【人気企業ランキング-20代・30代比較-】憧れの企業 VS 安定企業!?

新卒で就職活動をしていた頃に憧れていた企業と、社会人になってある程度経験を積んでから、転職先を選ぶ際に「働きたい」と思う企業は異なるものだと思いませんか?

【人気企業ランキング-20代・30代比較-】憧れの企業 VS 安定企業!?

新卒で就職活動をしていた頃に憧れていた企業と、社会人になってある程度経験を積んでから、転職先を選ぶ際に「働きたい」と思う企業は異なるものだと思いませんか?

そこで、「働きたい企業」について4,000人にアンケートを実施し、20代と30代の世代別で、働きたい企業にどのような違いが生じるかを調査してみました!

まず注目すべきは、20代は1位がグーグル、2位にトヨタ自動車がランクインしていますが、30代では1位と2位が逆転している点です。20代は、次々と世の中に新しいサービスを生み出すグーグルで働くことで、自身の成長にも繋がると考える人が多いと考えられます。一方30代では、日本の原動力である製造業の雄として存在感を放つトヨタ自動車に、安定感や将来性を感じる人の支持を集めたのでしょう。


また、20代で特徴的なのは、オリエンタルランド(20代は4位、30代は10位)、全日本空港(ANA)(20代は5位、30代は11位)、リクルート(20代は6位、30代は23位)といった、身近なサービス企業が30代に比べて人気が高かったということ。

特に、20代と30代で順位に差が出たリクルートは、体育会系で起業家マインドの強い人が勤めているイメージが強く、将来を見据えて「20代のうちに成長したい」という意識が高いことの表れなのかもしれません。

その他にも、アマゾン・ジャパンと日本航空(JAL)の順位も30代に比べて高いという結果に。デジタル・ネイティブである20代にとっては、本をネットで買うのは当たり前で、アマゾンのサービスが30代よりも身近なものとして浸透しているということでしょうか? また、30代にとっては日本航空(JAL)の経営破綻のイメージがまだ残っているけど、20代は見事再建に成功した後のイメージが強い……ということの表れなのかもしれません。ちなみに、日本航空(JAL)は最近ではソーシャルメディアを使って積極的に情報発信しているようなので、それもSNSを多用する20代に、良い印象を与えているのかもしれません。

一方、30代で急激にランクアップしている企業は、未来工業(20代は25位→30代は14位)、キーエンス(20代は55位→30代は32位)の2つ。未来工業とは、「日本一社員を幸せにする」がモットーで平均年収600万円・年間休暇140日の超優良メーカー企業。そしてキーエンスは、平均年収1400万円で、日本経済新聞社の優良企業ランキングの上位に名を連ねている企業でもあります。

この結果をまとめて考えると、20代は「成長できる企業」「なじみのある企業」を重視する傾向があり、30代は20代の人にはなじみが薄くとも、福利厚生や給料を基準に、安定した企業を選ぶ傾向がより強いということができるでしょう。皆さんは、もし転職するならどんな企業に行きたいと思いますか?

↓↓↓調査結果はこちら


※この記事は2013/07/02にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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