説します。主なものとしては下記の5つが挙げられるでしょう。

効率的な仕事の進め方ができる

効率的に業務を進めるための手法やツールを活用できるようになります。例えば、時間管理やプロジェクトの進捗管理に関して、タイムボクシング(※1)やポモドーロテクニック(※2)を習得する、自分のTodo Listを作成するなどの手法が考えられます。これらのビジネススキルを身につけることで、計画的に仕事を進め無駄を減らすことができるようになるでしょう

※1:タイムボクシング…制限時間、優先度を各タスクに設定し、効率的にタスクに取り組むタイムマネジメント手法。
※2:ポモドーロテクニック…仕事を行うときに25分間の作業時間、5分の休憩時間を1セットとする考え方。集中力の持続、作業の効率化を狙いとするタイムマネジメント手法。

コミュニケーション能力の向上

クライアントや同僚との円滑なコミュニケーションができるようになると、ビジネスにおける信頼関係の強化や成果を得ることができます。具体的には相手との関係性に応じた適切な言葉遣いの習得、チームメンバーのニーズを理解する傾聴力や受容性のスキルを身につけることによって、人間関係の向上や業務効率の改善などのメリットを得ることができます。

問題解決能力の向上

日々直面する困難な状況においても、冷静な分析や適切な対策を取ることができます。ビジネススキルを身につけることで、仕事におけるトラブルや課題についてもリスクを最小限に抑えつつ、最適解を見つけることができるようになるでしょう。

キャリアアップのチャンスが広がる

高いビジネススキルを持つ人材は、組織においてもリーダーシップを発揮して、重要な役割を与えられる傾向にあります。ビジネススキルを習得することで、チーム内の評価が上がり給与アップや昇進、さらに責任のあるポジションへステップアップすることにもつながるでしょう。

自己成長につながる

ビジネススキルの習得は、組織や周囲だけでなく個人の成長にも影響を与えます。スキルの向上は終わりがありません。新しい知識や技術を学び続けることは、能力を高め、ビジネスパーソンとしての価値向上にもつながるのです。

ビジネススキルの種類

さまざまなビジネススキルの種類から自分に合ったものを選ぶ人

ビジネススキルを身につけることは、自身の能力を開発することでもあります。能力開発を考える中でも、有用な考え方が「カッツ理論」です。組織のなかで活躍するために必要な三種類のスキルについて詳しく解説します。

テクニカルスキル

特定の業務やタスクを実行するための専門的な技術や知識です。例えば、業界の知識や語学力などが挙げられます。IT、エンジニアリング、マーケティングなど、業界ごとに異なる専門知識が含まれ、現場の実務に直結するスキルです。

ヒューマンスキル

周りの人と積極的にコミュニケーションをとり、協力しながら仕事を進める能力です。その上で必要な傾聴力や、調整力、発信力が挙げられます。チーム内での協働において不可欠なスキルで、マネージャーだけではなくすべての人に求められるスキルです。

コンセプチュアルスキル

ビジネスにおける複雑な問題を分かりやすく解釈し、抽象的な概念や戦略を、理解・分析する能力です。メンバーが持つ抽象的な要望を具体化し、問題解決へ進める力を指します。主にリーダーや上級管理職に求められるスキルとも言えます。

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テクニカルスキルの一覧と具体例

PCスキルを身につけている人

それではテクニカルスキルについて、具体的に3つのスキルに細分化して解説します。

汎用スキル

テクニカルスキルのなかでも、一般的にビジネスパーソンに求められる基本的な能力が「汎用スキル」です。具体的なものとしては次の3つが挙げられます。

  • PCスキル
  • コミュニケーションスキル
  • 問題解決スキル

PCスキルがあれば、各種ソフトやツールを使いこなし、複雑な作業を効率的に進めることが可能になります。コミュニケーションスキルを高めれば、オンラインの連絡でもスムーズにやり取りができ、チーム内のトラブルも起こりにくくなります。さらに、問題解決スキルがあれば、周りの状況判断を迅速に済ませて、問題の根本的な原因となる人間関係や業務フローの問題点などに素早く適切な対処が取れます。

専門スキル

所属している組織内で求められるスキルや知識が「専門スキル」です。営業職であれば商品理解や顧客への商談スキル、マーケティング職であればデータ分析やMAツールの知識、製造職であれば原料の知識や品質管理のスキルなどを指します。

専門スキルを身につけることで得られるものは、次の4点が挙げられます。

  • 業務の効率化、仕事の質向上
  • 問題解決能力の向上
  • チーム内の業務効率化や目標達成、チームワークの醸成
  • 自分の市場価値向上

これらのスキルを身につけることで自身の業務範囲が広がり、トラブルにも対応できるようになります。結果的にチーム内の問題解決能力が向上し、落ち着いてチームワークの醸成に心を配れるようになるでしょう。

その姿を見ていた上司や同僚から、信頼されて仕事を任せられるようになることで、ゆくゆくは自身のキャリアアップや、専門性の向上にもつながっていくはずです。

特化スキル

専門スキルよりもさらに高度なスキル、知識を有したものが「特化スキル」です。例えば、SEの場合は、プログラミングの設計やシステム言語などがあります。広報では、メディア対応やコンテンツの企画制作スキルが挙げられるでしょう。製造業では、機械操作やメンテナンスのスキル、品質管理や、ソフトウェアを使った設計などの専門的なスキルが挙げられます。ほかにも、経理では財務分析や会計基準・税務の理解、会計ソフトやシステムの操作などがあります。

特化スキルを身につけることで、普段の業務がうまく進行しているときはもちろん、何かトラブルがあったときや、業務で難しい判断に迫られたときにうまく対処することができます。「特化スキル」である専門知識やスキルを身につけた人は、危機管理能力や問題解決能力が備わっているためです。

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ヒューマンスキルの一覧と具体例

傾聴力のある上司

コミュニケーションが重要なポイントとなるヒューマンスキルは、8つのスキルに細分化できます。それぞれの詳細について見ていきましょう。

コミュニケーションスキル

情報を適切に伝達し、相手との意思疎通をスムーズに行うために必要となるスキルです。言葉だけでなく、態度や表情といった要素も含まれるので、相手の目を見ながら話を聞くなど非言語コミュニケーションも重要になります。

コミュニケーションスキルは、チーム内や取引先における関係の円滑化、誤解やミスの減少、業務効率の向上につながります。特にさまざまな経歴を持つ人が集まるチームにおいては柔軟なコミュニケーションスキルが求められます。

プレゼンテーションスキル

相手にわかりやすく情報を伝え、提案や報告を行うために必要となるスキルです。プレゼンテーションスキルがあると、プロジェクトの進捗や新たな提案時において、論理的な話の組み立てをしたり、視覚的な補助を用いて説得力を持たせたりして、相手を納得させやすくなります。クライアントへの提案の成功や、社内プロジェクトの承認にもつながりやすくなるでしょう。

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交渉スキル

相手との合意を得るために、お互いの利益を考慮しながら調整するスキルです。交渉スキルがあると、取引先との契約条件や、社内でのリソース分配において有利な条件を引き出すことができるでしょう。顧客対応やコスト削減など、交渉の場面が多い環境では戦略的に、お互いの納得できるゴールを探し出すことが求められるので、特に重要となります。

<関連記事>交渉力とは?高める方法やビジネスで役立つシーンを解説

傾聴力

相手の感情に寄り添いながら話を聞くことができるスキルです。傾聴力を持つことは、相手のニーズや課題を理解して、よりよい解決策が提案できることと言えます。チーム内の心理的安全性も高まり、クライアントや同僚との信頼関係構築にもつながるでしょう。

<関連記事>「傾聴力」ひとつで、好印象に!コミュニケーションが円滑になる、話の聞き方

リーダーシップスキル

チーム全体の目標に向かって、周囲に協力を仰ぎながらはたらきかけられるスキルです。周囲に声かけをしながら目標設定や進むべき方向性の提示、モチベーションを高めることができるため、リーダーシップスキルを持つことで、チームをまとめプロジェクトを成功に導くことが可能になります。若手社員でも自発的に能力を発揮できると、上司からの信頼を得て将来マネジメント職に就ける可能性もあるでしょう。

<関連記事>リーダーシップとは? ビジネスにおけるリーダーシップの在り方と鍛え方

フィードバックスキル

相手に対して建設的な意見やアドバイスを伝えるスキルです。部下やチームメンバーに対して言いにくいこともあるかもしれませんが、業務を円滑に進めていくためには肯定的なフィードバックだけでなく、改善点も伝えることが重要です。フィードバックスキルがあると、業務上の改善点を適切に指摘し、成長を促すことが可能になります。

ファシリテーションスキル

会議を円滑に進行し、参加者の意見を引き出しつつも目標達成に導くスキルです。周囲の意見を聞き取りながら、会議の目標や進むべき方向を見失わずにまとめる力とも言えます。

ファシリテーションスキルがあると、チームミーティング時などにおいて、効率的に会議を進め、合意形成を行うことが可能となります。時間の無駄を省き、結論を引き出す力を活かして組織に貢献できるでしょう。

向上心

ビジネスパーソンとして常に自己成長を求め、学び続ける姿勢やスキルのことです。向上心があると、常に自分の仕事やチーム内の業務効率化を意識するようになるので、業務改善や新たなアイデアの提案に貢献できます。これからの変化が激しいビジネス環境でも柔軟に対応し、組織の競争力を高める存在となるでしょう。

コンセプチュアルスキルの一覧と具体例

コンセプチュアルスキルを用いて対策を考えるイメージ

意思決定や問題解決のために必要なコンセプチュアルスキルは7つに細分化できます。それぞれの詳細について見ていきましょう。

ロジカルシンキング

事実やデータをもとに、根拠を明確に示しながら筋道を立てて物事を考えるスキルです。問題を段階的に分解し、合理的な結論を導きます。

ロジカルシンキングを身につけると、チームメンバーに対してプロジェクトの計画や戦略立案時に明確な指示を出せるようになります。意思決定が合理的になり、トラブルなどのビジネスリスクの軽減にもつながるでしょう。

<関連記事>ロジカルシンキングとは? 手法やトレーニング方法を専門家が解説

ラテラルシンキング

従来の枠組みを超えて、斬新な方法で問題解決に取り組むスキルです。ラテラルシンキングを身につけると、困難な課題に直面した際などに、新たな解決策を導くことができます。例えば、新規市場に参入するとき、戦略を立てるときに従来の手法が通用しない場面などで必要になるでしょう。

受容性

自分の考えに固執せず、他者の意見や異なる視点を積極的に受け入れるスキルです。受容性を身につけると、新たなアイデアや改善点を取り入れやすくなり、変化に対応しやすいビジネスパーソンを目指すことができます。特に、さまざまな年代やキャリアの人が集まるチーム内では、必須のスキルと言えるでしょう。

チャレンジ精神

未知の領域に対して恐れずに挑戦し、新たな経験や試みを積極的に追求できる姿勢、スキルのことです。

チャレンジ精神を身につけると、新たなプロジェクトやチームビルディングが求められる場面において、組織の成長に貢献できます。特にスタートアップやベンチャー企業などでは、リーダーシップとともに、必要とされるスキルになるでしょう。

創造力

新たなアイデアや解決策を生み出すスキルです。既存の枠組みにとらわれず、独創的な方法で課題にアプローチする力とも言えます。

創造力があると、製品開発やマーケティング、プロセス改善などで革新的なアイデアを提供し、競争優位の手助けとなるでしょう。新たな商品やサービスを開発する際に、独自性を打ち出すことも可能です。また、全く新しい企画やビジネスアイデアではなくとも、既存の業務やコミュニケーション方法などを再考し、改善させることも創造力が発揮されるシーンの一つです。

<関連記事>創造力とは?どの職種にも求められる創造性とその鍛え方

【キャリア別】仕事で求められるビジネススキル

若手社員がビジネススキルを身につけて活躍する様子

ビジネススキルは、すべての社会人において求められるものです。しかし、社内での立場や在職期間などによって求められるスキルは違いがあります。ここからは、ビジネスパーソンのキャリアや状況によって必要とされるスキルについて解説します。

若手社員に求められるスキル

新人から3年目までの若手社員は、社会人としての基本を習得する時期です。自分の職種に必要な技術や知識、上司や取引先とのスムーズなやり取り、効率的なタスク処理やスケジュール管理を身につけましょう。

特に大切なのは、ビジネスの基本となるコミュニケーションスキルです。どの職種においても重要であり、信頼関係の構築やプロジェクトの成功にもつながります。報告・連絡・相談を日ごろから適切に行い、基本的なコミュニケーション能力を身につけましょう。

中堅社員に求められるスキル

4〜10年目になると、後輩指導やプロジェクトを自分でまとめ上げたり、問題解決に必要なスキルを備えていたりすることが求められます。

より高度な専門スキルや管理能力が求められるなかで、最も重要視したいのが問題解決スキルです。プロジェクトや業務を遂行するうえでは、複雑な課題やトラブルはつきものです。中堅社員は原因分析から解決策の提案、解決への推進を実行させなければなりません。トラブルを自主的かつ迅速に解決した経験は、後々のキャリアアップにもつながるでしょう。

ベテラン社員に求められるスキル

10年以上のキャリアになると、組織の中心的存在として、組織の経営戦略、マネジメントにも関わるようになります。社内においては部下の育成や組織全体の方向性に責任を持つことも期待される立場です。

こうしたベテラン社員にとって最も重要となるのが、戦略的思考です。組織全体を俯瞰し、長期的な目標に向けて戦略を立案する能力を養うことが重要であるのと同時に、経営層とメンバーの間を橋渡しする役割も求められるでしょう。

年代問わずこれからの時代に必要とされるスキル

テクノロジーの進化やグローバル化、働き方の多様化などを背景に、ビジネスの世界では求められるスキルは変化しています。その中でも最も重要なスキルは「デジタルリテラシー」といえるでしょう。第4次産業革命と言われる時代のなかで、デジタル技術を中心とした変革に対して、きちんとキャッチアップをしていくことは、特に重要な位置を占めてくることになります。

具体的には、デジタルツールやプラットフォームを効果的に活用するスキルです。基本的なITスキルだけでなく、データの分析、クラウド技術、AIや機械学習など、最新の技術トレンドに関する知識などであり、これに対応できるかどうかが生産性や競争力に直結します。例えば、マーケティングではデジタル広告やソーシャルメディアの活用、経理ではクラウド会計システムの導入など、日々の業務にも影響を与えるようになるでしょう。

変動する時代に適応する柔軟性、最新の知識やスキルを身につけるための持続的な学びも欠かせません。常に時代にフィットさせられるよう、自分のスキルを磨き続けられる人が生き残る時代になっていきます。

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ビジネススキルを身につける方法

マインドセットを整えるイメージ

多岐にわたるビジネススキルを身につけるためには継続的な学習が大切です。特に、マインドセット・モチベーション・メソッドの「3M」という要素が大きなポイントになります。具体的な思考方法について分かりやすく解説します。

自己肯定感を高めるためにマインドセットを整える

マインドセットとは、仕事や人生における基本的な心の持ちようを意味します。成長するためには、「自分はできる」「自分には価値がある」「自分は社会を変えられる」と考えることによって、自己投資は意味があるというマインドをキープすることが大切です。自分には価値がないと考えてしまうと自己投資を続けることが難しくなるので、最初は自分で言い聞かせるように、マインドを醸成していきましょう。日常的にマインドセットを育むためには、次の2点を意識してください。

自分の言葉づかいに注意する

「自分には難しい」「それは無理です」などのネガティブな言葉はできるだけ避け、「チャレンジしてみよう」「自分ならできる」などのポジティブな言葉を使うようにしましょう。徐々に考え方や行動パターンが変わってくるはずです。

自分を褒める習慣をつける

毎日の仕事が終わったタイミングに、「今日の自分はよく頑張った」と褒める習慣をつけましょう。自分を褒めることで自己肯定感が高まり、自己投資のモチベーションも高まります。

モチベーションを上げる工夫をする

学びを継続させるには、モチベーションが欠かせません。仕事において、ビジネススキルを向上させる目的は何なのか、キャリアを形成する上で、自分は何を目標としているのかを考えるようにしましょう。目標があると、楽しみながら自己投資を続けていけるようになります。

楽しみながらスキルを学べるメソッドを取り入れる

継続的な学習を維持するメソッドも、また重要なポイントの一つです。スキルが身についていない、継続的な学習を続けられないと悩んでいるときはモチベーションが足りないと思いがちですが、実はメソッドが確立できていないことも多いのです。

メソッドで重要なことは「楽しみながら学習をできているか?」という点にあります。脳が「楽しい」と感じ快感を覚えることで、学びの継続につながります。楽しみながら行うために、次の2点を試してみてください。

一緒に努力できる仲間をつくる

社内・社外で勉強会を開催してお互いに発表し合ったり、自らの経験を語ったりすることで、学習活動は継続しやすくなるでしょう。

ゲーミフィケーション

取り組みをゲーム化することです。タスク管理などにおいて、一つひとつのタスクをゲーム的に解消していくなど、楽しみながら継続できるというメリットがあります。例えば資格の勉強などでも、アプリを利用してゲーム感覚で勉強したり、エンタメとして面白く解説されている動画を視聴するなど、自分が無理なく継続できる方法を探してみましょう。

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楽しみながら柔軟にスキルを広げよう

ビジネススキルは、職種・業種・職位などに関係なく、すべてのビジネスパーソンに求められる能力です。特に変化の激しい時代においては、その時のトレンドや最新の業界知識に則したビジネススキルを身につけることが求められます。そのために、継続的な学びが重要となるのです。

常に学び続けることはプレッシャーになるかもしれませんが、学び続けることによってビジネススキルは獲得できるともいえます。長期的にビジネスパーソンとして生きていくうえでも、楽しみながらスキルを身につけるようにしましょう。

監修:やさしいビジネススクール学長 中川功一
経済学博士(2009年、東京大学)。「アカデミーの力を社会に」をライフワークに据え、日本のビジネス力の底上げと、学術知による社会課題の解決を目指す。学長を務めているオンライン経営スクール「やさしいビジネススクール」を中心に、YouTube・研修・講演・コンサル・著作などで経営知識の普及に尽力している。 主な著書に『感染症時代の経営学』『ど素人でもわかる経営学の本』『戦略硬直化のスパイラル』など。

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