なぜ社会人になってから【麻雀】をやるべきなのか? あの頃ハマっていた趣味が、実は仕事に役立つワケ。

大学の授業が終わったら、雀荘へ駆け込み、ひたすら牌を掴み続ける。あの自堕落な生活、懐かしいですよね。社会人になり、仕事をするようになってから、すっかり麻雀をやらなくなった・・・という人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ社会人になってから【麻雀】をやるべきなのか? あの頃ハマっていた趣味が、実は仕事に役立つワケ。

大学の授業が終わったら、雀荘へ駆け込み、ひたすら牌を掴み続ける。あの自堕落な生活、懐かしいですよね。社会人になり、仕事をするようになってから、すっかり麻雀をやらなくなった・・・という人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

パチンコや競馬を筆頭に、ギャンブルというと、世間的にはあまりイメージが良くないため、大学の卒業と同時にやめた人もいるでしょう。しかし、特に麻雀は仕事に良い影響を与えてくれるのです。

「えっ、麻雀が仕事に良い影響を与える?嘘でしょ?」と思うかもしれませんが、かの有名なサイバーエージェントの藤田晋さんは、ブログでこんな言葉を残しています。

“ギャンブルは悪いイメージがあり、もちろん学校教育で教えてもらえるようなものではありませんが、生きていく上で大切な知識だと思います。それを私は麻雀から学びました。”
引用:渋谷で働く社長のアメブロ-「ギャンブルは負ける」

サイバーエージェント藤田晋社長の心をここまで掴んで離さない麻雀。一体、どのような効果があるのでしょうか?

年上の人と仲を深める!「麻雀コミュニケーション」

 


今でこそ、麻雀アプリがあるため、20代の人たちが麻雀を身近な娯楽として認識するようになりましたが、「麻雀」といえば40~50代のおじさん達がメイン世代。彼らとコミュニケーションを図るのに、うってつけのツールと言えます。

よく、タバコを吸う人が喫煙所コミュニティーを形成し、タバコを吸う人同士で仲良くなる、という話を耳にします。まさにタバコを吸っているからこそ得られる繋がりと言えるでしょう。

麻雀にも、同様の効果があります。パチンコや競馬といったギャンブルは自分一人で楽しむものですが、麻雀は4人(※3人麻雀であれば3人)いないとゲームを始めることができないので、自分以外の3人とコミュニケーションをとりながら進めていくしかありません。

何か一つのことを一緒にやる。「自分以外の人と距離を縮める」ということにおいて、これに勝る方法はないでしょう。稗を握りながら会話をしたり、コミュニケーションを計ったり……。職場や飲み会では築けない上司との関係性が麻雀を通して形成できるのではないでしょうか?もちろん、縦とのつながりだけでなく、自分自身のストレス解消にも役立ちます。

麻雀は脳のトレーニングになる?前頭葉を鍛えて、脳を活性化

 


麻雀の特徴はなんといっても、役の数が多いこと。麻雀を敬遠する人のほとんどが「役の数が多すぎる・・・」と言いますが、麻雀の役を覚えることで脳が活性化することをご存知でしょうか?

“インターネットを通してパソコン上で麻雀をする男女約500人を対象に脳の認知機能テストを行った結果、オンライン麻雀歴が長い人ほどエピソード記憶と注意力などの認知機能が高まっていたのだそう。”
引用:みんなの介護-「オンライン麻雀が脳を活性化?ゲーム歴が長いほど認知機能が向上!」

なんと、麻雀が高齢者の記憶力低下の防止に麻雀が役立っているとは。役を覚える以外にも、点数の計算、役を完成させるための手順やアイディアなど、常に頭を動かし続けておかなければならない麻雀は、前頭葉を活性化させる効果があるのです。

前頭葉は思考や創造性を担う脳の最高中枢と考えられ、脳全体の司令塔という役割を担っているので、ここを鍛えることができれば、コミュニケーション能力や創造力、記憶力を鍛えることも可能。

仕事をしていると企画やアイディアの立案など、ゼロからイチを作り出すとき、「思ったよりもアイディアが出ない・・・」といったことになりがちですが、麻雀がその状態を改善してくれるかもしれません。

経営力を築き上げたのは麻雀!?状況判断力が身につく

株主総会も無事に終え、ついに明日は麻雀最強戦ファイナルに出場します。 pic.twitter.com/Y3pgn5KxWh
— 藤田晋 (@susumu_fujita) 2014, 12月 12


先ほど、藤田晋さんが「麻雀から人生の知識を学んだ」と語っていたことを紹介しましたが、同様に状況判断力も身についたと言います。

“自分の手配がいいとき、自分がツイているとき、相手との点差、相手が弱っているとき、そんな刻一刻と目まぐるしく変わる状況の中で、勝てる確率が高い時を瞬時に判断し、素早く決断を下す、その繰り返しです。勝負するのか、引くのか、様子見なのか、麻雀が強い人は状況判断力が優れた人とも言えます。”
引用:渋谷で働く社長のアメブロ-「状況判断力」

全ての人は仕事をする上で、毎日何かしらの意思決定を行っています。そして、その意思決定の積み重ねによって、自分自身の“イマ”があるといっても過言ではありません。

「間違った選択した・・・」という後悔の数を少なくするためにも、麻雀をして的確な状況判断力を改めて養ってみてはいかがでしょうか?

本ではなく、牌を打って身につけよう!麻雀独特の論理的思考

 


ビジネスパーソンにとって、非常に重要な論理的思考。多くの人は本を読んで知識を身につけようとしますが、麻雀を打つことで論理的思考力を鍛えることも可能。

なぜ、論理的思考力を鍛えることができるのか?それは、役を揃えることにあります。自分が作りたい役を決め、そこから逆算して、あがるためには何か必要かを絶えず考え続けなければなりません。

この考える作業は自分がどの牌を捨てるかではなく、相手がどの牌を捨てているのかも見て行います。「あの牌を捨てたから、あの人はこの役を狙っているのではないか・・・」と1つ1つ順を追って考えていくことで、一つの物事を論理立てて考えられるようになるでしょう。

さらに、驚くべきは、ワタミ創業者である渡邊美樹さんは「麻雀から確率論を学んだ」と著書『強運になる4つの方程式』で語っています。麻雀で学ぶべきことなのか?とツッコミを入れたくなりますが、遊びながら社会で生きていくための術を学ぶことができるのは、麻雀だけのような気がします。

麻雀は人生の縮図そのもの?


藤田晋さんを筆頭に、日本を代表する経営者も「麻雀」から人生で大切な知識、仕事に役立つノウハウを学んでいます。大学の頃は何も考えることなく、無心で麻雀をやっていただけかもしれませんが、少し視点を変えてみると、麻雀は仕事にも役立つ大切な娯楽になるのです。

麻雀はどれだけ手練れの人であっても、我慢することは欠かせないと言います。この我慢だけでなく、最初に配られた牌の不公平なところや、思い通りに牌がこないところから、麻雀は「人生の縮図」とも言われているのです。

麻雀はビジネスにおける勝負勘や確率論を学べるだけでなく、人生においても大切な知識を学ぶことができます。仕事において、何か悩みを抱えている人は、学生の頃、夢中になってやっていた麻雀を、今一度始めてみてはいかがでしょうか?


※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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