【パソコン編】キーボード入力が大文字になる原因は「CapsLock」
キーボードの入力が小文字にならない……。その原因はズバリ、「CapsLock」という機能がオンになってしまっているからです。これが作動している間は、キーボード入力がすべて大文字になります。
「CapsLock」をオフにするには、「ShiftキーとCapsLockキー」を同時に押しましょう。そうすることで小文字入力ができるようになります。
そもそもCapsLockとは? その機能を紹介
CapsLockとは「Capital letters Lock」の略で、Capital lettersは「大文字」を意味します。
つまり、CapsLockの直訳は「大文字に固定する」です。通常「apple」となるところ、CapsLockがオンになっていると「APPLE」となります。
CapsLock機能の起源をさかのぼると、もともとはタイプライターの時代に考えられたキーのようです。タイプライターで大文字を打つためには、シフトキーを押したままで文字を入力しなくてはなりませんでした。
しかし、現代のキーボードと違いタイプライターのキーはひとつひとつが重いため、同時に押すというのは大変でした。そこで、大文字をボタンひとつで切り替えられる「CapsLock」という機能が設けられ、大文字を連続して入力できるようになったそうです。
CapsLockが作動しているか確認する2つの方法
CapsLockがオンになっているかを確認する方法には以下の2つがあります。
- 「CapsLock」キーのランプが点灯しているかを確認する(Windows・Mac共通)
- 言語バーを確認する(一部Windowsのみ)
キーボード上の「CapsLock」のランプが点灯しているかを確認する(Windows・Mac共通)
キーボードの種類にもよりますが、CapsLockには、キー自体にオン・オフを知らせるランプが付いています。そのランプが点灯していればCapsLockがオン、消灯していればオフになっていることがわかります。
なお、「CapsLock」キーの位置はキーボードの左側にあることが多く、Windowsでは「A」の左隣、Macでは左下隅が一般的です。
言語バーを確認する(一部Windowsのみ)
お使いのパソコンがWindowsなら、「言語バー」(IMEツールバー)で確認することも可能です。
言語バーは通常、画面の端にあるタスクバー上にあります。その言語バーに「CAPS」というボタンがあれば、そこでオン・オフの確認ができます。
ただし、お使いのOSがWindows10やWindows11の場合は、言語バーに「CAPS」ボタンは表示されません。
キーボード入力を大文字から小文字へ! CapsLockの解除方法
続いて、CapsLockの切り替え方法を詳しくお伝えしていきます。
キーボード上で「Shift」+「CapsLock」を同時押し
CapsLockのオンとオフを切り替えるコマンドは「Shiftキー+CapsLockキー」の同時押しです。この時コツとしては、「Shift」を押したままにして、「CapsLock」を押すことで確実に解除することができます。
多くのキーボードでは、ShiftキーとCapsLockキーは隣り合わせに配置されているので、知らず知らずのうち同時に押してしまったということもあるでしょう。そんなときには落ち着いて、解除のコマンドを入力しましょう。
言語バーで解除する(一部Windows)
言語バーにCapsLockのボタンが備わっているパソコンであれば、言語バーを使ってCapsLock機能をオフにすることができます。言語バーに表示されている「CAPS」をクリックすることで、オンとオフの切り替えが可能です。
CapsLockが無効化されない/解除しても大文字になるときの対処法
「CapsLock切り替えのコマンドを押しても解除できない」、そんなときにはどうすべきなのでしょうか。
その場合、キーボードの故障やWindowsシステムの不具合など、さまざまな原因が考えられます。CapsLockが無効化できないときにはまず、パソコンの再起動を行ってみましょう。再起動後に小文字の入力ができていれば問題解決です。
もし再起動しても変化が見られない場合はスクリーンキーボードを試してみましょう。スクリーンキーボードとは、画面上に表示できるキーボードのこと。マウスやタッチで文字入力ができます。もしスクリーンキーボードで解除できれば、キーボード側に何かしらの問題があると考えられます。
スクリーンキーボードを使ったCapsLock解除手順
- タスクバーにある検索窓に「スクリーンキーボード」と入力。
- 「スクリーンキーボード」のアプリが候補として表示されるので、「開く」をクリック。
- スクリーンキーボードが画面に出てきたら、「Shiftキー」→「CapsLockキー」の順でクリック。
- メモ帳やブラウザなどにキーボードで何か文字を入力してみて、小文字入力ができるかを確認。
なお「CapsLock」がオンになっている場合は、スクリーンキーボード上のCapsLockキーに色がついています。上記の操作を行ってCapsLockキーの色が変われば、解除できたということになります。
【スマホ編】キーボード入力で大文字になるのも「CapsLock」が原因
続いて、スマホのキーボード入力が大文字になってしまうときの対処法について解説していきます。こちらもパソコンのときと同様「CapsLock」が原因となります。
そもそもスマホのキーボードは2種類ある
スマホのキーボードには、パソコンのようなキー配列の「フルキーボード」とガラケーのようなキー配列の「テンキー」があります。
フルキーボードは「QWERTYキー」などとも呼ばれ、テンキーのほうは「ケータイ配列」「12キー」などの呼び名があります。
フルキーボード入力で大文字と小文字を切り替える方法
フルキーボードでは、上矢印のボタンがCapsLockキーに該当します。これをタップすれば大文字と小文字を切り替えられます。
CapsLockキー(上矢印のボタン)を1回タップした場合、大文字を1字入力すれば小文字入力に戻ります。これを素早く2回タップするとCapsLockがオンになり、大文字入力に固定されます。「大文字でしか入力できない」という場合は、これがオンになっている可能性があるので確認してみてください。
スマホのテンキー入力で大文字を入力する方法
テンキーではCapsLockの機能は使えません。英字の大文字を入力する場合は、一度小文字を打ってから「予測変換で大文字に変換」する、もしくはテンキーの左下「a/A」を使用して1文字ずつ大文字にする必要があります。
まとめ
気付かぬうちに作動している「CapsLock」機能。キーボード入力が突然大文字になってしまったら、慌てず「Shiftキー+CapsLockキー」を同時押ししましょう。そうすることでCapsLockを解除できます。
CapsLock機能の切り替え方法を知っておくと、意図せずCapsLockが作動したときにも対処できますし、「クレジットカードの名義入力」など連続した大文字入力が必要になった際に活用することができます。ビジネスパーソンとしては「解除方法」だけでなく「ロック方法」もワンセットで覚えておくといいかもしれません。
【関連記事】
【Excel】あなたのExcelレベルはどれくらい? 初級・中級編
入社3年目までに求められるExcelのレベルとは?ちょっとの勉強でExcelを武器に!
【Word】これだけは覚えておきたい!時短・便利ショートカットキー25選
あなたの本当の年収がわかる!?
わずか3分であなたの適正年収を診断します
