仕事の選択に悩んでいる人必見! 人生にヒントを与えてくれる映画5本

「人生は選択の連続である」とシェイクスピアも言っている通り、仕事をしていると幾度となく「選択」を迫られる局面に出合います。

仕事の選択に悩んでいる人必見! 人生にヒントを与えてくれる映画5本

「人生は選択の連続である」とシェイクスピアも言っている通り、仕事をしていると幾度となく「選択」を迫られる局面に出合います。

そんなとき、どのような「選択」が適切なのか悩むこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、悩めるあなたに人生のヒントを与えてくれる映画5本を紹介します。

大事な人生の選択はお金だけが決め手じゃない


マネーボール』(2011年/アメリカ/ベネット・ミラー監督/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

(c) Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.



◎あらすじ

メジャーリーグ所属の弱小チーム「オークランド・アスレチックス」。球団運営の予算が乏しいこのチームのGM(ゼネラルマネージャー)を務めるビリー・ビーンが、「マネーボール理論」を使ってチームを強豪へと育て上げるまでの軌跡を追ったサクセス・ストーリー。

◎おすすめポイント

主人公のビリー・ビーンは、確率や統計といった独自の理論にのっとり、数字だけで全ての物事を判断する人。そんな彼が仕事ぶりを評価され、他球団から史上最高額の年俸でオファーを受けます。しかし、誰もがうらやむ条件にもかかわらず、そのオファーを断る彼。それは、若いころお金を理由に人生の選択を下してしまい、キャリアを棒に振るという苦い経験をしていたから。彼は、自分の人生の選択をするときは「お金」では決めないと、固く誓っていたのです。

彼の選択の基準は、最終的に自分が楽しめる仕事かどうかということ。そう、答えはとてもシンプルなものなのです。

自分らしく、働いていますか?


恋とニュースのつくり方』(2010年/アメリカ/ロジャー・ミッシェル監督/NBCユニバーサル・エンターテイメント/Blu-ray:2,381円+税)

(c) 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.TM, (C) & Copyright (C) 2012 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.



◎あらすじ

仕事をクビになったキャリアウーマンのベッキーは、苦労のすえ、弱小TV局の低視聴率番組のプロデューサー職に就きます。しかしどんなに頑張っても視聴率は上がらない。そんなとき、番組の打ち切りを宣告され……。

◎おすすめポイント

主人公のベッキーは、低視聴率番組を人気番組へと押し上げた実績が評価され、大手TV局にヘッドハンティングされます。大企業で働くことは昔からベッキーの夢でした。しかしここで彼女は、「大手で働いたところでいまのように私らしく働けるのだろうか?」と疑問を抱きます。そして彼女が最終的に決断したのは、小さな会社でも自分らしく働くことでした。

大手で働きたいという理由で、転職を考える方もいるかもしれません。しかし、少し立ち止まってみてください。自分が働く意味を考えたとき、基準にすべきなのは「会社の大きさ」ではなく、「自分らしさ」なのかもしれません。

困難な道があなたを変えるかもしれない


42/世界を変えた男』(2013年/アメリカ/ブライアン・ヘルゲランド監督/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント)

(c) 2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED



◎あらすじ

1947年、アフリカ系アメリカ人として初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン。しかし、人種差別が当然のように行われていたこの時代、彼を待ち受けていたのは、チームメイトや観客からの非難の声でした。

◎おすすめポイント

安易な道か、困難な道か。二つの道が目の前にあるとき、多くの方はリスクを回避するために前者を選ぶのではないでしょうか。しかし、主人公であるジャッキー・ロビンソンは後者の道を選びます。なぜ彼はあえていばらの道を選んだのでしょうか?
当時のアメリカでは、黒人差別が当たり前のように行われていました。そこで彼は自分が活躍することが「黒人差別の撤廃につながる」と思い、公平な社会づくりに一役買いたいという強い意志で、自ら飛び込んでいったのです。

ときに困難な道を選ぶことで、まわりの人々の心や考え、そして自分自身も大きく変わることができるのではないでしょうか。

好きなことを極めれば人生はきっと、うまくいく


きっと、うまくいく』(2009年/インド/ラージクマール・ヒラニ監督/ハピネット)

(c)Vidhu Vinod Chopra Production 2009.All rights reserved



◎あらすじ

未来のエリートが集う大学へ入学したファルハーンとラージューは、型破りな行動で知られるランチョーと出会います。自由な思想を持つ彼と触れ合うなかで、二人は将来の夢について模索するのでした。

◎おすすめポイント

多くの人が成功を夢見ていますが、どのような選択をすれば「成功」につながっていくのでしょうか。

本作の舞台となるのは、インドの超難関理系大学。生徒は大学で「競争に勝って大企業で働くことが成功者だ」と教えられるのですが、ランチョーは異議を唱えます。彼は成績でトップに立つことにも、大企業で働くことにも興味はありません。そんなランチョーは「成功」についてこう語ります。「好きなことを突き詰めることが幸せであり、成功は後からついてくる」と。

自分の夢や進路、仕事についての選択は、自分のことをよく知り、理解し、自分の心に素直になることで見えてくるものかもしれません。そこから、ランチョーの言うように、自然と「成功」が見えてくることでしょう。

真実が分かるまで、まわりの人の意見に左右されない


十二人の怒れる男』(1957年/アメリカ/シドニー・ルメット監督/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)

(c) Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.



◎あらすじ

18歳の少年による父親殺害事件の裁判が開廷。12人の陪審員中、11人は「死刑」だと主張するのですが、第8号陪審員だけは「無罪」だと訴えます。話し合いを進めるなかで、やがて真実が明かされるのでした。

◎おすすめポイント

大多数がNOというなかで、自分の意見を貫くべきか、多数の意見に自分を合わせるべきか、悩んだ経験があるという方も多いのではないでしょうか? そんなときは、迷わずこの作品を見てください。

一人だけ「無罪」を主張した第8号陪審員。なぜ彼が反対意見に屈せず自分の主張に自信を持てたかというと、彼には“真実こそが正義”という信念があったからです。強い信念があれば、どんな決断だったとしても、怖くはありません。

この決断が正しいのか? それとも間違っているのか? と悩んだとき、自分のなかの正義と信念に従って答えを導きだしてみてはいかがでしょうか。

まとめ


いかがでしたか? 今回紹介した5作品の主人公たちは、それぞれの選択を下しています。共通している点は、「最後に自分が後悔しない選択をする」ということ。

ひとつの選択が後の自分に大きな影響を与えるからこそ、何かを決めるときに私たちは悩みます。しかし、自分の中に「信念」があれば、おのずと答えを導きだせるのではないでしょうか。ぜひあなたも“人生にヒントをくれる映画”を参考に、自分にとってベストな選択とは何かを考えてみてください。


※この記事は2016/06/08にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

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