今の20~30代にとって、「自分らしい」は生き方・働き方を考える上で重要なキーワード。
しかし、中には自分らしさを履き違えて、単なる「自己中」になってしまっている人も…。今回は、そんな勘違いしがちな「自分らしく」と「自己中」の違いに迫り、「自分らしい」を手に入れるための働き方について言及します。
周りにもいる!勘違いビジネスマン
「これが俺の自分らしさ!」
このように主張することは自由ですが、ビジネスにおいてそれはただの「自己中」になっていないでしょうか。当てはまる項目がないかどうか、チェックしてみましょう。
・自分の意見を押し付ける
例えば会議のとき、無理やり案を通そうとする人。「自分の出している案が絶対良いに決まっている」と自信を持つことは非常に良いことですが、周囲の提案に耳を貸さないというのは、単なる「自己中」です。常にそのような調子では、「共に仕事をしたい」と思ってもらえないビジネスマンになってしまいます。
・他人の仕事は、一切手伝わない
「自分の仕事ではないから」と、他人の仕事を手伝わない人。「自分はそういう人間だから」という一言で片付けてしまっていませんか?基本的に、ビジネスにおいてやるべきことはそれぞれ異なりますし、その仕事は自分で片付けるべきでしょう。しかしながら、例えば隣の人がやむ終えない理由があって仕事が進んでいなかったりすることは多々あります。自分の仕事のみが終わっていれば良いと考えず、まずはチームであることを意識しましょう。
・情報共有をしない
情報を全く共有しない人がいます。「自分で対処できる」「怒られるから報告しない」と考えていることも。情報の共有をしなければ、誰も進捗の把握ができません。どのような業種であっても、仕事は決して1人ではできません。報連相は社会人の基本です。
・あまりにもはっきりした物言い
「自分は正直だから」と、相手のことを考えない発言をしていないでしょうか?特に指摘するとき、思ったことをただ伝えるだけでは、相手に深い傷を負わせることもあります。自己満足にならないよう、相手に配慮した伝え方をしましょう。伝え方は非常に重要です。
・「良くない」と思ったことを指摘しない
「自分が傷つきたくない」「嫌われたくない」「余計なお世話だと思われたくない」。こう考えて、逆に指摘をしない人もいます。これは全く相手に対して配慮ができていません。もちろん、伝え方は考えるべきですが、そもそも伝えなくては相手にとって何のメリットも生まれません。保身に走っている人の典型です。
ありがちな「自分らしい」と「自己中」を履き違えているケースを紹介してきました。当てはまった項目はあったでしょうか。
まとめ
先述してきたように「自分らしく」働くには、まず他人のことを思いやることです。他人に配慮していない限り、いくら「自分らしく」振る舞ったところで単なる「自己中」になりかねません。
「自己中」ではなく「自分らしく」いるために、まずは周りの人へ「思いやり」を持って働いてみませんか?
※この記事は2016/11/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。
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