年賀状を出さないのはなぜ?理由をまとめてみた

年末年始にはさまざまなイベントが企画されます。クリスマスや忘年会、初詣…、そして忘れてはいけないのが、親しい人や職場でお世話になった人、取引先に出す“年賀状”のこと。

年賀状を出さないのはなぜ?理由をまとめてみた

年末年始にはさまざまなイベントが企画されます。クリスマスや忘年会、初詣…、そして忘れてはいけないのが、親しい人や職場でお世話になった人、取引先に出す“年賀状”のこと。年賀状は貰えば嬉しいけれど、こちらから出すのは億劫…でも、出さないとビジネスマナー的には違反になるかも…と悩む人もいるでしょう。

しかし、日本郵政グループが毎年公表している年賀はがき発行部数(※)を見ると、昨今の年賀はがきの需要は年々減少しており、年賀状を出さない人が増えているようです。

(※)参考:YAHOO!JAPANニュース「年賀葉書の発行枚数などをさぐる」

それではなぜ、年賀状を出さない人が増えているのでしょうか。今回は、年賀状を出さない理由についてまとめてみました。

理由(1):簡単に送れるメールで済ますようになった

 


年賀状を出さない理由としてまず挙げられるのが、“メールで済ますようになった”というもの。家庭用パソコンや携帯電話の普及により、プライベートの相手には、はがきよりも簡単に送れるメールで新年の挨拶を済ませる人も増えています。

現在は、年賀状メールのさまざまなテンプレートが普及しており、簡単にデザインや文面を作れるようになりました。

また、ビジネス上の付き合いでも、職場や取引先の人数が多い場合などは、新年の挨拶は基本的にメールで行う会社が増えているようです。職場の上司や取引先への新年の挨拶も、全て年賀状メールで済ませてしまう時代が来るかもしれません。

理由(2):一斉送信ができるLINEで済ますようになった

 


LINEで新年の挨拶をする人も増えています。LINEには複数名に同様のメッセージを送信できる “一斉送信機能”があるので、年賀状を1人ずつ送る煩わしさがありませんよね。

また、携帯電話が普及した現代は、知り合いに住所を伝える場面は少なくなりました。そういった背景もあいまって、LINEなどで新年の挨拶をする人が増えているのかもしれません。

理由:(3)喪中で寒中見舞いを出したら面倒になり、そのまま自然消滅した

 


寒中見舞いはもともと寒い時期に送る季節の挨拶状でしたが、現在は喪中で年賀状が出せない時の代用として使われることも多いです。

喪中による寒中見舞いを送ってきた相手に、年賀状を送り返すのはマナー違反となります。そのため、過去に1度喪中で寒中見舞いを出したことで相手からも年賀状が来なくなり、次年度にこちらから年賀状を出すのも面倒になって、そのまま自然消滅してしまう人もいるようです。

理由(4):年賀状を送る人を限定していったら、徐々に人数が減った

 


年末の忙しい時期、年賀状を書くことに疲れてしまい、「本当に大切な相手にだけは送ろう!」と限定したら、書く相手が徐々に減っていったという人も。

また、転職などで環境を変えたことで、年賀状を送りあう相手が減り、そのまま書かなくなった人もいるようです。

毎年の習慣として馴染んでいる人もいるかもしれませんが、年賀状を絶対に送らなければならないという義務はありません。自分の生活や仕事に負担がかかるのならば、思い切って1枚も送らない選択をするのも良いのではないでしょうか。


以上、年賀状を出さない理由について紹介しました。プライベートでもビジネス上でも、お世話になった人へ旧年のお礼を伝え、一緒に新年を祝うことは大切な習慣です。年賀状そのものは送らなくとも、自分の負担にならないような形で、新年の挨拶をしてみてはいかがでしょうか。

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