「関東」は「四国」「中国」「北信越」の2倍? 平均通勤時間をランキング!

1年間の勤務日数が245日だとすると、勤続年数40年間で9800日。片道1時間だとすると、往復19600時間を過ごすことになる通勤時間。 私たちの人生の多くの時間を占めることになるだけに、時間の長さに加えて、交通手段、過ごし方など、なるべくストレスのないようにしたいものですね。 今回は「エリア」「業種」「職種」の3つの切り口で平均通勤時間をランキングしました。

「関東」は「四国」「中国」「北信越」の2倍? 平均通勤時間をランキング!

 


目次

□エリア別の通勤時間が短いランキング
□業種別の通勤時間が短いランキング
□職種別の通勤時間が短いランキング


 

エリア別の通勤時間が短いランキング


最も平均通勤時間が短いエリアは「四国」の26分。そして「中国」(30分)、「北信越」(30分)が2位で並ぶ結果になりました。最も通勤時間が長い「関東」(1時間9分)と比べると、実に半分以下の長さとなっています。家賃の高い都心部ほど、通勤時間の長い傾向にあり、また電車通勤が多くなるのも特徴です。

1位 四国 … 26分
2位 中国 … 30分
2位 北信越 … 30分
4位 東北 … 31分
5位 九州・沖縄 … 33分
6位 北海道 … 36分
7位 東海 … 46分
8位 関西 … 59分
9位 関東 … 1時間9分


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業種別の通勤時間が短いランキング


続いて、最も平均通勤時間が短い業種は「小売/外食」(39分)。都心のオフィスではなく、各店舗へ出勤するスタッフが多いため、店舗に近い場所に住むケースが多いということが原因として考えられます。また2位の「教育」(41分)と3位の「メディカル」(43分)も学校や塾、営業所や研究施設などで同じことが言えそう。

一方で、「広告/メディア」(1時間3分)、「IT」(1時間13分)などは、オフィスが都心部にあることが多く、それが通勤時間の長さに起因していると考えられます。

1位 小売/外食 … 39分
2位 教育 … 41分
3位 メディカル … 43分
4位 商社 … 48分
5位 建設/不動産 … 49分
6位 サービス … 50分
6位 メーカー … 50分
8位 金融 … 55分
9位 広告/メディア … 1時間3分
10位 IT … 1時間13分


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職種別の通勤時間が短いランキング


職種別で見ると、「教師/講師」(38分)、「事務・アシスタント系」(41分)、「食品/医療/化学系」(44分)が上位に。学校や店舗、工場に研究施設など、拠点への勤務が多い職種がランクイン。また「事務・アシスタント系」については、ワークライフバランスを重視しているケースも多く、それがゆえ自宅から近い勤務地の職場を選んでいる人が多いのも、原因と言えそうです。

1位 教師/講師 … 38分
2位 事務・アシスタント系 … 41分
3位 食品/医療/化学系 … 44分
3位 販売・サービス系 … 44分
5位 企画管理系 … 51分
6位 機械系エンジニア … 53分
6位 建築/土木系 … 53分
8位 営業系 … 54分
9位 専門職 … 57分
10位 クリエイティブ系 … 1時間5分
11位 ITエンジニア … 1時間10分


ちなみに同時に「通勤中にやっていること」を聞いた結果、下記のような結果に。(複数回答可)
1位 音楽を聴いている … 32.1%
2位 メールをしている … 18.7%
3位 考え事をしている … 16.7%
4位 ネットサーフィンをしている … 14.9%
5位 寝ている … 14.2%
6位 本・雑誌(電子書籍を含む) を読んでいる … 12.8%
7位 ラジオを聴いている … 11.1%
8位 窓の外の景色を眺めている … 6.6%
9位 交通機関内の広告を見ている … 6.1%
10位 ゲームをしている … 5.7%

通勤時間の長さは、会社や家の事情に左右されて、なかなか思い通りにならないだけに、せめて過ごし方だけでも工夫して、快適な通勤ライフを送りたいものですね。

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※この記事は2014/04/18にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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