誰にでも気軽に学びを! 日本最大まなびのマーケット「ストアカ」で開く可能性の扉

「スキルアップのためにビジネス講座を受けたい」「何か新しい趣味を始めたい」とは思ったものの、「高額な入学金や月会費の高いハードル」「仕事が忙しくて定期的に通い続けられるのか不安…」などの原因で断念してしまった、という経験はありませんか?

誰にでも気軽に学びを! 日本最大まなびのマーケット「ストアカ」で開く可能性の扉

「スキルアップのためにビジネス講座を受けたい」「何か新しい趣味を始めたい」とは思ったものの、「高額な入学金や月会費の高いハードル」「仕事が忙しくて定期的に通い続けられるのか不安…」などの原因で断念してしまった、という経験はありませんか?

今回ご紹介する学びのマーケット「ストアカ」はそんな懸念を払拭(ふっしょく)し、誰でも気軽にビジネスや自己啓発、アートからスポーツにいたるまで幅広い分野において学びを得られるという、画期的なサービス。なんと2016年12月時点で、登録ユーザー数は10万人を突破したそう。

「新しい自分に出会いに行こう」をキーワードに、学ぶ楽しさを提供する同サービス、その生みの親であるストリートアカデミー株式会社の代表取締役社長・藤本崇さんにお話を伺いました。

どんなに忙しくても、好奇心を忘れずどんどんチャレンジをしていく環境をあなたもつくってみませんか?

150ジャンルの講座をたった1レッスンから受けられる

 

「気軽にテーブル茶道」の講座にて



専門の資格を持った人でなくとも自由にスキルを販売し、ユーザーが自由に購入できるサービスはちまたに溢れています。でも藤本さんいわく、「学び」に焦点を当てた1回~10回までの売り切りスタイルのサービスは唯一無二なのだそう。

「ストアカの強みは150ジャンルもあるバリエーション豊かな講座のなかから、日にち・曜日・場所別に選べて、1回から受講できること。入会金も必要ありませんし、あらゆる人に向けて学びの機会を広く提供しています。実はこういったサービスは、国内では唯一なんです」(藤本崇さん:以下同じ)

ストアカは、誰でも先生として登録ができる仕組みになっています。でもそうなると、スキルを売り買いする他社サービスと同じように思えてしまいますが、どこが差別化のポイントなのでしょうか?

「誰でも登録はできますが、講座を開いて他人に教えるためには、弊社独自の審査承認プロセスを通過しなければなりません。具体的には実名プロフィールの開示に加え、教える意図とスキルが明確に定義されていることの2条件。

たとえば写真というカテゴリーでいうと、フォトレッスンはOKなのですが、撮影会はNGです。カウンセリングやコンサルティングなどの委託作業に属するサービスもお断りしています。『購買者自身が何かしらの学びを得る』視点を徹底していることが、ストアカのこだわりです」(同)

また、各講座の口コミ情報が掲載されているのも、利用者にとってはうれしいポイント。

「それぞれの講座は教え方も雰囲気もバラバラで、先生の個性が生かされています。講座を受けた人の率直な感想は口コミとして掲載されているので、講座を選ぶ際にはぜひ参考にしてみてください」(同)

価格帯は500円以上であれば、先生が自由に決めていい仕組み。継続ではなく売り切りスタイルで、1回の受講につき3,000~5,000円程度と、気軽に受けられる講座が多い印象です。これなら「やってみたい」と思った瞬間、すぐにでも一歩を踏み出せそうですね。

ビジネススキルをはじめ、自己実現をかなえるIT関連の講座が大人気

 


ストアカで扱っているのは、エクセル、パワーポイント、プレゼンテーションなどビジネススキルに直結するものから、料理、フラワーアレンジメントなどの生活を充実させるものまでさまざまです。

なかには巨大な筆を使った書道パフォーマンス、包丁研ぎ、DJ体験といった、ニッチながらもピンポイントに興味を満たしてくれるようなレッスンもあります。

20~30代の働き盛りの世代の方には、とりわけビジネススキル系講座の需要が高いよう。

「会社で受ける新人研修に組み込まれているような定番の講座をはじめ、スピーチやファシリテーションも人気の講座です。会社の命令でもないのに、わざわざ自腹で学びにくる人がどれだけいるのかと疑う方もいらっしゃるのですが、案外と需要はあるんです」(同)

講座で学んだことが現在の仕事に生きた、という人だけでなく、転職やキャリアのステップアップがかなった人もいるのだとか。

「とあるエンジニアの方は、プレゼンテーションを学んだところプレゼン能力が開花し、そのスキルを生かせる仕事へと転職を果たしました。きっと講師に褒められたことで、挑戦意欲が湧いたのでしょうね。このように自分でも気づいていなかった能力を、ストアカの講座を通じて発見される方も多いのです」(同)

またテクノロジーの進化に伴い、IT関連や写真に関する講座も需要が高いと藤本さん。

「アプリ・WEBサイトの制作や、写真の撮り方・撮られ方など、仕事でも趣味でもなく自己実現のために講座を受けたいという人が増えています。

たとえば、携わっているNPO団体やサークル活動のWEBサイトを作りたい、SNSで反響が得られるような写真を撮りたいとか。仕事ではないけど、完全にオフのリラクゼーションではなく、明らかに何かを得たいという意図があるんですよね」(同)

そのほか、自己ブランディングや対人スキルの向上にも役立つビューティー&ヘルスケアのジャンルも、需要が増えているそうです。

あらゆる選択肢を提供し、自由に生きる人を増やしたい

 

「青空の下でチョークアートをしよう」の講座にて



誰もが気負わずに新しいことにチャレンジできる。そんな「ストアカ」のサービスが生まれた背景には、創業者である藤本さんの過去の経験がありました。

「僕はいろんな分野をつまみ食いしてきた人間で、大学院には2度通い、映画学校や料理学校にも通っていました(笑)。入学金や年会費など、高額な費用がかかりましたが、興味を持ったので行動に移したのです。でも周囲からは『もっと後先を考えて行動したほうがいい』とたしなめられて。

そこで逆に思ったのは、もしかして世の中には自分がやりたいことに踏み出せていない人のほうが多いのではないか、ということです」(同)

何かの専門のスキルを学びたいと思った場合、100万円を超えるような高額な費用が発生する業界構造がおかしいと藤本さんは指摘します。

「自由に生きる人を増やしたい」「好きなことに従事している人を増やしたい」。その思いから、学びに対するハードルを極限まで下げたストアカの立ち上げにいたったそう。

「とはいえ、必ずしも好きなことを本業にするということではなく、副業として携わってもいいし、収入を得なくともサードプレイスとしてやりがいを感じるための学びの場でもいいと思います。

興味を持ったのに1度も触れることができなかった、ということがない世の中にしたい。僕らが選択の機会を提供することで、あらゆる人が欲望や好奇心に対して正直に生きられるようにと心から願っています」(同)

ストアカではオンライン上で講座を販売する以外にも、デパートでワークショップを開催したり、書店でセミナーを開催したりと、精力的に学びの場を提供しています。引き続き各方面と提携して、これらのイベントを行っていくほか、コンテンツの種類、講座数、エリアの拡大にも注力していくと藤本さんは話します。

そして、若手のビジネスパーソンに向けて、こんなメッセージを送ってくれました。

「勤めている会社では学べないような、自分の肩書きとは異なるようなビジネススキルを、ぜひ学んでいただきたいです。周囲には言えないけど方向転換してみたいとか、実は前から気になっていたとか、そんな欲求を満たしてくれる講座が絶対にあるはず。

そうすることで新たな得意分野、あるいは好きなことが見つかるかもしれません。それは今後のキャリアややりたいことを考えるうえで、絶対に糧になります」

あなたの才能、眠っているかも?


自身の過去の経験を踏まえ、強い志を持ってサービスを開始した藤本さん。世の中には無数の選択肢があるにもかかわらず、限られた入り口でしか選べないなんてあまりにもったいないことですよね。

大人になっても、学ぶチャンスは大切にしたいもの。長い人生のなかで自分のなかに育つ小さな学びという種が、いつか大きな才能という花を咲かせるかもしれません。

時には自分の欲求や好奇心と向き合い、一歩、踏み出してみませんか?

 

識者プロフィール

 


藤本崇(ふじもと・たかし)/ストリートアカデミー株式会社 代表取締役社長 幼少から社会人まで通算15年をアメリカで過ごす。米コーネル大学工学部修士課程修了、スタンフォードMBA修了。ユニバーサルスタジオ、フェデックス、カーライルグループなどを経て、2012年に「まなびを自由に、当たり前に」をビジョンに掲げ「ストアカ」を個人で創業。4年間で10万人が学ぶ日本最大級のまなびのマーケットに成長させる。
ストアカ ストリートアカデミー株式会社

(取材・文 小林 香織)

※この記事は2017/02/17にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています。

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