仕事中に襲ってくる眠気とたたかうため、コーヒーやエナジードリンクなどの目が覚める飲み物を求める人も多いでしょう。しかし、どの飲み物に多くカフェインが含まれていて、効果を期待できるかは意外と知らないものです。
そこで、今回、料理家・フードコーディネーターのはらゆうこ氏に、最も眠気を覚ます飲み物は何か伺いました!カフェオレと眠気の関係も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目が覚める飲み物はどれ?5種類のカフェイン量ランキング
眠気を抑えるにあたって、気になるのがカフェインの含有量です。そこで、一般的に「目が覚める飲み物」と知られる玉露・コーヒー・エナジードリンク・紅茶・緑茶の1杯あたり(150ml)のカフェイン量をはらゆうこ氏に伺いました。
5種類の飲み物の中でまとめたカフェイン量ランキングが、以下のとおりです。
- 玉露・・・約160mg
- コーヒー(ドリップ)・・・約150mg
- エナジードリンク・・・40mg
- 紅茶・・・約30mg
- 緑茶・・・約30mg
1杯あたりのカフェイン量1位はコーヒではない
一般的に、世間では「カフェイン=コーヒー」というイメージを持たれているのではないでしょうか。たしかに、コーヒーに含まれるカフェイン量は多いですが、「目が覚める飲み物」として知られる5種類の中で最もカフェイン量が高いのは意外にも玉露茶です。
玉露茶は、150mlという量に対して、約160mgものカフェインが含まれており、数値を見ただけでもカフェイン量が非常に多いことが伺い知れます。一方、コーヒーは、2番目に高い約150mgでした。
玉露茶は手軽に飲めない点に注意
玉露茶は、急須に玉露の茶葉を入れて、お湯を注いで・・・という作業が必要なため、仕事中手軽に飲めません。三角パックをマグカップに入れ、お湯を注いで玉露茶をいれる方法もありますが、それでも「仕事で忙しいのに面倒くさい・・・」と感じるのではないでしょうか。
手軽さを考えるとコーヒーがおすすめ
はらゆうこ氏も、「数値だけ見れば玉露茶が上ですが、手軽さで言えばコーヒーの方がオススメです」とのことです。「目が覚める飲み物」として、玉露茶とコーヒーに大きな違いはなさそうなので、眠いと思ったときは、多くの人にとって馴染みのあるコーヒーを手にするのが良いかもしれません。
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眠気を覚ますコーヒーのおすすめの飲み方
眠気覚ましになる飲み物のひとつが、コーヒーです。それでは、どのような飲み方でコーヒを飲むとより効果を期待できるのでしょうか?
コーヒーは少量でもカフェイン量があがるエスプレッソがおすすめ
はらゆうこ氏によると「少量でもカフェイン量が上がるから、エスプレッソがオススメ」とのことです。もし、カフェでコーヒーを購入するのであれば、エスプレッソを注文するのが良いでしょう。
「オフィスにコーヒーマシンがある」方は、いつも通りの飲み方を変え、エスプレッソにしてみて下さい。きっと眠気覚ましに一役買ってくれるはずです。
牛乳は眠気を促進させてしまう?カフェオレ、カフェラテはNG?
その一方で、コーヒーにはかえって眠気を促進させてしまうNGな飲み方もあるのです・・・。その飲み方をはらゆうこ氏に伺ってみると、「「牛乳を入れて、カフェオレやカフェラテにすると、カフェイン含有量の変化はそれほどありませんが、牛乳には気持ちが安らいだり、ホットしたりする効果があるので、眠気を促進してしまうかもしれません」という回答が。
オフィスでカフェオレ、カフェラテを飲んでいる人を目撃することは多いと思いますが、実はかえって眠気を促進させてしまうのです。ちょっと意外でしたね。眠気を覚ましたいのであれば、ストレート(ブラック)にして飲むのが良いそう。
また、飲むタイミングとしてはランチ後が良いでしょう。空腹時に飲み過ぎると、胃に負担もかかってしまい、自分自身の健康にも被害が出てしまいます。ランチ後であれば、お腹も満たされていますし、食後の眠気も撃退してくれることでしょう。
仕事で眠い時は目が覚める飲み物を用意しよう
カフェイン量が多く含まれた「目が覚める飲み物」を飲めば、仕事中の眠気覚まし効果を期待できます。とくに仕事中に飲みやすいのが、コーヒーです。コーヒーを飲む際は、眠気を促進させかねないカフェオレより、エスプレッソでより効果が期待できます。
ただし、「カフェイン中毒」という病気があるように、「目が覚める飲み物」の飲み過ぎには注意が必要です。頼りすぎると、カフェインがなければ集中できない・・・という状況になりかねません。
基本的に睡眠時間を多くとる健康的な生活を心がけ、仕事中なのにどうしても眠いときだけカフェインを多く含んだ「目が覚める飲み物」を用意しましょう。そうすることで、仕事にもメリハリが生まれ、効率よく仕事をこなしていけるようになります。
※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています
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