チーズ料理といえば何を思い浮かべますか?
今では、断面を炙って溶けたチーズを具材に絡めて食べるラクレットも主流になってきましたが、やはり代表的なのはチーズフォンデュではないでしょうか。
日本ではチーズフォンデュ専門店ができたり、家庭でも簡単にできることから親しみ深い料理の一つとなっています。
日本のチーズフォンデュ
チーズフォンデュはさまざまなシーンで楽しむことができます。日本では、家でパーティーを開く時などに出されることが多いかもしれません。
とろとろのチーズソースの傍らには、いろんな具材が並んでいます。パンやソーセージ、ブロッコリー、ジャガイモなどの定番のほかに、餃子やたこ焼き、ミートボールといった変わり種まで…家庭によってバリエーション豊かなのも魅力の一つです。
ちなみに日本で初めてチーズフォンデュを出したのは、2005年創業のとあるフレンチレストランなのだとか。日本初のチーズフォンデュ、ぜひ一度味わってみたいですよね。
実は本場では素朴な料理?
日本ではパーティーに出されたりと華やかなイメージのあるチーズフォンデュですが、実は本場ではもっと素朴な料理だということを知っていましたか?
お皿に並ぶ色とりどりの具材から「どれにしようかな」と楽しく悩むのは実は日本くらい。
本場であるスイスやフランスでは、基本的に具材はパンのみで、加わったとしても茹でたジャガイモ程度。チーズの消化を助ける白ワインをお供にいただくわけですが、日本とはかなり違いますよね。
そもそもチーズフォンデュは、貧しい農民が古くなったチーズを溶かし、固くなってしまったパンを浸して柔らかくしてから食べられるようにという知恵から生まれたのだとか。
つまり、決して特別な日のご馳走ではなく、伝統的な家庭料理として親しまれきたわけです。
チーズフォンデュ発祥の地
今では日本でもメジャーとなったチーズフォンデュですが、そもそもどこが発祥なのかというと、先ほども少し触れたスイスとフランスです。
スイスは知っていたけどフランスも?と思う方もいるかもしれません。実はどちらが元祖なのかはいまだに分かっておらず、両者ともその位置を譲らないのが現状です。
どちらも同じチーズフォンデュですが、スイス式とフランス式との大きな違いは、「使うチーズと白ワインの種類」。
スイスではグリュイエールやヴァシュラン、フランスではボーフォール、コンテ、エメンタールなどその地域で作られたチーズを使うのが基本です。ワインも地元のものを使うので、味にはかなりのバリエーションがあります。
また、食感にも違いがあり、スイス式のチーズソースは比較的どろっと濃いめで、フランス式はサラッとしているのが特徴です。
いかがでしたか?普段私たちが親しんでいるチーズフォンデュと本場のチーズフォンデュ、食べるシーンや具材が全然違いますよね。ぜひこんな内容を話しながら、チーズフォンデュを楽しんでみてください。
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