難解書籍も即理解! 社会人なら読むべき“マンガで分かる◯◯”5選

経済学、心理学、マネジメント……さまざまな分野の知識を学び、デキるビジネスパーソンになりたい!と、多くの方が思うもの。しかし実際は、毎日残業でヘトヘト、通勤時間も満員電車でぎゅうぎゅう。「勉強や読書の時間なんてとれない!」と、お悩みの方も多いのでは?

難解書籍も即理解! 社会人なら読むべき“マンガで分かる◯◯”5選

経済学、心理学、マネジメント……さまざまな分野の知識を学び、デキるビジネスパーソンになりたい!と、多くの方が思うもの。しかし実際は、毎日残業でヘトヘト、通勤時間も満員電車でぎゅうぎゅう。「勉強や読書の時間なんてとれない!」と、お悩みの方も多いのでは?

そこでオススメしたいのが“学べる”マンガ。ちょっとした空き時間にもサクッと読めて分かりやすい、一石二鳥の“マンガで分かる◯◯”を5冊をご紹介します!

人材育成術もマンガで習得!


『マンガでよくわかる 教える技術』石田淳著 かんき出版


ロングセラーのビジネス書『行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術』のコミック版。テーマである「行動科学マネジメント」とは、人の“行動”に着目し、「どうすれば他人をその行動に導けるか」を科学的に研究した学問を、マネジメント手法に生かしたものです。その手法は、場所・人・状況に左右されず、誰でも実践しやすく、成果があげられる点が特徴とされています。

マンガは、カジュアル衣料品店ナチュレの新米店長・神吉凛が、売り上げ不振を脱するために、行動科学に基づいた「教える技術」を習得しながら、社員の育成に奮闘するストーリー。

少しイヤミな中途社員、マイペースな新人社員、文化の違う外国人といった事例を通し「ほめ方」「叱り方」といった、育成術の具体的なハウツーを学ぶことができます。ビジネス書を読む習慣をつけたいという人も、この一冊から始めてみてはいかがでしょうか。

後輩を迎え入れるために、自分も意識改革を!


『コミック版9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方』花園あずき作画、福島文二郎原作 KADOKAWA


こちらも100万部を突破した人気ビジネス書のコミック化。「ディズニー」と聞くだけでも興味を引かれる人も多いと思いますが、さらに親しみやすいマンガになったとあれば、ビジネススキルの入門書としてうってつけですよね。

マンガの舞台は老舗旅館“森花”。跡継ぎ候補の国弘・恵兄妹は、スタッフのモチベーションや質が落ち、さびれてしまった森花の立て直しのために、「誰もがリーダーになれる」人材に育てるディズニーの社員教育制度を参考に、自分自身や従業員の意識改革を図ります。

意欲のないアルバイト、お客を下に見るベテラン……どこの職場にもいそうな「ちょっと困った」彼らのエピソードは、共感しながら問題解決へつながるヒントを得られるはず。

おのおのが誇り感じて誠意を持って仕事に取り組む、ディズニーランドのように「ホスピタリティ」にあふれた職場をつくろうというビジネスパーソンにとっては、バイブルとなる一冊です。

難しそうな経済学も、登場人物への感情移入で理解度アップ!


『まんがでわかる ピケティの「21世紀の資本」』山形浩生監修、小山鹿梨子イラスト 宝島社


今年、経済界やビジネス界で話題になったフランスの経済学者トマ・ピケティ。彼の著書で、日本語版で730ページに及ぶ経済書「21世紀の資本」を今から読破するのは、理解も時間も足りない! そんなときこそ、マンガの出番です。

主人公は、地方都市の広告制作会社に勤める月村ひかり。ピケティが言う「持たざる者」の彼女が、裕福な「持てる者」と出会い、ピケティの教訓を生かしながら経済についての意識を深め、成長していきます。

「経済」というマクロな話題も、貧乏OLのひかりの視点をとおして、個人ではどう生かしていけばよいかをシミュレーションをすることができます。

これまでピケティに興味がなかった人も、勉強するなら今! 累計170万部突破「まんがでわかる」シリーズの一冊で、分かりやすさはお墨付き。ぜひ概要だけでも押さえておきましょう。

生活全体をカバーしてくれる充実の1冊!


『マンガでわかる 人間関係の心理学』渋谷昌三著、みずなともみ・サイドランチイラスト 池田書店


女子大生・望月亜梨沙が、人見知りや流されやすい自分を克服するために、喫茶店「オアシス」でアルバイトをはじめるというストーリー。心理学に精通したマスター、常連客や友人といった登場人物とのエピソードを通して、心理学による「他人の心がわかる60の方法」を亜梨沙と一緒に学んでいきます。

「人付き合いの心理学」「職場の心理学」のほか、「親子」「男女」といったさまざまな関係性のメカニズムが分析されており、内容の充実度はピカイチ。テキストページは「他人と比べて優劣をつけてしまうのはどうして?」「メールの返事がないと気になってしまうのはなぜ?」と簡潔で分かりやすい見出しが付けられ、マンガとともにサッと読むことができます。

キャラクターが描かれた表紙は、帯を外せばシンプルな青一色に。「マンガを読んでいる姿を他人に見られると、ちょっと恥ずかしい……」という人もこれで安心!?

メンタルのお悩みも、マンガで楽しく!


『マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編』ゆうきゆう原作、ソウ作画 少年画報社


「お勉強系のマンガは真面目」というイメージを吹き飛ばしてくれるのが、現在13巻が刊行中、シリーズ累計300万部突破のこのシリーズ。メンタルの問題やそのメカニズムについて“学べる”マンガでありながら、その面白さはアニメ化もされるほど!

本書は、「マンガで分かる心療内科」のなかでも、今話題の「アドラー心理学」をとりあげています。心療内科を舞台に、心理士の先生とヒロイン・官越あすなを中心に、結婚できないキャラの姉・いやし、無職でオタクな父・大介といった強烈なキャラクターたちが、アドラー心理学の本質にギャグ満載で迫っていきます。

笑って読める一方で、“学び”もしっかり押さえられることが、このマンガのすごいところ。テーマにまつわるネタがこれでもかと繰り広げられ、難しいキーワードやポイントも、読み終わるころにはバッチリ頭に残ってしまうのです!

ビジネスパーソンにとって、ときに深刻な悩みのタネとなるメンタル問題。少しでも楽しい気持ちで学べたらいいですよね。

まとめ


いかがでしたでしょうか。マンガの良いところは、キャラクターに感情移入でき、さらに視覚的にイメージを思い浮かべられるため学びやすいこと。充実したビジネスライフをおくるために、“マンガでわかる◯◯”の本をぜひ活用してみてください。


※この記事は2015/11/11にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

page top