もっとも満足度が高い職種は?やりがいがあり『給与・待遇』も良い職種が1位を獲得 転職サービス「DODA」が仕事に対する満足度を調査

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」が仕事に対する満足度調査を行い、結果を発表しました。

もっとも満足度が高い職種は?やりがいがあり『給与・待遇』も良い職種が1位を獲得 転職サービス「DODA」が仕事に対する満足度を調査

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」が仕事に対する満足度調査を行い、結果を発表しました。

doda.jp

調査対象は20歳~59歳のビジネスパーソン15,000人で、現在就いている職種について、『総合』『仕事内容』『給与・待遇』『労働時間(残業・休日など)』『職場環境(社風・周囲の社員など)』の5つの指標別に満足度を100点満点で回答してもらいました。すべての回答を平均した結果は以下です。

『総合』62.2点
『仕事内容』64.2点
『給与・待遇』56.5点
『労働時間』66.5点
『職場環境』60.3点

上記の結果から、『労働時間』に対する満足度が高い一方で、『給与・待遇』にはあまり満足していない人が多いことがわかりました。

『給与・待遇』が良く、仕事のやりがいも感じる人が多い「MR(営業職)」


5つの指標を総合的に見たなかでもっとも満足度が高かったのは「MR(営業職)」でした。昨年の2位から順位を伸ばし、今年は全112職種中のなかで1位を獲得しています。

指標別に満足度を見ていくと『総合』『職場環境』の満足度も高かったのですが、特に『給与・待遇』の満足度が高く、これは全職種のなかでも見てもトップの数値でした。

すべての回答を平均した結果では『給与・待遇』がもっとも低かったのに対して、「MR(営業職)」ではそれが特に高いという結果は、注目すべき点といえるでしょう。

また、『仕事内容』に関しても、「自身の仕事が人の健康や生活に影響を与えるためやりがいを感じる」、といったコメントがたくさんありました。

そして、2位の「ビジネスコンサルタント(専門職)」は、5つの指標すべてで上位5位に入るなど、満足度のバランスが良い職種といえる結果に。

3位の「管理会計/内部統制(企画・管理職)」は、『職場環境』以外の4つの指標で満足度が高く、特に『労働時間』の満足度が全職種の中で2位を獲得しています。

高い満足度を記録したのは”スペシャリスト系”


上位20位までの職種を大きく分けて見てみると、以下のような結果になりました。

企画・管理系職種 7つ
エンジニア系職種 6つ
専門職種 3つ
営業職 2つ
事務・アシスタント 1つ
クリエイティブ職 1つ

下の順位表もあわせて確認すると、なにか専門的な知識や技術が必要なスペシャリスト系の職種が多いことがわかります。

それらの職種はやりたいこと・得意なことを仕事にしており、『仕事内容』に対する希望と現実のギャップが少ないため、高い満足度につながっていると考えられるでしょう。

 

仕事の満足度にもっとも影響する指標は『仕事内容』


「DODA」編集長である大浦征也氏の解説は、仕事の満足度にもっとも影響する指標は『仕事内容』であるとし、次のように述べています。

「『仕事内容』に満足している人は、仕事に対する総合的な満足度も高くなり、反対に、『職場環境』や『労働時間』に満足していても『仕事内容』に満足できていない人は、総合的な満足度が低くなる傾向が見られます」

また、『労働時間』に対する満足度が高かったことについては、「フレックスタイム、休暇取得促進、在宅勤務など制度が充実している」「ノー残業デーがある」など、働き方改革の浸透を実感しているコメントが目立ったとのことです。

本調査での女性の回答のみを抜粋した結果も発表されているので、以下もあわせてぜひご覧ください。

女性の満足度が高い職種は?転職サービス「DODA」が女性の仕事に対する満足度を調査

調査概要

調査対象:20歳~59歳のホワイトカラー系職種の男女
雇用形態:正社員
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
実施期間:2018年6月
有効回答数:15,000件
回答方法:現在就いている職種に対する満足度を『総合』『仕事内容』『給与・待遇』『労働時間(残業・休日など)』『職場環境(社風・周囲の社員など)』の5つの指標別に、100点満点中何点か回答
※そのほか業種別の仕事満足度ランキングの調査結果は、こちらでご確認いただけます。

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