じぇじぇじぇ!「あまちゃん」が巻き起こす岩手県久慈市の「アマノミクス」がスゴい!

NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。安定的に20%以上の高視聴率を記録して、まさに国民的なブームとなっていますが、その効果もあってロケ地である岩手県久慈市が大変なにぎわいを見せているようです。

じぇじぇじぇ!「あまちゃん」が巻き起こす岩手県久慈市の「アマノミクス」がスゴい!

NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」。安定的に20%以上の高視聴率を記録して、まさに国民的なブームとなっていますが、その効果もあってロケ地である岩手県久慈市が大変なにぎわいを見せているようです。

「久慈市としては具体的な経済効果は試算していませんが、明らかに土産物店や市街地の商店がにぎわいを見せています。例えば、ロケ地各所で『あまちゃんに関連した土産物を買いたい』との声が多く、小袖海岸周辺では、特設店舗を開設しています。

また劇中に登場している久慈市の郷土料理である『まめぶ汁』が食べられるお店も人気です。『じぇじぇじぇ』などの方言を取り入れたTシャツや缶バッチなどの商品の売れ行きも好調のようですね。久慈市内主要施設のGW入込数(久慈市調べ)は、昨年が約57,000人で今年が約115,000人と2倍以上になっているので、年間観光客数の増加も期待しています」(久慈市 産業振興部商工観光課 久保 司さん)

放送開始から1カ月のGWの時点で去年より2倍の観光客数とは恐るべし「アマノミクス」! この夏から秋のイベントシーズンの誘致次第では、更なる観光人数の増加が期待できそうですが、この夏から秋にかけて久慈市のオススメイベントはありますか?

「7月20日~9月末までの土日祝日に開かれている海女の素潜り実演の見学イベント(1人500円)は特にオススメですので、足を運ばれた際には是非とも注目していただきたいですね。真夏でも20度に満たない海で漁をするたくましく美しい姿が魅力的ですよ。9月20~22日に開かれる岩手県北最大級のお祭り『久慈秋まつり』では、8組の山車と4基のみこしの合同パレードは毎年圧巻です。今年は更に勢いを増した盛り上がりを見せそうです」(同)

「あまちゃん」の影響で、海女が注目されていますが、それ以外にも魅力が盛り沢山の久慈市。東日本大震災で被災地となった岩手県を観光で応援する意味でも一度足を運んでみてはいかがですか?

ちなみに、海女という職業について少し調べてみると、現在の海女人口は2,174名(東海水産科学協会調べ)で、年齢は60代がほとんどだそうです。一方、最近は不景気の影響で若い男性の海女(海士というそうです)が増えているという話もあります。

海女の労働時間と給料を見てみると、海に潜るのは1日2時間程度で、年間100日程度働くそうです。また、1日の売上は5万円前後で、年収は500万円、月にすると42万円程度。この情報だけを見ると、とても割の良い仕事のように思えますよね。ただ、危険と隣り合わせの仕事なのは間違いなく、最近は捕獲量が減っていたりと、いろいろと苦労も多い職業のようです。

1,300年以上続く日本の伝統的な職業「海女」を、私たちも応援していきたいですね!


(関連リンク)
道の駅くじ やませ土風館
久慈市の観光ページ
三重漁連 海女漁業
「海女」絶滅危機 保存会立ち上げへ 世界遺産の動きも
仕事給料ランキング(海女さんの給料)

※この記事は2013/08/09にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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