割り箸ため込むと出世無理? 成功する人の部屋の特徴チェックリスト

書類や資料が机の上に散乱している。お弁当のカラが床に転がり、探しモノが見つからない……。あなたの部屋はそんなふうに散らかっていませんか?

割り箸ため込むと出世無理? 成功する人の部屋の特徴チェックリスト

書類や資料が机の上に散乱している。お弁当のカラが床に転がり、探しモノが見つからない……。あなたの部屋はそんなふうに散らかっていませんか?


キャリアコンサルタントとして多くのビジネスパーソンの転職サポートを手掛ける一方、整理収納アドバイザー1級の資格を持つやまかわじゅんこさんは、「キャリアの悩みと、片付けの問題の根っこは同じところにある」と語ります。

そこで今回は「出世する人の習慣チェックリスト」に続く、キャリア診断の記事第2弾! やまかわさんのアドバイスをもとに、仕事で成功する人の部屋チェックリストをまとめました!

仕事で成功する人の部屋チェックリスト

 

□床にモノが出しっぱなしになっていない

□ソファや椅子の上にモノがなく、いつでも座れる

□テーブルの上を片付けなくても食事ができる

□コンビニ袋や割り箸などをため込んでいない

□ビニール傘は持っていないか、持っていても1本だけだ

□玄関に出してある靴は1足で、他の靴は収納している

□本やCDなどを棚の隙間に横置きしていない

□雑誌や新聞は定期的に処分しているので、古いものはない

□似た服や出番のない服は持っていない

□モノの置き場所が決まっているので、探しものをすることは滅多にない



該当項目が     

・1~2個の場合……仕事で周りの人に迷惑をかけていませんか? 整理収納術をマスターして、仕事のできる人になりましょう。今からでも間に合います。

・3~6個の場合……基本的な仕事ができる人です。片付けを意識して成功の可能性を高めましょう。

・7~10個の場合……かなり仕事ができる人です。成功する確率が高いでしょう。

キャリアと整理整頓の関係とは?


そもそも、なぜキャリアと部屋が関連しているのでしょうか。やまかわさんは次のように語ります。

「モノをどのように扱うかということは、仕事にどう取り組むかに通じています。アートディレクターの佐藤可士和さんは夢をかなえるために『自分の中で明確な指針を持ち、プライオリティーをはっきりさせてきた』とおっしゃっていますが、それは片付けに必要なスキルともいえるでしょう。

これまで数多くの方の部屋を見てきましたが、キャリアを順調に積み上げているひとの部屋は無駄なものがなく、片付いている傾向にあります。某教育産業の社長宅は、驚くほどムダない部屋づくりをされていました。また、幾度となく浮かない顔で私のところにキャリア相談に来られる方の部屋は共通してモノが散乱していることが多いです。

5年後10年後、自分がどんな成果を残せるかは、整理整頓のような日々の積み重ねの結果ですから、部屋の状態を見ればおおよそ予想がつくというわけです」

成功できる人の部屋にするための4つのポイント


該当チェック数が1~6個だった人も、これから整理整頓を意識すれば大丈夫! 成功するビジネスパーソンの部屋にするために今日からできることを、やまかわさんから伺いました。

1:玄関に出す靴は一人一足にする!


「『この家は何人家族?』とか『大勢お客さまが来ているのか?』と思えるくらい玄関に靴がたくさん出ている家があります。玄関に出す靴は一人一足まで。帰宅後、しばらく湿気を飛ばしたら翌日履く靴と入れ替えるか、朝、前日履いた靴をしまってその日の靴を出すようにすればOK。段取り力を養えます」(やまかわさん:以下同じ)

2:コンビニで買い物をした際は、使わない箸やスプーンは断る!


ささやかでも無駄なモノは『NO』と言う習慣を持ちましょう。交渉力アップの第一歩にもつながるはずです。買い物の際、気づかないうちに箸やスプーンを袋に入れられていることもあるので、無駄なモノに対して『NO』と言うことを意識するのは先を読む力や瞬発力を養うトレーニングにもなるはずです」

3:資料や郵便モノはその日のうちに仕分けする!


「油断しているといつの間にか増えている紙類。要処理か保管か処分かをその日のうちに仕分けして、不要な書類は即廃棄します。小さな案件を即断即決していく力を付けます」

4:キャパシティー(許容量)に合わせてモノを捨てる!


「収納家具やスペースがないから、あるいは時間がないからという理由をつけて、『片付けられなくても仕方がない』と思っていませんか? 限られた空間の中に収まるだけのモノ、少ない時間で片付けられるだけのモノを厳選し、キャパシティーからあふれたモノは捨てる勇気を持ちましょう。

仕事でも時間やコストという制約は付きもの。やらないことを決め、丁寧にやる仕事と流す仕事のメリハリを付ける能力は必須です」

まとめ


一見仕事とは関係ないことも、ビジネススキルが高い人ほどちゃんとできているもの。皆さんも、冷静に部屋を見回してみてください。その部屋はあなたの5年後10年後をあらわしているのかもしれません。理想のキャリアを歩むためにも、まずは部屋の整理整頓から始めてみてはいかがでしょうか。     

※情報の整理術について学びたい方は、以下の記事も参考になります。

学生時代の情報整理術は卒業! デキる社会人の“三冊ノート術”


識者プロフィール
やまかわじゅんこ/自動車メーカー、ITベンチャー、人材会社において、人材育成、採用、派遣事業の立上げ等に携わり、2003年キャリア・コンサルタントとして独立。幅広い年齢層、職種の方を対象にキャリア相談や転職支援を行ってきた。強みや個性を明確にして自信を持ってもらうことを得意とし、そのひとらしい働き方、生き方の実現に尽力。ハードワークを続けてきたが、50代が近づいたことをきっかけに、持ちモノを徹底的に整理することによって自分の過去を整理し、これからの働き方・生き方を考える。この経験を通して、整理収納術がキャリアの軸を明確にすると同時に、ビジネススキルの向上に役立つことを発見。整理収納アドバイザー1級を取得し、整理収納術をキャリア支援に取り入れた新しいサービスの確立に取り組んでいる。

※この記事は2015/08/27にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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