朝起きられない3つの原因を解消して、明日からスッキリ仕事に向かう方法

ビジネスパーソンにとって、朝は重要です。目覚めが悪いと、今日一日の仕事をどうやって乗り切ろうかと、動き出す前から疲れてしまいますよね。実は、朝起きられないのには3つの原因があるのです。今回は朝が苦手になってしまう原因と、それぞれの具体的な解決法を、快眠セラピストの三橋美穂さんに伺いました。これで皆さんも明日からスッキリ朝を迎えることができるかも?

朝起きられない3つの原因を解消して、明日からスッキリ仕事に向かう方法

朝が苦手。目覚めが悪く、昨日の疲れがまだ残っている感じがする。布団から出られずいつまでも寝ていたい。こんな朝が毎日のように続いているという人はいませんか?

朝起きられない3つの原因と解決法

 

■原因1:体内時計が乱れている


私たちの体のリズムを調整している体内時計が乱れると、寝つきが悪くなったり、熟睡できなくなるので、朝の目覚めが悪くなります。体内リズムは不規則な生活で乱れてしまうもの。体内時計が乱れると、体温や代謝のリズムが乱れたり、ホルモンの分泌にも影響が出てきたりするので、いいことはありません。

●解決法
体内時計が乱れたことへの対策は、まずは不規則な生活習慣を整えることが基本。体内時計はほぼすべての臓器にありますが、メインの時計は脳の中の視交叉上核(しこうさじょうかく)という場所にあるそう。「この中枢時計に影響を与える光をうまく使うことで、リズムを正常に戻すことができます」と三橋さんは言います。そのため、以下のような解決法がおすすめだそうです。

・就寝・起床時刻をできるだけ一定にする
・決まった時刻に食事や運動をする
・寝室が遮光カーテンの場合は、寝る前に10cmほど隙間を開けておくなどして、朝に太陽の光が入り込むようにする
・朝起きたらカーテンを開けて窓際で朝食を食べたり、通勤時は日なたを歩いたりして積極的に太陽の光を浴びる
・目覚ましライトを使う

■原因2:睡眠時間が足りていない


忙しいビジネスパーソンは、どうしても睡眠不足になりがち。短時間の睡眠では、どうしても朝の目覚めが不快になります。「休みの日にお昼まで寝て、平日の睡眠不足を補っている」という方も多いでしょう。しかし、これも実は朝スッキリ起きることができない原因。「休みの日に朝寝坊をして平日より2時間以上寝続けてしまうと、体内時計が乱れて時差ボケのような状態になり、月曜日の朝、スッキリ起きられなくなってしまいます」と三橋さんは指摘します。

●解決法
睡眠不足を解消するためには、以下のように日頃からじゅうぶんな睡眠時間をとることを習慣にするのが基本。加えて、ついつい長時間寝てしまいそうになる休日も、しっかり習慣をキープすることも重要です。

・毎朝、同じ時間に起きる
・仕事がある日も、30分長く寝るようにする
・休みの日に睡眠不足を補うときは、仕事がある日と同じ時間に起きて、太陽の光を浴びて朝食を食べ、体内時計をリセットしてから、午前中に寝る

■原因3:冷えが原因で熟睡できていない


睡眠と体温はとても深い関係があります。「深部体温」と呼ばれる体の内部の体温は、日中は高く、夜は低くなるというサイクルがあります。つまり、深部体温が下がり始めると眠くなり、明け方に上がり始めると目が覚めやすくなるのです。

しかし、「朝の目覚めを良くするためには、睡眠中に深部体温をじゅうぶんに下げることが大事です。深部体温は、体が冷えていると下がりにくくなってしまいます。体が冷えて表面体温が下がってしまうと、筋肉が収縮し、うまく深部体温を下げることができません」と三橋さんは言います。

●解決法
しっかりと熟睡してスッキリ目覚めるためには、日中は深部体温を高くし、睡眠中は下げるという体のリズムを整えることが大切。そのためには以下のような方法があるそうです。

・体温が最も高くなる夕方に、軽く汗ばむくらいの運動をしたり、寝る2時間ほど前に入浴をしたりして、体温を上げておく
・入浴は、ちょっと熱めのお湯(41度くらい)に15~20分間くらい半身浴をし、軽く汗ばむまで入る
・寝るときは腹巻きをして内臓を温める
・寝るときの冷え対策は、厚着をするのではなく、毛布を体の下に敷くなど寝具で調整する

朝起きられないビジネスパーソンへのアドバイス


最後に三橋さんは、睡眠をするうえで意識したほうがいいことを2つ教えてくれました。

「人は、明日があるから眠ります。今日の疲れを引きずりながら眠るのではなく、『明日のために眠る』と意識してみてください。また睡眠は、大人になるとただ疲れをとることが目的になってしまいますが、本来は成長するためのものです。『成長のために眠る』と意識することもおすすめです。次の日の朝、新しい一日のスタートを爽やかに迎えることができますよ」


仕事で良い結果を出すために、睡眠は削るものと考えがち。しかしそうではなく、「明日のため」「成長のため」にこそ睡眠が必要なのですね。さぁ、皆さんも明日からスッキリ朝を迎えることができるように、今回紹介した方法を実践してみてはいかがでしょうか。

(参考サイト)
快眠セラピスト/睡眠環境プランナー*三橋美穂の睡眠情報サイト スリーピース・カフェ

識者プロフィール


三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト、睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。睡眠を多角的にとらえた実践的で分かりやすいアドバイスが、テレビや雑誌などで人気。『快眠セラピー』(KKロングセラーズ)をはじめとする多数の著書のほか、快適な眠りと目覚めを誘導するイメージ法のCD『快眠メディテーション』(デラ)も好評。豊かな眠りが世界中に満ちあふれることを願いながら、日々活動中。


※この記事は2015/01/07にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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