社会人1年目の貯金・年収はいくら?お金や働く価値観を徹底調査

社会人1年目だと貯金や年収はどれくらいなのか、気になることがあるのではないでしょうか。まいにちdodaでは、社会人1~10年目の約3,000人を対象に、年収・貯金額や仕事の価値観の調査を実施しました。今回は、「社会人1年目」にフォーカスし、貯金額や年収の実態などを紹介します。

ザックリ

まとめると

社会人1年目の貯金額の平均は194万円、目標貯金額は年間207万円がひとつの目安に
年収は400万円万円未満が全体の約7割。一方で、目標の年収は年収500~600万円という人が最多の15.4%
仕事・キャリアよりプライベートを優先する人は全体の約7割
お金を使う優先順位は、「趣味・娯楽」が36.7%で最多

社会人1年目は、学生時代よりも収入が増える一方で、貯金はどれくらいあるのか、年収はどのくらいなのかなど、同世代の状況が気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は、社会人1〜10年目のビジネスパーソン約3,000人を対象に、貯金額や年収、仕事の価値観についてアンケート調査を実施しました。この記事では、その調査結果の中から「社会人1年目」にフォーカスし、貯金額や年収の実態、理想とのギャップなどのリアルな声をご紹介します。

社会人1年目、みんなはどのくらい貯金してるの?

社会人1年目の実際の貯金額はいくらくらいなのでしょうか。現在の貯金額についての調査結果を見ていきましょう。

現在の貯金額

社会人1年目の貯金額(株式や投資信託なども含む)の平均は194万円でした。社会人1年目はまだ働きだしたばかりで収入も低い傾向にあるため、貯金額も他の年次に比べると少ない傾向が見られました。

Q. 現在の貯金額を教えてください

  現在の貯金額(平均)
社会人1年目全体 194万円

                                                                               

「現在の貯金額」の分布を見てみると、「1~100万円未満(37.6%)」が最も多く、次いで「0円」が13.4%となっています。100万円以下の層が全体の約半分を占めており、平均値の半分程度にとどまっていることから、一部の高額貯金者が平均を押し上げていることがうかがえます。

社会人1年目の現在の貯金分布を示したグラフ。「0円」は13.4%、「1〜100万円未満」は37.6%、「100〜200万円未満」は17.2%、「200〜300万円未満」は14.1%、「300〜400万円未満」は7.5%、「400〜500万円未満」は2.0%、「500〜600万円未満」は3.1%、「600〜700万円未満」は0.7%、「700〜800万円未満」は0%、「800〜1000万円未満」は1.9%、「1000万円以上」は2.5%

【関連記事】社会人1〜10年目でどう変わる?貯金額・年収・仕事の価値観について、みんなのリアルを徹底調査

1年間の理想の貯金額

次に、理想の貯金額(現金のみ)を見ていきましょう。社会人1年目に聞いた理想の貯金額は、平均214万円という結果でした。

一方で、理想の貯金額として100万円と回答した人が全体の約3割を占めており、「貯金をするなら、まずは100万円を目標に」という意識を持っている人が一定数いることがわかりました。

Q. 1年間の理想の貯金額を教えてください

  理想の年間貯金額(平均)
社会人1年目全体 214万円

社会人1年目のリアルな年収は?

貯金額の次は、社会人1年目の現在の年収についても見ていきましょう。

社会人1年目の年収は「300万円未満(43.2%)」が最多でした。次が「300~400万円未満(25.3%)」で、「400万円未満」の年収帯が全体の68.5%を占めており、約7割が年収400万円未満ということがわかりました。

Q. 現在の年収を教えてください

社会人1年目の現在の年収分布を示したグラフ。「300万円未満」は43.2%、「300〜400万円未満」は25.3%、「400〜500万円未満」は9.1%、「500〜600万円未満」は4.9%、「600〜700万円未満」は0.6%、「700〜800万円未満」「800〜1000万円未満」は0.0%、「1000万円〜1200万円未満」は1.2%、「1200〜1500万円未満」は0.0%、「1500万円以上」は1.2%、「答えたくない」は14.3%

社会人1年目の目標の年収は?

それでは、実際の年収と目標の年収ではどれくらいの差があるのでしょうか。次に、社会人1年目の目標の年収についての調査結果を見ていきましょう。

社会人1年目の人が目標とする年収は、「500〜600万円未満(15.4%)」が最多でした。次いで「300〜400万円未満(15.1%)」、「400〜500万円未満(8.7%)」と続いています。今の年収に満足している人はわずか2.9%で、社会人1年目のほとんどの人が、年収アップを望んでいることがわかりました。

また、目標の年収を500万円以上と回答した人の割合の合計は45.9%で、その中でも年収1,000万円以上を目指している人は12.1%と、およそ10人に1人は将来的に年収1,000万円以上を目指している結果となりました。

Q. 目標の年収を教えてください

社会人1年目の目標の年収分布を示したグラフ。「300万円未満」は13.0%、「300〜400万円未満」は15.1%、「400〜500万円未満」は8.7%、「500〜600万円未満」は15.4%、「600〜700万円未満」は7.1%、「700〜800万円未満」は4.1%、「800〜1000万円未満」は7.9%、「1000〜1200万円未満」は5.2%、「1200〜1500万円未満」は2.5%、「1500万円以上」は3.7%、「今の年収に満足している」は2.9%、「分からない」は14.4%

社会人1年目は、今の職場で年収は上がると思っている?

社会人1年目で、今の職場で年収が上がると思っている人はどれくらいいるのでしょうか。その調査結果を見ていきましょう。

年収が上がると思うと回答した人は4割超え

今の職場で年収が上がるかどうかを聞いたところ、「大きく上がると思う」「少し上がると思う」という答えの合計が46.5%で、4割を超える人が将来的には現在の職場で年収アップを見込んでいることがわかりました。

また、「変わらないと思う」「少し下がると思う」「大きく下がると思う」の合計は45.3%という結果でした。

Q. 今の職場で年収は上がりそうですか?

社会人1年目が「今の職場で年収が上がるか」について回答した結果の円グラフ。「大きく上がると思う」は9.5%、「少し上がると思う」は37.0%、「変わらないと思う」は40.6%、「少し下がると思う」は3.3%、「大きく下がると思う」は1.4%、「分からない」は8.2%

社会人1年目が今の職場で年収が上がると考える理由

今の職場で年収が上がると答えた人に、その理由についても聞いてみたところ、「定期昇給があるから(59.5%)」が最も多く、続いて「会社の業績が好調だから(37.6%)」、「昇進/昇進の見込みがあるから(28.9%)」と続く結果となりました。

社会人1年目は、勤めている会社の昇給制度や会社の業績を見込んで年収が上がると考えている人が多いようです。

Q. 年収が上がると考える理由や期待する要因を教えてください

社会人1年目で年収が上がると考える理由や期待する要因についての棒グラフ。「定期昇給があるから」は59.5%、「会社の業績が好調だから」は37.6%、「昇進/昇進の見込みがあるから」は28.9%、「会社の方針変更」は22.5%、「自分のスキル・経験が伸びているから」は19.0%、「業界全体が成長しているから」は16.7%、「その他」は0%

社会人1年目が年収が変わらない・または下がる可能性があると考える理由

一方で、今の職場で年収が変わらない、または下がる可能性があると答えた人に、その理由を聞いてみたところ、「昇進/昇進の見込みがないから(38.3%)」が最も多く、次に「自分のスキル・経験が足りないから(30.2%)」と続く結果になりました。

他にも、「会社の業績が良くないから(25.8%)」、「定期昇給がないから(16.6%)」と、会社側の原因で年収アップが見込めないと考えている人も一定数いることがわかりました。

また、社会人1年目は「自分のスキル・経験が足りないから」という回答が、ほかの年次に比べると高い傾向がみられました。年収が上がらないと考える背景には、社会人になったばかりでまだまだ経験が不足している点や、今後のキャリアの見通しが立っていないことなどが背景にあるのかもしれません。

Q. 年収が変わらない、または下がる可能性があると考える理由を教えてください

社会人1年目が、年収が変わらないまたは下がる可能性があると考える理由の棒グラフ。「昇進/昇進の見込みがないから」は38.3%、「自分のスキル・経験が足りないから」は30.2%、「会社の業績が良くないから」は25.8%、「定期昇給がないから」は16.6%、「業界全体が低成長・不況だから」は12.2%、「会社の方針変更」は11.4%、「その他」は3.0%

社会人1年目が年収アップのために取り組んでいること

続いて、社会人1年目に収入アップのために取り組んでいることはあるか尋ねたところ、「特に取り組んでいることはない(38.1%)」が最も多い結果になりました。

一方で、具体的な取り組みに絞ってみてみると、「資格取得(30.1%)」、「スキルアップ(23.3%)」、「資産運用(17.0%)」 が上位を占めました。まずは学ぶことに力をいれる人が多い一方で、早いうちから資産運用などのお金の増やし方に関心を持っている人も一定数いるようです。

Q. 収入アップのために取り組んでいることはありますか?

社会人1年目が収入アップのために取り組んでいることの棒グラフ。「特に取り組んでいることはない」は38.1%、「資格取得」は30.1%、「スキルアップ」は23.3%、「資産運用」は17.0%、「健康・メンタルケア」は14.4%、「副業」は14.0%、「語学学習」は11.7%、「人脈づくり」は11.3%、「業界の情報収集」は5.8%、「学位取得」は5.3%、「キャリア相談・転職活動」は4.7%、「その他」は0%

社会人1年目は、仕事とプライベート、どちらを優先している?

続いて、仕事とプライベートのどちらを優先しているか聞いたところ、「どちらかといえばプライベートを優先している(41.2%)」が最も多く、次いで「プライベートを優先している(28.9%)」となっており、プライベートを優先している人の割合を合計すると約7割という結果となりました。

Q. 仕事・キャリアとプライベートにおいて、どちらを優先していますか?

社会人1年目で、仕事やキャリアとプライベートのどちらを優先しているかを示した円グラフ。「仕事・キャリアアップを優先している」は17.4%、「どちらかといえば仕事・キャリアアップを優先している」は12.6%、「どちらかといえばプライベートを優先している」は41.2%、「プライベートを優先している」は28.9%

社会人1年目のお金の使い道は?優先順位ランキング

最後に、お金の使い道の優先順位(家賃や光熱費、食費などの基本的な生活費は除く)を聞いたところ、「趣味・娯楽(36.7%)」が最も多く、次いで「交際費(13.9%)」、「スキルアップ・資格取得(12.7%)」となりました。

また「資産形成・投資」の割合も10.6%と、社会人1年目から将来への備えを始めている人が一定数いることがわかりました。

Q. 「お金を使う優先順位」について、あなたが重視するものはどれですか?

社会人1年目のお金を使う優先順位について示した棒グラフ。「趣味・娯楽」は36.7%、「交際費」は13.9%、「スキルアップ・資格取得」は12.7%、「資産形成・投資」は10.6%、「健康・メンタルケア」は8.1%、「美容」は7.2%、「衣類・ファッション」は4.9%、「学び・教養」は3.8%、「住環境改善」は2.1%、「その他」「この中にはない」は0%

以下の表は、お金を使う優先順位において「1位・2位・3位」のいずれかに選ばれた割合を合算し、ランキング形式でまとめたものです。

お金を使う優先順位 TOP3ランキング
  項目
1位 趣味・娯楽(69.2%)
2位 交際費(51.6%)
3位 衣服・ファッション(35.9%)
4位 美容(28.4%)
5位 健康・メンタルケア(26.0%)

TOP3に入った割合を見ると、「趣味・娯楽」に続いて、「交際費」や「衣服・ファッション」が上位にランクインしており、社会人1年目は趣味や娯楽、人との付き合い、衣服といった領域にお金を使う傾向が見られました。

まとめ

本記事では、社会人1年目の貯金額や年収、お金に対する価値観について、調査結果をもとに紹介しました。

社会人1年目は、仕事や生活の基盤を整えていく段階にあり、ライフスタイルやお金の使い方も含め、様々なことを模索している時期でしょう。

社会人としての経験を重ねるなかで、任される仕事が増えるとともに、収入やお金の使い方にも変化が生じていきます。本調査結果を一つの参考として、これからのキャリアやお金との向き合い方を考えるきっかけにしてみてください。

■調査概要
対象:全国の社会人1~10年目の男女 20~34歳
雇用形態:正社員
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問)
実施期間:2025年12月23日~12月26日
有効回答数:3,078件(うち、社会人1年目は149件)
※ウェイトバック:年次ごとに男女の割合・人数が均等になるように実施
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります
※データのご利用について:引用・転載の際は、出所が「まいにちdoda」であることを明記し、Webメディアの場合は以下のリンクを貼ってください。
・出典:社会人1年目の貯金・年収はいくら?お金働く価値観を徹底調査
・提供元:「まいにちdoda

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