【私たちの生活が”変わる”最新ガジェット】一度使うとクセになる!?電気ショックで己を律するPavlok Shock Clock

furi-kake編集部では、最新ガジェットによって私たちの生活がどう変わるのか、その未来の可能性を連載形式で紹介していきます。

【私たちの生活が”変わる”最新ガジェット】一度使うとクセになる!?電気ショックで己を律するPavlok Shock Clock

【私たちの生活が”変わる”最新ガジェット】
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furi-kake編集部では、最新ガジェットによって私たちの生活がどう変わるのか、その未来の可能性を紹介していきます。

今回はテレビ番組などでも話題を振りまいた、寝坊も一発で直ると評判の“電気ショック”目覚まし「Pavlok Shock Clock」

日本の正規代理店である株式会社CTwave.jp 代表取締役 竹下陽二郎さんに、一度使ってみるとクセになるという刺激的なガジェットの魅力を聞いてみました。

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ーーーまずは「Pavlok Shock Clock」について教えてください。

アメリカのパブロック社が開発したリストバンド型のアラームクロックです。

最初は愛犬の吠え癖を矯正するために開発されたアイテムを、人間用の目覚ましにアレンジしたところ人気に火が付きました。

日本ではPavlok Shock Clockを約3年前に発売して、マツコ・デラックスさんの「月曜から夜ふかし」という番組で取り上げていただいたことがきっかけになってブレイク。

日本で取り扱いがスタートした当初はあまりの人気に類似品が出回ることもありました。

ーーー類似品が出回るほど!今でも販売は好調ですか?

先日もテレビで取り上げていただいたこともあって、おかげさまで好調に売れています。

1年前に第2弾製品の「Shock Clock 2」も発売され、見た目がスタイリッシュになりビジネスシーンでも使えるリストバンドとしてユーザー層が広がりつつありますよ。

ーーーちなみに、竹下さんの所属するCTwave.jpはどういった会社なのでしょうか?

CTwave.jpは世界の面白いガジェットをウェブやイベントなどで見つけて日本で販売している会社です。

私自身は今から3年近く前に海外で話題沸騰の商品があるということで、メディアで取り上げられていたPavlok Shock Clockを目の当たりにしてから、メーカーにコンタクトを取って日本で販売するために交渉を続けて実現に至りました。

ーーー100%の威力の電気ショックだと思わず声が出てしまうほどですが、竹下さんはご自身で体験されたことはありますか?

はい。初めて体験した時は恐怖を感じました(笑)。

ーーー電気ショックの強さをペアリングしたスマホアプリから変更することができますが、どういった使い方がオススメですか?

最初は10%ぐらいの強さでどれぐらいのショックなのかを試していただいてから、段階的に強さを変えてみることをオススメします。

電気への耐性は個人差があるため、少し強くしても効かない方や、弱く設定しても痛いと感じる方がいます。

本当に寝覚めが悪い方は100%の強さでも起きられないという声もありましたが、だいたい平均的な強さは「70%」ぐらいで、私もいつもは70%で使っています。

ーーーPavlok Shock Clockを使っての目覚めはいかがでしょう?

Pavlok Shock Clockの目覚ましは、最初はアラーム音やバイブレーションから起こしはじめて、それでもだめなら電気が流れるというステップになっていますが、私は電気ショックの痛みが恐くてバイブの段階で起きてしまいます。

連携アプリの「PAVLOK」からショックやバイブレーションの強さやアラーム音の音量まで調節できる


ーーー恐怖のすりこみで起きてしまうのですね(笑)。100%の強さをまた体験してみたいと思いますか?

翌朝に絶対起きなければならない時には使っています。クセになる痛みですよ(笑)。

ーーーどういった方々が本製品を購入しているのでしょうか?

一番多いのは新しく会社に入ったフレッシュマンで、実家通いではなく一人暮らしをしているという方々

家族の誰かに起こしてもらっていた生活スタイルが変わると不安になるものですが、本機を手に入れたおかげで遅刻をしないで済んでいるというポジティブなフィードバックがあります。

あるいは聴覚障害を持たれている方が目覚ましとして使われているケースもあるようです。ほかにも40代から50代の購入者も多いですね。

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ーーー目覚まし以外にもユニークな使い方はありますか?

Pavlok Shock Clockはスマホアプリから遠隔操作ができるので、一人暮らしを始めても遠方に住む家族や恋人に「起こしてもらう」という、愛情あふれる使い方ができます。

飲み会で遅くなる日などにもやはり、家族や恋人から「早く帰ってきなさい!」とメッセージを添えて電気ショックが送れます(笑)。

あとは「禁煙目的」というケースもありました。Pavlok Shock Clockには加速度センサーが内蔵されているので、腕に装着している時に向きを変えるとバイブを鳴らしたり、電気を流すことができます。

タバコを吸うときには腕に90度くらい角度を付けて持つことが多いですよね。その姿勢を一定時間キープしてしまうとビリッとくるので、やむなく禁煙するという使い方もあるようです。

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連携アプリから、間食や喫煙、爪を噛むといった悪習慣を改善することも可能


ーーーアプリと連携すると色んな機能が実現できるのですね。

はい。ウェブサービスのIFTTTとアプリが連携できるので、例えばGmailでメッセージを受信するとPavlokに通知を飛ばすことができます。

スマホの位置情報を元に、立ち寄ってはならない場所に近づくと電気ショックを走らせることなども可能です。

パソコンのGoogle Chromeブラウザにプラグインを追加すると、例えばYouTubeなど特定のURLにアクセスすると電気ショックを流すという変わった使い方もあります。YouTubeを“ながら見”しながら仕事をする癖が直せそうです。

ーーー悪い習慣を電気ショックで矯正するという本機のコンセプトには賛否両論もありそうですが、否定的なコメントなども寄せられることがありますか?

まず電気ショックを発生させる製品であることについては、同梱する取扱説明書などに記載を加えて十分に注意を促しています。特に心臓の弱い方、妊婦の方は使用を避けてほしいと思います。

電気を使う製品なので当然、濡れた手で触らないことも基本です。ぜひ節度を持って注意しながら使ってほしいと思います。

そして先ほども申し上げたように、最初に使う時には念のため電気ショックの強度をアプリから10%程度に設定して、弱めに手応えを確かめてから使用を決めて下さい。お客様ご自身の責任で、無理の無い範囲を守って使うことをお願いしています。

ーーー現在は第2世代まで商品化されていますが、今後の開発で新機能を追加する予定はありそうですか?

手首だけでなく、足首につけたり装着場所を変えられるオプションを当社からもメーカーに提案しています。

『ポケモンGO』と連携させても面白そうですよね。体感系のアクションゲームと電気ショックやバイブレーションを連携させることも提案しています。

あとはおばけ屋敷やバンジージャンプのような、商業施設の体感型エンターテインメントにも使えそうですね。実際、当社にも遊園地からイベントのアトラクションにPavlokを採用したいという引き合いもありました。

2018年11月の半ばから名古屋のドコモスマートフォンラウンジでの展示も始まり、様々な企業からも注目されていると感じています。

ーーー竹下さんが電気ショック目覚ましから描く、未来予想図を教えてください。

Pavlokは、もともとユーザーが自身を厳しく律するために開発された商品です。

今は家族や目上の人が「怒ってくれない」時代です。そんな時代に最新技術を使って、ストイックな生活ができるようになる実用的なガジェットではないかと私も思います。

オフィスでの居眠りや飲み過ぎ、ついやってしまう歩きスマホなど、自己を律する手段として発展してほしい、と竹下さん


今後はより汎用性を高めて、老若男女が手軽に使える商品としても発展してほしいと思います。

現在のところ展示・体験できるスペースは先ほどお伝えした名古屋のドコモスマートフォンラウンジだけですが、こちらもできる限り増やしたいですね。

ーーーありがとうございました。

“自分を律する”ためのガジェットはエンタメの可能性も広げる?


電気ショック型リストバンド、と聞くと罰ゲームでの利用やジョークグッズが思い浮かびますがPavlok Shock Clockは目覚まし機能から始まり悪習慣の矯正にも使える、一歩進んだガジェットと言えるのではないでしょうか。

「怒ってくれない時代に自分を律するガジェット」として期待できますが、竹下さんが述べた通り、遊園地でのイベントや体感型アトラクションといったエンタメ分野での活用も広がりを見せそうです。

朝寝坊が治らないビジネスマンは購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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