70%が日々の仕事でストレスを感じている! 20代の「仕事とストレス」大調査

仕事のストレスがたまりがちな20代。覚えることや目上の方に気遣うことが山のようにあるため、知らず知らずのうちに多大なストレスを抱えてしまうこともあるのではないでしょうか。 今回は、全国の20代ビジネスパーソン男女300人を対象に「仕事のストレス」に関する調査を実施しました。 20代のビジネスパーソンにもっとも多いストレスの原因は何なのでしょう?みんなのストレス解消法も併せてご紹介します!

70%が日々の仕事でストレスを感じている! 20代の「仕事とストレス」大調査

「ほぼ毎日ストレスを感じる」20代は30%以上!



まず、20代ビジネスパーソンの中では、どれほどの割合の人が仕事でストレスを感じているのでしょうか?



ストレスを「強く感じている」「感じている」と答えた「ストレスを感じている派」は男女全体で約70%、「ほぼ感じていない」「全く感じていない」と答えた「ストレスを感じていない派」は約30%でした。

男性の約20%が「強く感じている」と答えたのに対し、女性は約40%と2倍近くの差が出ています。

次に、20代の皆さんはどれぐらいの頻度で仕事へのストレスを感じているのでしょうか?



この回答に関しては男女間でほとんど開きがなく、1位は「週に2~3回」で約35%、2位は「ほぼ毎日」で約30%という結果になりました。20代のほとんどが毎日のように職場でストレスを感じているのでしょうか…?

仕事に行くのがおっくうにならないよう、ストレスの根本的な原因を突き止めて、早めに対処をしたいところ。では、少しずつその原因についてひも解く質問をしてみましょう。



グラフの結果からもはっきり分かるように、男女ともに仕事上での「人間関係」に一番ストレスを感じているようです。

人間関係は自分一人でスムーズにできるものではありませんし、逆に周りに気を使いすぎて疲れてしまった、なんてこともあるかもしれません。もし、職場の人間関係に悩んだ時は上司や同僚に相談して一緒に解決策を考えたり、仕事中でも一人になる時間をつくってストレスの源から離れることを習慣にしてもいいでしょう。

続いて男女ともに2位は「仕事内容」という答えに。20代はまだ基礎知識を得てスキルを積み上げる時期なので、自分が好きな仕事ができている人のほうが少ないかもしれません。いずれ自分のやりたい仕事に携わった時、それまでの全ての経験が活きると思えば、今つらいな、と思っている仕事も乗り越えられるはず。

男性の3位が「仕事量や残業時間」であるのに対し、女性の3位は「会社の風土や規則」とここで大きく差が出ました。男性は営業職に従事する方が多く、昼の外回り営業と書類の作成に時間が追われることも。職種や業種でもストレス要因の違いが出るのかもしれませんね。

ストレスの原因は…自分!? 気持ちを切り替え、ポジティブに捉えよう


仕事のストレスの原因で第1位だった「人間関係」。普段、なかなか表立っては言いにくいものですが、「仕事中、誰に対してストレスを感じることが多いですか?」という問いかけをしてみました。そこで回答の多かった4つの要因についてご紹介していきましょう。

(1)上司


もっとも多かったのが上司という回答。「意見や仕事の進め方が合わない」といった声のほか、「口調がなんとなくイラっとする」「とにかく声が大きくてやかましい」と仕事ではなく個人に対する意見もちらほら。

少しでも上司から受けるストレスを減らすため、自分の上司のパターンを見抜き、上手に付き合うコツをつかんでみてはいかがでしょうか? 自分からマネジメントすることで、「ちょっとイイ上司」に変えることができるかも!?

(2)取引先やお客さん


取引先やお客さんへの対応に悩んでいる20代も多いようです。

上司以上に気を使う相手でもあるため、ストレスもさらに大きくなってしまうのかもしれません。キャリアコンパスでは取引先の人にも意見をスマートに伝えてコミュニケーションを円滑にするスキル「アサーティブコミュニケーション」についてご紹介しています。ストレスがたまる前に、ぜひ活用してみてください。

(3)自分自身


「自分のケアレスミス」「トラブル対応が上手にできない」など、自分自身が原因でストレスがたまっている…という謙虚な意見も多く挙がっていました。

しかし、うまくできなかったことや失敗の原因をきちんと分析して次につなげることができれば、ストレスから将来のキャリアに向けた財産に変わるはず。「失敗を成長につなげる“反省法”4つのコツ」で、失敗から成功へつなげていきませんか?

(4)人ではなくて…会社のルールや業務内容


中にはストレスの原因は特定の誰かではない、という回答も。「休憩がほとんどないこと」「通勤時間」「賃金評価制度」など、いまの勤務形態や会社の規則が原因で、仕事にネガティブな感情を持つ20代が多数いるよう。

こうしたマイナス要素を取り除くため、企業は働き方改革に乗り出していますが、なかなかその恩恵を受けられていないという方もいるでしょう。「自分から始める働き方改革」として、問題の根っこから少しずつ解決していきませんか?

また、環境を変えるために思い切って転職をするということも、選択の一つとして考えられるかもしれませんね。

みんなのストレス解消法は何?


さらにもっとたくさんのストレス解消方法をお届けするべく、街に出て「あなたのストレス解消法はなんですか?」と20代の方に聞いてみました!

(1)定番! しゃべって発散


・恋人や友人などに愚痴を聞いてもらう(女性/28歳/情報・通信)

・友達と一緒にカラオケなどで思い切り遊んで、笑い飛ばす!(女性/29歳/教育・医療サービス)

・友人や仕事仲間と会話や食事を楽しむ(男性/29歳/官公庁・団体)

(2)頑張った自分を甘やかしてあげよう!


・「残業代は全てを買い物に使ってOK!」という自分のルールで乗り切る(女性/28歳/金融・保険)

・外食で美味しいものを食べるなど、自分へのご褒美dayをつくる(女性/29歳/教育・医療サービス)

・旅行などで非日常感を味わう(男性/27歳/自動車・輸送機器)

(3)趣味に打ち込みリラックス


・業務後は仕事のことを考えず家で一人、リラックス。そしてたくさん寝る!(女性/25歳/情報・通信)

・野球などのスポーツ観戦でスッキリ(男性/29歳/食品)

・マッサージ、音楽鑑賞、映画鑑賞、ゲームをする(男性/26歳/不動産・住宅設備)

(4)ちょっとロック!?な対処法
・仕事の精度をあげるのが一番です(男性/29歳/不動産・住宅設備)

・本業以外の手段でお金を稼ぐ方法を模索中(女性/27歳/教育・医療サービス)

・ストレスを感じる人にはなるべく近づかない(男性/24歳/情報・通信)

まとめ

 



ストレスをゼロにすることは難しくても、原因となっているものから適度に距離を置いたり、思い切って環境を変えてみることで少し心が軽くなるかもしれません。適度に息抜きをして、自分が働きやすくなる方法を模索してみてくださいね。

<調査概要>
【対象者】20歳~29歳のホワイトカラー系職種の男女
【回答人数】300名
【雇用形態】有職者(個人事業主、自営業、パート・アルバイト、学生、主婦、無職は除く)
【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
【調査期間】2017年7月21日~2017年7月24日
※記事中の割合データは、複数回答・四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

※この記事は2017/11/01にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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