【東京ビンボーの恐怖】年収と住居費の差から見える実態とは?

『自分らしいライフスタイルを送るために、何が必要か』

【東京ビンボーの恐怖】年収と住居費の差から見える実態とは?

『自分らしいライフスタイルを送るために、何が必要か』

この度、HOME'S PRESSを運営する株式会社ネクストと共同で、「都会」と「地方」ではたらく男女1000名に、仕事と住まいに関するアンケートを実施。その結果、驚愕の事実が見えてきました!

なんと、東京に住み続けると年間51万円も損をすることがわかったのです。今回は東京と地方の「年収」や「住居費」の差について紹介します。

年収だけを見ると、東京のほうが稼いでいるけど…


まずは、東京と地方で、年収の差がどれくらいあるか見たところ、

東京のほうが最大で年間111万円(30代後半の場合)も高いことが判明!
東京(平均年収) 地方(平均年収)
20代 382万円 280万円
30代前半 383万円 371万円
30代後半 500万円 389万円
※全国(47都道府県)の20歳~49歳、1000名へのアンケートをもとに、標準偏差で平均値を求めています。

やっぱり東京に住んでいる人のほうが年収は高いんですね…。でも、ちょっと待ってください。最後までこの記事を読んでください。東京だと生活維持費(家賃や食費etc…)が高いですよね?東京に住み続けると年間51万円も損をする理由は、徐々に明らかにしていきます。

やっぱり差は大きかった、東京と地方の生活費。しかし、驚きの事実が判明!!
実際に、毎月の支出のなかでも大きな割合を占める家賃を、東京と地方で比較してみると…。1Kを借りた場合、東京よりも地方のほうが、ひと月に4万円も安いという結果が!!

        東京(ひと月の平均家賃) 地方(ひと月の平均家賃)
ワンルーム   4万4400円         3万7000円
1K・1DK・1LDK 9万1000円        5万1000円
2DK・2LDK   10万6600円        6万2200円
※全国(47都道府県)の20歳~49歳、1000名へのアンケートをもとに、標準偏差で平均値を求めています。

そう、地方のほうが家賃は断然安いのです。例えば、20代で1K~1LDKの部屋に住んだ場合を考えてみましょう。

東京における1年間の家賃は、109万2000円。
(※内訳:1カ月・9万1000円×12カ月)
一方、地方における1年間の家賃は、61万2000円。
(※内訳:1カ月・5万1000円×12カ月)

そして東京と地方、それぞれの年収から年間の家賃を引くと…
東京は、272万8000円
(※内訳:平均年収382万円-109万2000円)
地方は、218万8000円
(※内訳:平均年収280万円-61万2000円)

年収だけを比較すると、約100万円の違いですが、年間家賃を引いた後の差は約60万円という結果に。この結果からだと東京にいたほうが、まだ使えるお金は多いのですが…

あなたも憧れているかもしれないマイホームを購入すると逆転現象が起こります。まず、持ち家の平均購入価格を東京と地方で、年代ごとに比較してみたところ、

地方の方が、最大で2207万円(30代後半を比較)も安いことが発覚!

     東京(平均購入価格) 地方(平均購入価格)
20代   4300万円       2444万円
30代前半 4600万円      2900万円
30代後半 5000万円       2793万円
※全国(47都道府県)の20歳~49歳、1000名へのアンケートをもとに、標準偏差で平均値を求めています。

また、持ち家を購入した人たちの平均年収を東京と地方で比べると、

東京のほうが最大で123万円(30代後半を比較)高いのですが、

      東京(年収) 地方(年収)
20代    370万円    294万円
30代前半  375万円    356万円
30代後半  550万円    427万円
※全国(47都道府県)の20歳~49歳、1000名へのアンケートをもとに、標準偏差で平均値を求めています。

例えば30歳で、住宅を購入した場合のローン支払い額をシミュレーションしてみると、

        東京      地方
毎月の支払額  15万9000円  10万0000円
※金利2.3%の全期間固定で計算。頭金無し。購入物件は、東京・地方のそれぞれの平均購入価格、年収は、東京・地方の平均で、毎月の支払額を求めています。

という結果に。そして年収から、年間のローン支払い額を引いてみると、

いよいよ東京に住み続けると年間51万円も損をする!?の理由が見えてきます。

なぜなら・・・

東京で家を買って、年間住宅ローンを払った後の金額は185万円
<※内訳:平均年収375万円-190万8000円(15万9000円×12カ月)>
地方で家を買って、年間住宅ローンを払った後の金額は236万円
<※内訳:平均年収356万円-120万0000円(10万3000円×12カ月)>

そうです。毎月の住宅ローンを支払ったうえで手元に残るお金を比べると、地方のほうが今度は年間51万円も高くなるのです!!世帯年収を考慮していないため一概には言い切れませんが、地方における住宅購入の負担は明らかに少ないのです。



そのうえ、最近は各自治体が地産地消を推進しているので、農協をはじめとした直売所で野菜を安く買えるなんてことも。また相対的に都市よりも地方は、消費者物価指数が低い傾向があります!ということは、東京で働いている以上に、豊かな暮らしを実現できる可能性も充分に高いわけです!

地方で暮らすことで、使えるお金が増える場合もある


年収だけを見ると、東京と地方では大きな違いがあります。でも、実際に使える“お金”という観点からみると、極端な違いが無いことが分かりました。むしろ、マイホームを購入した後の使える“お金”は、地方のほうが年間51万円も高くなるといった結果もでています。

もちろん“お金”以外にも、地方で暮らすことで得られるメリットは、まだまだあるはず。次回は、別の角度から地方の魅力を検証していきたいと思います。お楽しみに!

キャリアコンパスの記事が、あなたらしいライフスタイルを見つける手掛かりになれば嬉しいです!

■今回実施したアンケートについて

調査実施期間:2015年8月14日~2015年8月15日

調査対象者:20代~40代までの有職者

調査方法:インターネット調査

有効回答数:1000サンプル

※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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