パーソルホールディングスが新たな制度を導入 「複業」の解禁、ドレスコード原則自由化、女性管理職比率アップなど

パーソルホールディングス株式会社が、2019年4月より新たなはたらき方支援制度を順次導入していくことを発表しました。

パーソルホールディングスが新たな制度を導入 「複業」の解禁、ドレスコード原則自由化、女性管理職比率アップなど

パーソルホールディングス株式会社が、新たなはたらき方支援制度と、さまざまなキャリアパス支援の取り組みを2019年4月より順次開始していくことを発表しました。

開始の背景は?


この度実施される制度導入は、パーソルグループの社員が国内外を合わせて3万人を超え、異なる文化や背景を持つ社員が互いの価値観や強みを理解することや、グループ間で活発に交流や異動をするなどの必要性が高まったことが背景にあります。

また、社員意識調査からも、ライフプランに合わせたさまざまなはたらき方やキャリアパスへの要望が高いことが判明。

加えて、海外での事業も拡大しており、国籍や文化が異なる多様な社員が、自分らしいはたらき方で活躍できる制度や風土の整備が急務となったことも理由となっています。

制度概要


上記のような背景から、「Diversity, Inclusion & Equality (ダイバーシティ、インクルージョン&イクオリティ(※1)」をもとに、社員の3つの多様性(※2)を生かし、多様なはたらき方の推進と多様なキャリアパス支援の取り組みが開始されます。

(※1)
Diversity(ダイバーシティ):多様性。雇用の機会均等、多様なはたらき方。
Inclusion(インクルージョン):包括・包含。個々を尊重すること。
Equality(イクオリティ):等しいこと・同等・平等・対等。権利や利益が等しくあること。

(※2)
1. 属性:年齢・性別・国籍など
2. 価値観:人生観・家族観・キャリア観など
3. 能力:知識・スキル・感性・経験など

この取り組みにより、既存サービスの強化・進化を行うほか、社会課題の解決につながる新規サービスの開発などを通じて、グループビジョンである「人と組織の成長創造インフラへ」の実現を目指していくとのことです。

取り組み内容


【1.多様なはたらき方促進】
・「複業」の解禁
 社員の自己実現や経験・価値観・スキルの社会還元などを目的に、申請・承認により実施

・ドレスコードの原則自由化
 社員が自律的に合理的な服装を選択し生産性を高めるため、服装に関するルールは設けず、各自にて判断

・フレキシブルワーク
 フレックス勤務・時短勤務・日数限定勤務などを制度化(一部例外あり)

【2.多様なキャリアパス支援】
・女性管理職比率アップ
 2023年までに全社の女性管理職割合を引き上げる(目標値は現在検討中)

・多様な社員向け研修・イベント
 ライフイベントとの向き合い方、管理職への不安払拭など、キャリア形成の支援を実施(2019年度は女性対象にて実施予定)

・業務効率・生産性向上
 能率向上プログラムの実施を通じて、長時間労働を是としない組織風土を醸成

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