デキる社会人は休日の過ごし方が違う! トップ営業マンが実践する4つの習慣

皆さんは休日をどのように過ごしていますか?仕事がデキる人とそうでない人では、休日の過ごし方が異なるようです。営業コンサルタントとして活躍中の菊原智明さんに、デキる社会人の休日の過ごし方を教えてもらいました。

デキる社会人は休日の過ごし方が違う! トップ営業マンが実践する4つの習慣

家族(夫婦、子供、両親 等)と過ごす、遊ぶ、お酒を飲む、本を読む、習い事(英語、英会話など)をする、たまった仕事を片付けるなど、人によって千差万別な休日の過ごし方。

「私自身、ダメな営業マン時代とトップ営業マン時代では、180度休日の過ごし方が変わりました」
そう語るのは、大手住宅メーカーで4年連続トップ営業マンになり、現在は営業コンサルタントとして活躍中の菊原智明さん。今回は、デキる社会人の休日の過ごし方を、菊原さんが実践している習慣から学んでいきましょう!

ダメ社会人の休日の過ごし方

 

習慣1.休日前夜の深酒の影響で無為に過ごす


「入社してからの7年間は、本当に典型的なダメ社会人でした。当時は、私の家が会社から近く、一人暮らしだったこともあり、休日の前夜は必ずと言っていいほどダメ営業マンたちの巣窟と化し、深夜まで浴びるほど酒を飲んでいました。その結果、休日はほとんど何もしていないにもかかわらず、十分な休息も得られぬまま休日明けの出勤を迎えていましたね」(菊原さん:以下同じ)

習慣2.寝だめをすることで余計に疲労感がたまる


「平日の疲れを取ろうと、寝だめすることも多かったです。二度寝、三度寝をして、お昼すぎまで寝るんです。そして、起きたら牛丼やコンビニ弁当などの食事でお腹を満たす。今考えれば、休日に生活のリズムを整えるのではなく、休日のせいで生活のリズムを壊していたといえます」

この2つの習慣は「分かる!」という方も多いのでは? しかし菊原さんは、「このままではダメだ」と一念発起。「営業レター」という独自の営業法を考案し活用したことで、トップ営業マンになります。
すると仕事量が大幅に増え、必然的に深夜型から朝型にシフトすることになったのだとか。そして朝型をキープするためには、休日の過ごし方を改めることも必要だと感じ、次の4つの習慣を実践するようになりました。

デキる社会人の休日の過ごし方

 

習慣1.毎日同じ時間に起きる


「もっとも変わったことの1つが睡眠時間です。休日も出勤のある平日と同じ時間に起きるようになりました。休日明けの朝って、エンジンがかからない会社員が多いと思います。でも、毎日同じ生活のリズムで過ごせば、最初からエンジン全開で頭が働くので、仕事がはかどるんです。その結果、残業は減る。すると、勉強の時間や趣味などのリフレッシュの時間をつくることができます」

習慣2.起きたらすぐ何かをする習慣をつくる


「休日の朝、起きたらやることを決めるのもいいでしょう。私の場合、10年間ずっとブログを書くことを習慣にしています。本を読む、お風呂に入る、ランニングをするでもいいでしょう。とにかく朝起きたらすることを決めてみましょう。きっと休日の生活に、いいリズムができますよ」

習慣3.通常の業務ではなく、スキルアップに時間を割く


「トップ営業マン時代の私は、休日に通常の業務をやることは一切ありませんでした。なぜなら朝からエンジン全開なので、平日の時間内にしっかり業務が終わる好循環で仕事ができていたからです。だからといって休日に遊びほうけていたわけでもありません。いろいろなお店に食べに行って、顧客との話題づくりをしたりしました」

「私がオススメしているのは、休日の移動中や洗濯などの家事の合間に、聞くだけで勉強ができるCDを聞くこと。また、待ち合わせのときには、1時間早く行ってカフェなどで本を読むこと。もしくは、書店を待ち合わせ場所にして立ち読みをすることなどです」

習慣4.飲みに行くときは、お世話になっている人を誘う


「休日前夜は飲みに行かない、というわけではありませんでした。二日酔いになるほど飲むことはめったにありませんでしたが、トップ営業マン時代も定期的に飲んでいました。そのときに重要なのが、お世話になっている人を誘い、感謝の意を伝えることです」

「私の場合は、営業活動を助けれくれるスタッフ、仕事のフォローをしてくれた部下、工事をしてくれる下請け業者の方などでした。営業マンのみならずとも、会社員であれば誰しもが、自分以外の誰かに支えられて仕事をしていると思います。それを当たり前だと思ってしまった人間には、明るい未来はないのではないでしょうか」

いかがでしたか? 菊原さんは営業マンですが、今回紹介した4つの習慣は、あらゆる社会人に当てはまりそう。これらを実践して、「あの人は休日の過ごし方がうまいから、仕事もうまくいっているんだ」とささやかれるビジネスパーソンを目指したいものですね!

識者プロフィール


菊原智明(きくはら・ともあき)/1972年群馬県生まれ。営業サポート・コンサルティング株式会社代表取締役。関東学園大学経済学部講師。群馬大学卒業後、トヨタホーム株式会社入社。4年連続でトップ営業マンになると、2006年に独立。経営者や営業マン向けのコンサルティング、セミナー、研修などを行っている。近著に『口べた・あがり症のダメ営業が全国トップセールスマンになれた「話し方」』(講談社)がある。

※この記事は2015/03/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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