「銀魂」主人公、坂田銀時という男
漫画「銀魂」をご存知でしょうか?基本はギャグ漫画。バトルあり涙あり笑い多めです。
「銀魂」は、宇宙人が襲来して、突如価値観が変わってしまった江戸で「万屋銀ちゃん」という何でも屋を営む男、坂田銀時が主人公です。
その男の特徴は、銀髪のもじゃもじゃ天然パーマと、死んだ魚のような目……。甘いものが好きすぎて糖尿病寸前、家賃は滞納しているという、主人公にあるまじきやる気の無さ……。
この特徴だけ聞くと、まるでだめなおっさん、略してマダオ(銀魂用語)なのですが、銀さんの周囲には何故か一緒に働きたいという仲間が集まっていきます。現実の仕事においても魅力的な人間力のある人のもとには「あの人と一緒に仕事がしたい!」という人たちが自然と集まります。
こんなマダオに、なぜ着いて行きたくなるのか?!
そのヒミツを銀さんのアツい名言(迷言)の中から紐解いてみましょう。
銀さんの迷言・名言
【迷言】
「パフェなんて週一でしか食えねぇんだぞー!!」
糖尿病予備群なのにも関わらず週一でパフェ……
「情けだァ?そんなもんお前にかける位なら、ご飯にかけるわ。」
これはなんとも。ごはんが進みますね!
「酢昆布だろ、酢昆布
お前には酢昆布しかないからなぁ?
お前の青春酢昆布だもんなぁ?」
こちらは万屋のメンバー、神楽ちゃんへの言葉。すっぱすぎる青春ですね……
こちらは名言というよりは迷言です。基本ギャグ漫画なのでとにかく普段はふざけています。
【名言】
「俺にはもうなんもねーがよォ
せめて目の前で落ちるものがあるなら拾ってやりてェのさ」
仲間が謎の風俗に連れ去られて救いに行ったときの台詞。戦争のときと同じようならないように、目の前の人だけでも守ると宣言する銀さん。しびれます。
「まっすぐ生きたバカな魂はな たとえその身が滅ぼうが 消えやしねー」
子ども達を養うために、拳闘場でお金を稼いでいた男が殺され、その仇討ちをしたときの一言。この言葉でまっすぐ生きようと思った読者は絶対に多い!
「つまずき転んだのを、石のせいにしたところで、何か変わるか?」
マダオの就職の話で、自分の面接がうまくいかないのはサングラスのせいだと責任転嫁をしていたマダオに一喝。ギャグシーンなのに、いい言葉が出てしまうのが銀魂!自分でつくる人生、しっかりと自分で責任を持たなければ!
「てめェのペースで、やりゃいいんだよ。「自分」を殺すな。」
「自分と組まなければ、お前のお世話になっている人を殺す」と脅された仲間への言葉。自分を曲げようとしていた仲間にガツンと一言!人に何を言われようが、自分のペースで、そして前を向いて未来に希望を持って生きればいい。心に刺さります。
「人生を楽しく生きるコツは童心を忘れねーことだよ。」
人生を楽しく生きるコツを教えてくれる名言。最近なんだかつまらないな…と感じたときは童心に戻って初心に返ってみることも大切です。そうすることで、自分を見失わないでしょう。
「目ェあけろ!びびってんじゃねェ!!見えるもんも見えなくなるぜ!!」
柳生編で激しく九兵衛に打ち込まれ、思わず目をつむってしまう新八に向けて銀さんが言った言葉です。何事も恐れずに、目をそらさすな!という熱い思いに、心を動かされます。
普段死んだ魚のような目をしている銀さんからは想像もできない、しびれるような言葉たち。同じ人間から出てきているとは思えません。
まとめ
仲間を思い、立ちはだかる敵に果敢に立ち向かったり、迷う仲間の背中を押してあげたり。どんな時でも仲間のために「とにかく精一杯、自分らしく生きること」を周囲に伝えていく銀さん。普段ふざけていても根が情に厚く芯のある男だということを知っているから、信頼され、人が集まり、みんな着いて行きたくなるのです。銀さんの場合は、普段ふざけているからこそのギャップに惹かれるという理由もあるかもしれません。
自分の仕事場面においても銀さんのようにメリハリをつけて、自分の中に絶対に譲れない一本の芯を持つことによって、「あの人と一緒に仕事がしたい!」と言われる、周りから信頼される人間になりたいものですね。
※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています
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