下戸必見!お酒が飲めない人のための飲み会サバイバル術

今年も暑い季節がやってきました。 終業後、「飲みに行こうぜ!」なんて言葉が多くなるこの時期。しかしお酒が苦手な下戸の人にとって、会社の飲み会は悩みの種ですよね。飲める人にとっては楽しい会も、下戸の人にとってはさながら生死を賭けたサバイバルのようなもの。しかし世間には、飲めないにも関わらず幾多の飲み会を生き抜いてきたツワモノもいるのです!

下戸必見! お酒が飲めない人のための飲み会サバイバル術

今回は、飲めない人のための飲み会サバイバル術を聞きました。飲み会に行く前の準備から、絶体絶命のピンチになったときの対処法まで…。下戸の方は必見です!

さぁ、まずは準備から!

1.サバイバルの準備をする


「その日に飲み会があると事前に分かっていたら、当日の仕事は“車”で通勤しています。飲み会は仕方なしに行くのですが、『今日、車で来たのでお酒飲めないんですよ?』と正当な言い訳をすることができるんです」(30歳・男性/広告業)

確かに、「車で来た」という言い訳は絶対的ですよね。だって無理に飲ませてしまったら、犯罪になってしまいますもの。ただ、毎回車で来ていると上司や同僚から変な目で見られるかも?


「自分が“幹事”になって飲み会を仕切ります。皆のオーダーを取り終わった後、店員にこそっとウーロン茶を頼んでおけばよいんです。また、常にお酌をしたりと動き回っていればお酒を飲んでいる暇すらないのです」(26歳・男性/通信業)

自ら率先して幹事になり、忙しい自分を作り出すとは、なかなかの猛者ですね。ただ、仕事が終わっても仕事をし続けるという感覚になってしまうかもしれないという意味では、もろ刃の剣でもありそうです。


万全の準備をして、いざ席に着いたなら、次はこれ!

2.安全な飲み物を確保する


「ジンジャーエールやウーロン茶だと、ストローが刺さっているのでお酒でないことが周囲にバレてしまいます。そこで便利な飲み物が“水”です。皆がお酒を頼んでいるときに、『ウーロン茶くださ?い』っていうより『お冷やくださ?い!』って言う方が、なんか違和感ないんですよ」(28歳・男性/保険業)

ウーロン茶やジンジャーエールって、お酒が大好きな人にとっては“子どものジュース”ってくくりで捉えられてしまうので印象は悪いかもしれませんね。そのかわり“水”だと、「暑いんだな」とか「喉が渇いてるのかな」と良い印象に聞こえるかもしれません。酔って気持ち悪くなってしまった人を介抱することもできますしね。


「乾杯の『ビール』は一口飲むだけにしてすぐさま店員さんを呼んで、『ウイスキーをロックで』と頼みます。そうして運ばれてくるのは『ストレートのウイスキー』と『氷』と『チェイサー(水)』です。そこからは簡単。ストレートのウイスキーを飲むフリをして、水を飲む、の繰り返しです」(36歳・男性/金融業)

“ウイスキーのロック”と聞くと、なんだか強いお酒のイメージがありますが、一気飲みをするようなお酒ではないので、「あー、この人はお酒を楽しんでるんだな」と思われやすいのかもしれないですね。少しずる賢いかもしれませんがいい方法かも!


安全を確保し、まずは一息。ふと周りを見渡してみると、おや?あなたと同じように水を頼んでいる人が…。

3.仲間を見つける


「自分と同じような“飲めない人仲間”は結構な確率で飲み会には潜んでいるものです。そんな“飲めない人仲間”を探すことができれば周囲のペースに巻き込まれることもなくなります」(24歳・女性/通信業)

これは良い考え! 共通の話題で盛り上がっていればあっという間に時間も過ぎていきますからね。ただ、「二人とも全然飲んでないじゃん!」と一緒に連れて行かれたら万事休す……。


「社内のお年を召した偉い人って、医者にお酒を止められている場合があるんですよ。お酒を飲めない同士仲良くおしゃべりをしていたら、思わぬ展開で新しい仕事が回ってきたりなんてこともありました」(33歳・男性/広告業)

これはすごいですね。お酒を飲めなくて得をするとはびっくりです。確かにそういうときくらいしか偉い上司と話すきっかけってないですものね。まさに一石二鳥です!


さて、いくらこれまで見てきたような対策をしても、サバイバルに危険はつきもの。ピンチに遭遇したとき、ツワモノたちはどう乗り切るのでしょうか。

4.モンスターと闘う


「お酒が苦手な僕たちからしたら“一気コール”はまさに最終ボスです。空気も読まなきゃいけない。けどお酒は飲めない……。そういうときは切り札のアイテム“携帯電話”を使います。あっ取引先から着信だ……とうそも方便に緊急の仕事を装いその場を出ます」(24歳・男性/不動産業)

なるほど!それは確かに「空気を読めないのは自分ではなく取引先」と周りには見られるので、一気コールから逃れることができそうですね。ただし二回目はバレる可能性大なので、一回限りのレアアイテムとして使った方がいいかもしれないです。


「私は女性なので、男の人に代わってもらいます。上目遣いやらボディータッチなど、“女の技”を使い、その場をしのいでますね」(23歳・女性/飲食業)

これぞ女性の特権!……ただしそんなことばかりしていると、男もバカではないので飲み会に呼ばれなくなっちゃいますよ!


必死の抵抗もむなしく、その場に崩れ落ちてしまうこともあります。そんなときには…

5.それでも倒れてしまったら


「お酒が苦手な人は酔っても気持ち良くはならないんです。基本、気持ち悪くなって吐き気が襲ってきます。要するに楽しくないのです。それでも飲まされて倒れてしまったらとにかく“水”を飲みます。水を飲んでおしっことしてカラダの中からアルコールを出してしまえば良いんです」(31歳・男性/広告業)

「酔ってふわふわして楽しい?」なんて街中でよく聞きますが、お酒が苦手な人からそんなワードは出てきませんよね。気持ち悪くなったらとにかく水を飲む! 王道ですがこれが一番かもしれません。


「倒れる前に倒れるフリをします。うそつきに思われるかもしれませんが、実際倒れてしまったら元も子もありませんからね。『ちょっと眠くなってきた』と言いながらうずくまってしまえばこっちのもの。さらっと飲み会は終わっています」(29歳・男性/製造業)

熊に合ったら死んだフリ!といわれているように、どうしようもない危機に陥ったら先に倒れてしまうのもひとつの手。しかし毎回そういうことをしていると飲み会には呼ばれなくなるかもしれないので、注意も必要です。


以上、ツワモノたちの飲み会サバイバル術でした!
飲めない人にとって飲み会は、予想だにしない幾多の困難が待ち受けているサバイバルのようなもの。実際飲み会に行ってしまえば大したこともなかったりするのですが、行くまでは憂鬱で、「断っちゃおうかな」とも思うものです。しかし飲み会を乗り越えれば、人との出会いがあったり思わぬ仕事につながったりと、他では得られない財産が得られることもあるのです! 飲み会が多くなるこれからの時期、飲める人も飲めない人も、あなたなりの「酒の場の楽しさ」をぜひ見つけてみてください。


※この記事は2014/07/07にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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