誰でも使ったことのある蛍光マーカーですが、上手にラインを引くのって意外と難しいんです。というか、あのラインを引くのに失敗した経験のない人がそもそもいないだろ、ってぐらいで。
まず問題なのは、インク。芯をチェックしたい場所に乗せてから「どこまでラインを引けばいいかな…」とか迷ってるうちに、染み出し過ぎたインクで紙がブニャブニャになったり。逆にインクが乾いてしまってラインが途中からかすれちゃったり。
あとは、キャップをはずすときに手にインクがついちゃった、なんてこともありますよね。
インクのない蛍光マーカーが正解だった!
蛍光マーカー関係の困りごとは、なんだかんだでインクが原因ってケースが多いわけです。
それなら、インクのない蛍光マーカーがあればいいんですよね。そんな無茶な!と思われるかもですが、実はあります。インクのない蛍光マーカー。
それが、クツワの「ネオンピツ」。これはなんと蛍光芯を使った色鉛筆タイプのマーカーなんです。
正確に言うと、蛍光芯を内蔵した芯ホルダーというものなんですが、これが前述の困りごとを軒並みスパッと解決してくれるという優れもの。
使う際は、後ろのノックボタンを1ノックすればちょうどいい長さで芯が出てくるので、そのままラインを引けばOK。蛍光カラーでチェックしたい部分を目立たせることができます。
ラインナップはピンク・オレンジ・グリーン・イエローの4色。文字の上からチェックしてもくっきり見えるので、普通の蛍光マーカーとまったく同じ用途で使うことができるはずです。
芯は約3.8mmの極太で、グイッと筆圧をこめれば太くて濃いライン、そっと引けば淡いライン、と1色で微妙な色分けも可能。芯のエッジを使えば細いラインや蛍光の文字を書くこともできます。
慣れないと一定の太さでラインが引きにくい、ってところはあるんですが、これは使っているうちに芯が片減りすることで安定してくるでしょう。
コツとしては、あまり焦らず一定の力で芯先を走らせること。ゆっくりめに引いた方がコントロールしやすいのは、普通の蛍光マーカーと同じです。
ただありがたいのは、ゆっくりラインを引いてもインクが紙に染みるのを心配しなくていいってことで、これこそが色鉛筆タイプ最大のメリット。
ゆっくりどころか芯を紙に乗せっぱなしでも問題ないから、「えーと、どこまでラインを引けば見返しやすいかな?」と、作業中でも思う存分悩むことができるんです。
焦らずに使えるってだけで、ずいぶんと気が楽になりますよ。
焦らなくていいといえば、インクが乾燥する心配ももちろんなし。
芯を出しっぱなしで転がしておいても問題ないので、例えば何色か使ってチェックポイントを塗り分けるのもかなりやりやすいです。
面倒なキャップの開閉がないから、作業効率もアップしますし。
固形芯は補充が簡単なのもメリット
中綿式の蛍光マーカーはインク残量が分からず、いざという時にカスッとインク切れ!なんてこともありがち。
ですが「ネオンピツ」は透明軸なので、芯の残量が丸見えなのも大きなメリット。あとどれぐらいラインが引けるか直感的に把握できるでしょう。
もちろん替え芯(2本180円/税別)は別売でありますので、芯が無くなったら補充も簡単です。やりかたはシャープペンシルと同様、後ろのノックボタンを外して新しい芯を差し込むだけ。
蛍光マーカーのほとんどはインクが切れたら使い捨てですから、その辺りも優秀です。とはいえ替え芯1本の価格は安めのマーカーとさほど変わらないので、ランニングコスト抜群…とまでは言えませんが。まぁ、ちょっと安いかなーぐらいですね。
芯はややオイリーな書き味で、水性インク+樹脂芯の組み合わせと比べるとやや独特。もしかしたら、ここはちょっと好き嫌いが出ちゃうかもしれません。
それでもメリットの多さを考えれば、まずは一回試してみることをおすすめします。
少なくとも、蛍光マーカーのインク周りで嫌な思いをしたことがあるなら、使って損なしだと思いますよ。
【商品情報】
ネオンピツ/クツワ
文・写真=きだてたく
編集=五十嵐 大+TAPE
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