お金、やりがい、時間…仕事で大事なのはなに？業種別で徹底調査！

みなさんは働く上でなにを重視していますか？給料、拘束時間、やりがいなど、大事なことはひとそれぞれ。同じ業種の人や、違う仕事をしている人がなにを大切にして働いているのか、ちょっと気になりますよね。

そこで今回は、異なる業種のビジネスパーソンが仕事で重視していることを、若手ビジネスパーソン648名を対象に徹底調査しました！　果たして、あの業種の人は仕事でなにを大切にしているのでしょう？

一番重視するのはやっぱり○○？

まず、「お金」「時間」「やりがい」という3項目のうちどれを一番重視するのか、聞いてみました。

Q1. あなたは「お金」「時間」「やりがい」のうち、仕事において何を重視しますか？

全体の49.1％が「お金」を一番重視すると回答。IT/通信/インターネット、サービスをはじめ、11業種中全9業種で「お金」が単独トップとなりました。特に金融の68.8％は圧巻！お金を扱う仕事なのだから、当然と言えば当然でしょうか。

例外となったのが2業種。メディアは「お金」と同率で「やりがい」も一位という結果に。また、農林漁業では「時間」が単独トップ！都会で忙しく働くのではなく、田舎のゆったりとした時間の中で働くことを大切にしているのでしょうか。

究極の選択！どちらかしか選べないとしたら？

次に選択肢を二つにして、4パターンに分けて聞いてみました。お金かやりがいか、はたまた時間か…。なにかを選べばなにかを失う、究極の選択を迫られたとき、みなさん何を選ぶのでしょう？

Q2. 以下のＡ・Ｂの選択肢のうち、しいていえばあなたはどちらの仕事に就きたいですか？それぞれＡかＢをお選びください。
選択(1)
A：無理のない労働で、生活に困らない最低限の収入を得る仕事
B：他の人よりハードに働くかわりに、高い給料を得られる仕事

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農林漁業、国/地方自治体/公共団体が75％を超える数値を叩き出したのを筆頭に、全体の61.3%が「無理のない労働で最低限の収入を得る仕事に就きたい」と回答。Q1をふまえると、「お金は大事。でも、生活に困らない程度でいい」という、給料に対してほどほど志向の傾向が見えてきます。「いやいや、バリバリ働いてでも高い給料が欲しいです」という人は、金融と建設/不動産の50％が最高。過半数を超える業種がひとつもなかったことは驚きですね。

選択(2)
A：やりがいはあるが、給料がそこそこの仕事
B：やりがいはないが、給料が高い仕事

選択(1)と同じく、全体的に「給料はそこそこでいい」傾向が見られます。
全11業種中「やりがいはないが、給料が高い仕事」が過半数を超えたのは、「金融」と「IT/通信/インターネット」のみ。メディアでは66.7%の人が「やりがいはあるが、給料がそこそこの仕事に就きたい」と回答。マスコミで働く人のイメージからか、給料が高額なように思えるメディアですが、実は働く人はお金よりもやりがいを大事にしているようです。

選択(3)
A：労働時間は長いが、給料も高い仕事
B：労働時間が短く、給料も低い仕事

労働時間は長くても、高い給料が欲しい人が全体の6割以上。特にメディア、小売/卸/外食といった労働時間の長いイメージの業種は、拘束時間分の高い給与を欲しているようです。またQ1で仕事において一番重視するのは「時間」との回答が多かった農林漁業が、ここでは「労働時間は長いが、給料も高い仕事」との回答が75%にものぼります。「労働時間は気にするけれど、報酬次第で長時間働くのも可」ということでしょうか。

選択(4)
A：やりがいはあるが、労働時間が長い仕事
B：やりがいはないが、労働時間は短い仕事

「やりがいか、労働時間か」の問いでは、回答が割れました。金融と商社は約60%が労働時間の短さを重視すると答えました。対照的にメディアと小売/卸/外食は、約60%がやりがいを重視すると回答。長時間の労働をがんばれるのは、やりがいがあるからなのでしょう。

以上、仕事で重視すること業種別調査でした。世間では「あまり欲が無い」とか、「お金よりもやりがいを求める」といったように言われる若者。しかし今回の調査で、業種によって仕事で重視するものが異なることが見えてきました。「お金」「やりがい」「時間」。さて、みなさんだったらなにが一番大事だと答えますか？