会議の沈黙を打ち破る! 面白法人カヤックが教えるブレインストーミング5つの極意

チームで会議をしていても、みんな消極的で意見が出ない。かといって怒鳴ってしまえばますます萎縮してしまう……。

会議の沈黙を打ち破る! 面白法人カヤックが教えるブレインストーミング5つの極意

チームで会議をしていても、みんな消極的で意見が出ない。かといって怒鳴ってしまえばますます萎縮してしまう……。

会議の時間を無駄にせず、意見がどんどん出てくる場にする秘訣はないものでしょうか? そこで今回、意見の出る会議の進め方について、面白法人カヤックでコピーライターとして活躍する長谷川哲士さんにお聞きしました。

「面白法人カヤックには“会議”はありません。あるのは“ブレスト”のみ。ブレストとはブレインストーミングの略で、要はアイデアを出すおしゃべりのことですね。ブレストのルールは『否定せずに乗っかろう』。カヤックの社内では、これを大切にしています」(長谷川哲士さん)

それではカヤックが実践する、ブレインストーミングの進め方をお聞きしていきましょう!

「意見が言えない人の種類は2つに分けられます。まず“自分の意見があるのに言えない人”。もう1つは“自分の意見がない人”。前者の、“自分の意見があるのに言えない人”は、その人が悪いのではなく場の空気が悪いのです。そして後者の“自分の意見がない人”は、自分の意見をでっち上げればいい。さて、そのための発想法を5種類紹介しましょう」(同)

其の一:「夜の発想法」?頭に「夜の」ってつけるだけ?


「例えば、新製品のイスを考える会議だとしましょう。新しいことを言おうと思っても、なかなか出てこないもの。そんなときは、とにかく“夜の”とつけておけば、新しいアイデアに生まれ変わります。この会議の場合、頭に“夜の”をつけて“夜のイス”。何やら浮かんできますよね。この3文字は、世界の見方や解釈を劇的に変えてくれます」(同)

其の二:「ライミング発想法」?子音を脱がせて脳内再生?


「ラッパーが韻を踏むことをライムといいますが、要はダジャレのつくり方ですね。すべての言葉は母音と子音の2種類に分かれます。例えば、“カレーライス(Karei Raisu)”から子音を脱がすと、“アエーアイウ(aei aiu)”になります。このアエーアイウを何度も脳内で連呼しますと、これまで何度も聞いてきた単語と聞き間違えて聞こえるはずです。アエーアイウ、アエーアイウ……ほら、“華麗なイス”とか、“和製ナイフ”とかに聞こえてきましたね。新しいカレーライスを開発する会議があったら、“和製ナイフで食べるカレーライス”など、いろいろアイデアが出てきますね」

其の三:「メトロポリタンダディ発想法」?取りあえず反対にしよう?


「この“メトロポリタンダディ”、これ実は、“カントリーマアム”の反対語です。“カントリー=田舎” “マアム=母”を反対にして、“都会=メトロポリタン”“父=ダディ”。このように、あらゆるものを反対語にしてみれば、何かが生まれます。新しい部署のスローガンを考えている場合、誰かが“倍返しだ!”と提案したら、逆に“分割払いで!”を提案してみてはいかがでしょう」(同)

其の四:「フィンランド発想法」?取りあえず後付けで発言してみる?


「これは、以前流れていたCMからヒントを得た発想法です。日本の算数は“4+5=□”だけれどフィンランドの算数は“□+□=9”。フィンランドでは、こんなふうに算数を教えているんですよ、というCMでした。つまり、まずは答えを出して、後からプロセスを考えるという方法です。取りあえず発言して、後付けで理由を考えれば意外と筋の通った意見になります。少なくとも、沈黙はなくなりますよね。目に映ったものや、昨日食べた晩ごはん、最近ハマってること。何でも口にすれば、沈黙は破れるのです」(同)

其の五:「KY発想法(KY法)」?空気を読まない人が、空気を破る人になれる?


「最後にご紹介するこのKY法こそが、実は会議を楽しくするいちばんの発想法です。この発想法はとても簡単で、空気を読まず(KY)にアイデアを出すということ。これまでの発想法で考えた案はいずれも、空気を読んでしまうと発言できない人も多いかもしれません。そんなときは“KY法で考えたのですが……”と前置きしてから、流れとまったく関係のないアイデアを出しましょう」(同)

なるほど、日本人が一番気にしてしまう「場の空気」をあえて気にしない勇気があってこそ、停滞した会議の空気を変えられるのですね。しかしそれではスベってしまう恐れがどうしてもありそうですが……。

「空気を読まずに、どんどんスベる人間が一人いると、少なくとも緊張感のある空気は破れ、場は和むはずです。そしてみんなが意見を出し合えば、必ず誰かがいいアイデアを出してくれる。これが、KY発想法です。ブレストの唯一のルールは“否定せずに乗っかろう”。あなたがどんなにスベっても、ルール違反を犯してはいないですからね」(同)

どの発想法もカヤックならではの個性的な考え方ばかりですね。いつもの会議がなんだか楽しい場になりそうです。しかしこれらの発想法が通じないお堅い会社の場合どうしたら……?

「……そんなときはカヤックに転職するか、カヤックと一緒に仕事するかをオススメします(笑)」(同)


(識者プロフィール)
長谷川哲士(はせがわ・てつじ)
1984年、島根県生まれ。哲学を学び、リクルートを経て、フリーになり、面白法人カヤックコピー部へ。主なコピー/「田中に告ぐ。」(田中電子版特設サイト)/ビデオレター英会話「Canary」/「春のan祭り」/「元恋人との思い出の品、預かります。」(minikuLOVE)/「ツイ撃の巨人」、「進撃の3分調査」(進撃の巨人-自由への咆哮-)/29品のふぐ採用(東京一番フーズ)/「禅身禅霊ハックしよう。」(ZenHack)/BiSにJKが正式加入!!(ほっと電報)/「手抜きしないでね。」(TENGA)/「面白法人カヤックの、いちばん面白いコンテンツは、仲間です。」(カヤック)など。
関連リンク
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※この記事は2014/05/26にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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