「握手なんか、ちょっと古くさくて恥ずかしい…」と思っていませんか? しかし、ビジネスの場で人をとりこにする“人たらし”たちは、握手を欠かさないといいます。
あいさつ時に握手をしたのとしなかったのでは、相手に与えるポジティブな印象が大きく変わってくることが、科学的に検証されています。今回はそんな「握手」で相手の心をわしづかみにするための、効果的な方法をご紹介します。
相手は握手で、自分の「有能さ」まで推測できる
そもそも、なぜ握手が大切なのでしょうか。
ビジネスの場においては、相手との信頼関係が重要です。そのためには、自分がいかに有能かを相手に伝え、好感度を上げなければなりません。
特に第一印象が重要だということは周知の事実ですが、そこに握手を取り入れるだけで、社交性をアピールすることができるようになります。いずれにしても、握手には相手に自分のことを知らしめる重要な役割があることを理解しておきましょう。
人たらしの人がやっている握手の方法4選
1.面談や交渉が終わった後にする
握手は普通、相手と会ったときにするのが基本ですが、実は別れ際にするのもとても意味があります。
もし面談や交渉の話し合いが順調に進み、お互いに好意を持って進んだのであれば、別れ際の握手は信頼感をお互いに確かめ合い、強化することにもつながります。この効果を狙い、別れ際の握手をお決まりの「儀式化」している人すらいるのです。
2.しっかりと手を握り、自信を伝える
握手は、とにかくしっかりと握ることがポイントです。なぜなら、握手によって、相手へエネルギーを伝えることができるといわれているからです。それがそのまま自信として伝わり、相手により好感を持ってもらえるでしょう。
3.笑顔で目線を合わせる
握手の最中、どこに目線を合わせていいのか分からなくなったことはありませんか? 握手のときは、相手とアイコンタクトを取り、笑顔をつくるのは常識。しかし、日本人は特に恥ずかしがって、意外とできていないようです。
握手はただ手を握るのが目的ではなく、相手とより心を通じ合わせるためのもの。笑顔があれば、さらに相手と心を通わせることができます。相手とより良い関係を築くためには、ぜひ笑顔をプラスしましょう。
4.海外の人と握手するときには、お辞儀は同時にしない
これは日本人がよく陥りがちな間違いです。日本では違和感がないかもしれませんが、海外の人と握手をするときにお辞儀をするのは避けましょう。
海外の人は、握手のときにお辞儀をする日本人に驚くそうです。場合によっては卑屈に見えてしまうことも。お辞儀をすると、握手に力が入らないばかりか、アイコンタクトや笑顔が実践できなくなるため、せっかくの握手の効果が薄れてしまいます。握手の際にはお辞儀は控え、終わった後にするようにしましょう。
握手で気持ちを伝えよう!
握手は、相手に自分の体調が分かってしまうほど、思っている以上に自分のことが伝わるツールです。だからこそ、「あなたに興味があります」「あなたのことを大切に思っています」といった、言葉にするのはちょっと気恥ずかしいような気持ちも、握手によって相手に伝えることができるのです。
ぜひこれらの点を踏まえて、今回ご紹介した効果的な握手の方法を実践してみてはいかがでしょうか。
※この記事は2015/09/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています
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