20代の平均年収はどのぐらい?職業や職種別の年収ランキングを紹介!

20代の年収は平均するとどのぐらいの年収帯が多いのでしょうか? 今回は2021年9月~2022年8月の1年間で調査した最新の平均年収データから、20代の平均年収を職種別にご紹介します。

今回は、職種別20代の平均年収をご紹介します。駆け出しの20代ビジネスパーソンは、30代以上のビジネスパーソンと比較すると平均年収は低めですが、職種によって上の年代の平均を上回ることがあります。

先の職業人生を考える上で、年収は大きな選択基準の一つです。各職種を見比べて、今後の将来設計の参考にしましょう。

20代の平均年収は342万円! 70%以上が300万円台

【年齢別】20代の平均年収

20代全体の平均年収は342万円でした。20代全体の平均年収の特徴として、「7割以上が年収300万円台」であることや、「20代半ばで年収が伸びる傾向」などが挙げられます。

ボリュームゾーンは300~400万円未満

20代の年収分布

年収分布では、300万円〜400万円未満が最も多く39.2%。また2位の300万円以下が32.4%いるので、7割以上が400万円未満であることがわかります。一方、700万円以上の年収の人は、全体の約1%で非常に少ないです。

20代半ばで年収が伸びる傾向にあり

1歳ごとにみてみると、20歳から21歳のケースを除き、基本的に年次が上がるにつれて平均年収も上がっています。特に、20代半ば(24歳から25歳)の26万円が最も大きく、その後はゆるやかになり、28歳と29歳の平均年収の差は12万円となっています。

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20代の職種別平均年収ランキングTOP10

20代の職種別年収ランキング

20代の職種別平均年収ランキングTOP10は、1位が「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」、2位が「企画/管理系」、3位が「営業系」でした。

コンサルや監査法人などの専門職が1位

20代の職種別平均年収ランキング1位、「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」(コンサル系)の平均年収は475万円で、2位の「企画/管理系」に対して82万円の開きがあります。そのため、コンサル系は突出して平均年収が高い職種といえるでしょう。

コンサル系の平均年収は、30代の全体平均年収407万円と比較しても68万円高い結果になりました。

営業系が3位にランクイン

30代や40代の職種別平均年収と20代の職種別平均年収を比較してみると、いずれも1位は「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」で、2位が「企画/管理系」です。しかし、30代や40代では、3位に「技術系(電気/電子/機械)」が入っているのに対して、20代は3位に「営業系」がランクインしています。

年収を重要視するのであれば、若手のうちに営業系の職種・職業を経験することも選択肢の一つになるかもしれません。

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職業・仕事内容別の20代年収も合わせてチェック!

職種の大分類でのランキングを前の章ではご紹介しましたが、それぞれの職種にはさらに細かく職種が分類されており、全体で165の小分類があります。今回はそのなかから「コンサル系」「企画/管理系」「技術系(IT・通信)」「営業系」の小分類のランキングをご紹介します。

20代のコンサル系職種の年収ランキング

20代コンサル系職種の平均年収

コンサル系職種の平均年収ランキングでは、1位がリスクコンサルタント、2位が業務改革コンサルタント、3位が戦略/経営コンサルタントでした。

20代で平均年収500万円を超える傾向に

リスクコンサルタント(538万円)、業務改革コンサルタント(532万円)、戦略/経営コンサルタント(529万円)、会計専門職/会計士(528万円)は、20代でいずれも平均年収500万円を超えています。さらに、これらの4つは全体の平均年収においても600万円を超えているため、高収入の職種・職業の代表例ともいえそうです。

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20代の企画/管理職種の平均年収ランキング

20代企画・管理職種の平均年収年収

20代の企画/管理系職種の平均年収ランキングは、上図の通りです。

管理系の2職種が同額で1位

20代の「企画/管理系」平均年収ランキングは、「法務」「管理会計」が同額で1位となり、管理系職種が上位を獲得している傾向がみられます。20代「企画/管理系」全体での平均年収393万円と比較すると、「法務」「管理会計」はさらに58万円高い金額です。
また、全年代(全体)においては「内部監査」が「企画/管理系」職種の中で最も平均年収が高い結果となりましたが、20代ではTOP5にも入っていません。

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20代のIT/通信系の技術職の平均年収ランキング

20代IT・通信系技術職の平均年収

20代のIT/通信系の技術職の平均年収ランキングでは、1位がプロジェクトマネジャー、2位がITコンサルタント、3位がデータサイエンティストでした。

プロジェクトマネジャーが1位。2位との差が開く結果に

1位の「プロジェクトマネジャー」の平均年収は、497万円で、2位よりも50万円近く高い結果となりました。「プロジェクトマネジャー」は、20代だけでなく、この職種の全体ランキングでも平均年収686万円で1位です。

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20代の営業職の平均年収ランキング

20代営業職の平均年収

20代の営業職の平均年収ランキングでは、1位がMR、2位が営業(証券)、3位が営業(クレジット/信販)です。

上位5位中3つの職種が金融系という結果に

1位は「MR(医療情報担当者)」で平均年収は492万円でした。20代では数少ない、平均年収およそ500万円を目指せる職種の一つです。
また、20代の営業職平均年収ランキングでは、2位と3位の間に大きな差があります。3位「営業(クレジット/信販)」の平均年収385万円に対し、2位の「営業(証券)」はそれより83万円高い468万円でした。


TOP5のうち、金融系が占める割合が大きい点も特筆すべき点です。「証券(2位)」「クレジット/信販(3位)」「銀行(4位)」の3つがランクインしています。

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いかがだったでしょうか? お金だけで働くモチベーションが上がるわけではありませんが、給与が高ければ自身の仕事への納得感や、責任感が生まれることもあります。

働く上で、20代はまだまだたくさんの職業の選択肢があふれています。今回のランキングを参考にしながら、これからの職業人生を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

<出典> 

平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】

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