10人に1人は子どものころに夢見た仕事に就いている? 20代の「将来の夢」大調査!

皆さんは子どものころ、どんな「将来の夢」を持っていたでしょうか? 男の子なら野球選手にサッカー選手、女の子ならケーキ屋さんにお花屋さん…「大人になったわたしは、きっとこんな仕事をしている!」という想像を膨らませていたと思います。

10人に1人は子どものころに夢見た仕事に就いている? 20代の「将来の夢」大調査!

皆さんは子どものころ、どんな「将来の夢」を持っていたでしょうか? 男の子なら野球選手にサッカー選手、女の子ならケーキ屋さんにお花屋さん…「大人になったわたしは、きっとこんな仕事をしている!」という想像を膨らませていたと思います。

今回のキャリアコンパスでは、20代の「子どものころの夢」を大調査。みんなどんな職業に憧れを抱き、果たしてその仕事への就職をかなえた人はどれくらいいるのでしょうか? さらに、大人になった今描いている「将来の夢」も聞いてみました。

子どものころに憧れた仕事、男性「プロスポーツ選手」女性「保育士・先生」


いま20代の皆さんは、子どものころにどんな夢を思い描いていたのでしょうか? 男女別の結果は以下の通りとなりました。


男性ではプロ野球選手、サッカー選手を挙げた方が非常に多く、「プロスポーツ選手」が2位を大きく引き離して堂々1位。また、子どもから見ると困っている人を助けるスーパーマン的なイメージを喚起させる消防士や警察官も上位にランクインしました。当時はまるでヒーローのように映った職業だったのではないでしょうか。車掌や宇宙飛行士など、男の子が大好きな乗り物や宇宙への興味から抱いたであろう職業も目立ちます。

一方、女性は「保育士・先生」が1位、看護師が2位。子どこのころ、家族以外でもっとも身近に接していた大人を見て「将来はあんなふうになりたいな」という夢を抱いていたのかもしれませんね。女の子憧れの職業としてのイメージが強い「ケーキ屋さん」「ピアニスト」「お花屋さん」「CA(キャビン・アテンダント)」もやっぱりランクイン。女の子らしい華やかな職業が目立つ印象となりました。

では大人になった今、子どものころに憧れた職業に就いている人はどれくらいいるのでしょう。


大多数の方が、子どものころに思い描いていた夢とは違った人生を歩んでいるようです。もちろん、今の仕事や生き方に満足していればそれ以上のことはありません。

年を重ねるにつれてぼんやりと描いていた夢がしっかり輪郭を描くようになり、本当に自分がやりたいことや適性が明確になってくるもの。高校を卒業したタイミング、就職活動中など、ターニングポイントとなる時に新たな進路へ向かう決断をした人も少なくはないでしょう。

そんな中で憧れの職業に「就いた」方は全体のうち6%、「もうすぐ就けそう」という方は4%ほど。夢に手が届きそうな方、ぜひかなえてくださいね!

憧れの仕事に就いたけど…ギャップを感じている人が8割!


ここからは、憧れの職業に就いた方にスポットを当ててみましょう。子どものころに思い描いた通りの仕事ができているのでしょうか?「子どものころの夢と現在に、ギャップはありますか?」と質問してみました。


夢はかなえたものの、ギャップが「ある」と答えた方が80%もいました。ではその方たちはどこにギャップを感じているのでしょうか?


・仕事内容というよりも、子どものころには想像していなかった社会の厳しさに驚いた!(女性/29歳/不動産・住宅設備)

・子どものころはもっと簡単で華やかな仕事のように見えていましたが、いざ仕事としてやってみると難しいことばかり…(女性/29歳/教育・医療サービス・宗教)

・顧客との関係で悩むことは予想外だった(男性/22歳/流通・小売業)

・現在、看護師をしています。いざ自分がなってみたら、優しい看護師ばかりでないことが小さいころに比べるとギャップに感じた(女性/25歳/教育・医療サービス・宗教)

・現実的な話、収入面に不満(女性/27歳/教育・医療サービス・宗教)

・結婚がなかなかできない…小さい時は、結婚の機会が仕事に影響されるとは思わなかった(女性/25歳/教育・医療サービス・宗教)

・ひたすらかっこいいイメージを描いていたけれど、いざなってみたら地味(男性/26歳/公務員)



業務の内容やボリュームに見合った給料なのか、私生活と仕事の時間のバランスは取れるのか…。かっこいいから、憧れているからと抽象的に想像していた夢からは、現実的なことは想像しにくいもの。さらに仕事で関わる同僚や顧客との複雑な人間関係は、大人ならではの悩みといえそうです。

せっかく夢だったあの仕事に就くことができたのに、一筋縄ではいかないさまざまな要因が重なってしまい、描いていたきらびやかな自分像とのギャップに深く悩んでいる人は多いのかもしれませんね。そんな方は、子どものころの自分がなぜその仕事に就きたかったのかを考え、それを実現することを目指せば、意外にこれからの新たなキャリアプランが見えてくるかも!

これからのキャリア、こんな夢をかなえたい!


先ほどのアンケート結果では、憧れの仕事には就けなかった方もたくさんいましたが、大人になった今だって夢を見るのは自由。これから先、ビジネスパーソンとしてのキャリアを歩んでいく20代は、どんな将来を思い描いているのでしょうか。回答の中から気になるものをピックアップしてご紹介します。

20代がかなえたい将来の夢…一番多かったのは“普通”の幸せ!?

回答のうち、もっとも目立ったのが「普通の幸せな生活を送りたい」という夢でした。


・一般的で普通な生活を当たり前のように送ること(女性/22歳/教育・医療サービス・宗教)

・幸せな家庭をつくること(男性/28歳/公務員)

・お金に余裕のある、普通の生活を送ること。家族がみんな健康で過ごせること(女性/29歳/金融・保険)

・安定した生活を送り、家族を持って幸せになる(男性/23歳/エネルギー・素材・産業機械)



男女ともに幸せな生活の実現や、幸せな家庭を持ちたいという回答が多く集まりました。それに加えて「普通」「安定」「平和」「現状維持」といったキーワードが多く見られたことは、今の20代の特徴かもしれません。近年の若い方には安定志向の傾向があるともいわれますが、それが今回の結果にも表れているようです。

子どものころよりも、夢は大きく貪欲に?

中にはこんな壮大で自由な回答も!


・海外で悠々自適に暮らす(男性/27歳/流通・小売業)

・億万長者(女性/29歳/情報・通信)

・宝くじを当ててアーリーリタイア(女性/28歳/薬品・医療用品)

・社長(男性/28歳/自動車・輸送機器)



いきなり海外で暮らすのは難しくても、まずは海外で働いてみるという選択肢はありかもしれませんね。キャリアコンパスの「海外のビジネスパーソンの働き方は? ヨーロッパのワーク&ライフスタイルを探る記事5選」の記事では、日本とは異なるヨーロッパの仕事や暮らしをご紹介しています。もしかしたら自分にピッタリな国が見つかるかも?

夢で終わらせない、次のキャリアプラン!

今の仕事から一歩上へのキャリアアップや、新しい分野にチャレンジしたいという思いを抱いている方もたくさんいました。


・フォトグラファーとして独立し、自分のスタジオを設立して自由に暮らす(男性/29歳/情報・通信)

・アパレル関係の自分のお店を持ちたい(女性/29歳/ファッション・アクセサリー)

・障がいや福祉に携わり、少しでも多くの方が暮らしやすい環境を整えていく(男性/28歳/教育・医療サービス・宗教)

・後継者不足の事業や資金不足の事業に無償援助(男性/29歳/官公庁・団体)

・起業して、自分の責任でビジネスをすること(男性/27歳/エネルギー・素材・産業機械)



自分の趣味や好きなことを仕事にしたい人、起業や社会を変えていくことにチャレンジしたい人。せっかく抱いた夢であれば、実現するために必要なスキルや具体的なプランについて、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか? 例えば憧れの仕事に関連したスキルを磨き資格を取るのも、自分が歩みたいキャリアをかなえる近道になるかもしれません。

まとめ


ギャップに悩みながらも憧れの職業で頑張る人、子どものころの夢とは異なる道を選んだ人。今のキャリアが思い通りのものではなくても、20代の皆さんが持っている可能性は無限大です。抱いている夢をかなえるためにも、また、新たな夢を育てていくためにも、いろいろなことに挑戦してみてくださいね。

さらにもっとキャリアコンパス世代の声を届けるべく、街に出て「あなたの子どものころの夢はなんですか?」と20代の方に聞いてみました! 続きは下をスクロール!

(文・編集:東京通信社)


<調査概要>
【対象者】20歳~29歳のホワイトカラー系職種の男女
【回答人数】310名
【雇用形態】有職者(個人事業主、自営業、パート・アルバイト、学生、主婦、無職は除く)
【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
【調査期間】2017年10月20日~2017年10月21日
※記事中の割合データは、複数回答・四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

 


※この記事は2018/01/04にキャリアコンパスに掲載された記事を転載しています

page top